
午前中に少しだけ歩こうということになり、アパートからコルティーナの町の西外れにあるラチェデール地区 Lacedel まで坂道を歩いて登りました。写真はコルティーナ市街の北部を見下ろしていて、その背後に聳えている山はポマガニョン(左)とクリスタッロ(右)です。

写真のレストラン「シャレー・トファーネ Chalet Tofane」の裏手にあるチェアリフト「ソクレペス Socrepes」の乗場へ。我が家は30分程かけて歩いて来ましたが、近くの停留所「ソクレペス」まで無料の市内バスを利用することもできます。

チェアリフト「ソクレペス」に乗り込みました。「ドロミーティ・スーパーサマー・カード」の適用対象リストには「ロンカート Roncato」と記載されていますが、実際には支柱の左に見える「ソクレペス小屋 Rifugio Socrepes」行きリフトということのようです。

レストラン「ソクレペス小屋」。近くにブランコやシーソーの置かれた子供向け広場がありましたが、他には特に目ぼしいものが無く、夏季のリフトの利用客は少なそうでした。

「ソクレペス小屋」から林道を北へ歩くと舗装道路に出て、これを登りましたが、この車道歩きが結構長くてカミさんには不評でした。遊歩道があれば良かったんですが、地図でも現地でも歩行者用の道が見当たりませんでした。写真は車道から南側を撮ったもので、中央の尖峰がクローダ・ダ・ラーゴ、その右はラストーニ・ディ・フォルミンを経てモンテ・チェルネーラ。左はベッコ・ディ・メッゾディーを挟んでペルモです。

「ソクレペス小屋」から約30分でレストラン「ピエ・トファーナ小屋 Baita Piè Tofana」に到着。

「ピエ・トファーナ小屋」の前から再びチェアリフトに乗ってドゥーカ・ダオスタ小屋 Rifugio Duca d'Aosta へ上ります。

更にポメーデス小屋 Rifugio Pomedes 行きのチェアリフトへ乗り継ぎました。

チェアリフトの両側の岩山に登っている人々がいました。

チェアリフトはトファーネ山塊の山腹に到着します。

リフトを降り立った場所には何もありませんが、南側にアヴェラウ(写真中央右寄り)、チンクエ・トッリ(中央手前)、ヌヴォラウ(中央左寄り)等の峰々を一望できました。雲が掛かっていますが写真右端がマルモラーダで、眼下に見える建物はアンジェロ・ディボーナ小屋です。

チェアリフト山上駅の少し下手にポメーデス小屋(海抜2,303m)が建っています。写真右の尖峰がクローダ・ダ・ラーゴです。

クローダ・ダ・ラーゴのズームアップ(左の尖峰)。その右隣がチーマ・アンブリッツォラで、写真右端がラストーニ・ディ・フォルミンです。

ポメーデス小屋のテラスからコルティーナ方面の眺望。中央の峰がソラピス、右がアンテラオです。

ラ・ヴァッレス小屋の方向へ山腹を登っていくハイカーもいましたが(写真右奥)、我が家にはその元気はありません。チェアリフトの北側に付けられた四輪駆動車用の砂利道を歩いてドゥーカ・ダオスタ小屋まで下ってみることにしました。

30分弱で下れたものの、この道は急坂で余り楽しくありませんでした。歩いて下るならリフトの南側の道を選ぶべきでした。

ドゥーカ・ダオスタ小屋。ここからチェアリフトで「ピエ・トファーナ小屋」前へ下りました。

「ピエ・トファーナ小屋」から林道を辿ってコル・ドゥルシエ Col Druscié へ。こちらには途中からハイカー用のショートカット道があり、そちらを登りました。

最後はやや急坂でしたが、20分程で登り着きました。コル・ドゥルシエ山頂には天文台があるため、周囲の遊歩道は「宇宙の小道 Sentiero dell'Universo」と名付けられていて、ところどころに宇宙に関する解説板が立っています。

コル・ドゥルシエの山頂レストラン。ワインバーがあり、こんなお天気の日でも結構お客さんがいました。コルティーナは山歩きをしない観光客の方が主流のような気がします。

レストランの隣に建つヘルムート・ウルリッヒ天文台 Osservatorio Astronomico Helmut Ullrich。

小雨が降り出したので、早々にゴンドラリフトでコルティーナの町へ下りました。

昼食はアパート内でラーメンを食べ(自己隔離期間用に日本から持ってきた食料が余り使われずに残っているためです)、午後はスーパー「カングーロ Kanguro」へ買出しに出掛けた程度でのんびり過ごしました。写真は「カングーロ」の前から鉄道軌道跡の橋を撮ったものです。