2021年08月31日

トファーネの山腹へ

コルティーナ・ダンペッツォ Cortina d'Ampezzo は今日も曇り。少し青空も覗きましたが、昼過ぎには小雨の降る時間帯もありました。ただ、本降りにはならないまま夕方を迎えています。

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午前中に少しだけ歩こうということになり、アパートからコルティーナの町の西外れにあるラチェデール地区 Lacedel まで坂道を歩いて登りました。写真はコルティーナ市街の北部を見下ろしていて、その背後に聳えている山はポマガニョン(左)とクリスタッロ(右)です。

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写真のレストラン「シャレー・トファーネ Chalet Tofane」の裏手にあるチェアリフト「ソクレペス Socrepes」の乗場へ。我が家は30分程かけて歩いて来ましたが、近くの停留所「ソクレペス」まで無料の市内バスを利用することもできます。

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チェアリフト「ソクレペス」に乗り込みました。「ドロミーティ・スーパーサマー・カード」の適用対象リストには「ロンカート Roncato」と記載されていますが、実際には支柱の左に見える「ソクレペス小屋 Rifugio Socrepes」行きリフトということのようです。

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レストラン「ソクレペス小屋」。近くにブランコやシーソーの置かれた子供向け広場がありましたが、他には特に目ぼしいものが無く、夏季のリフトの利用客は少なそうでした。

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「ソクレペス小屋」から林道を北へ歩くと舗装道路に出て、これを登りましたが、この車道歩きが結構長くてカミさんには不評でした。遊歩道があれば良かったんですが、地図でも現地でも歩行者用の道が見当たりませんでした。写真は車道から南側を撮ったもので、中央の尖峰がクローダ・ダ・ラーゴ、その右はラストーニ・ディ・フォルミンを経てモンテ・チェルネーラ。左はベッコ・ディ・メッゾディーを挟んでペルモです。

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「ソクレペス小屋」から約30分でレストラン「ピエ・トファーナ小屋 Baita Piè Tofana」に到着。

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「ピエ・トファーナ小屋」の前から再びチェアリフトに乗ってドゥーカ・ダオスタ小屋 Rifugio Duca d'Aosta へ上ります。

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更にポメーデス小屋 Rifugio Pomedes 行きのチェアリフトへ乗り継ぎました。

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チェアリフトの両側の岩山に登っている人々がいました。

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チェアリフトはトファーネ山塊の山腹に到着します。

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リフトを降り立った場所には何もありませんが、南側にアヴェラウ(写真中央右寄り)、チンクエ・トッリ(中央手前)、ヌヴォラウ(中央左寄り)等の峰々を一望できました。雲が掛かっていますが写真右端がマルモラーダで、眼下に見える建物はアンジェロ・ディボーナ小屋です。

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チェアリフト山上駅の少し下手にポメーデス小屋(海抜2,303m)が建っています。写真右の尖峰がクローダ・ダ・ラーゴです。

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クローダ・ダ・ラーゴのズームアップ(左の尖峰)。その右隣がチーマ・アンブリッツォラで、写真右端がラストーニ・ディ・フォルミンです。

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ポメーデス小屋のテラスからコルティーナ方面の眺望。中央の峰がソラピス、右がアンテラオです。

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ラ・ヴァッレス小屋の方向へ山腹を登っていくハイカーもいましたが(写真右奥)、我が家にはその元気はありません。チェアリフトの北側に付けられた四輪駆動車用の砂利道を歩いてドゥーカ・ダオスタ小屋まで下ってみることにしました。

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30分弱で下れたものの、この道は急坂で余り楽しくありませんでした。歩いて下るならリフトの南側の道を選ぶべきでした。

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ドゥーカ・ダオスタ小屋。ここからチェアリフトで「ピエ・トファーナ小屋」前へ下りました。

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「ピエ・トファーナ小屋」から林道を辿ってコル・ドゥルシエ Col Druscié へ。こちらには途中からハイカー用のショートカット道があり、そちらを登りました。

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最後はやや急坂でしたが、20分程で登り着きました。コル・ドゥルシエ山頂には天文台があるため、周囲の遊歩道は「宇宙の小道 Sentiero dell'Universo」と名付けられていて、ところどころに宇宙に関する解説板が立っています。

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コル・ドゥルシエの山頂レストラン。ワインバーがあり、こんなお天気の日でも結構お客さんがいました。コルティーナは山歩きをしない観光客の方が主流のような気がします。

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レストランの隣に建つヘルムート・ウルリッヒ天文台 Osservatorio Astronomico Helmut Ullrich。

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小雨が降り出したので、早々にゴンドラリフトでコルティーナの町へ下りました。

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昼食はアパート内でラーメンを食べ(自己隔離期間用に日本から持ってきた食料が余り使われずに残っているためです)、午後はスーパー「カングーロ Kanguro」へ買出しに出掛けた程度でのんびり過ごしました。写真は「カングーロ」の前から鉄道軌道跡の橋を撮ったものです。

2021年08月30日

ドロミュー・トレイルを歩く

コルティーナ・ダンペッツォ Cortina d'Ampezzo での滞在初日は曇り時々晴れのお天気でした。雨の心配は無かったものの、予報よりも雲が多い印象でした。

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先ずは、滞在中の貸アパートから最も近いロープウェイ「ファローリア Faloria」に乗ってみることにしました。15分毎に運行されているとはいえ、乗客は我が家を含めて僅か数名で、意外に少ない感じです。

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ロープウェイは中間駅のマンドレス Mandres で向かいのゴンドラに乗り換えるよう指示されます。上部と下部のケーブルが繋がっているのに半分しか動かさないのは、山麓駅・山上駅の乗降口を片方だけに固定したいからでしょうか…?

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岩壁の上に建つファローリア小屋 Rifugio Faloria(海抜2,123m)に到着。途中で岩壁の隙間に座っているカモーシ(ゲムゼ/シャモワ)を見掛けました。

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ファローリア小屋の前から見上げるトンディ小屋 Capanna Tondi。こちらへ登っていくハイカーが大半で、我が家も当初はそのつもりでしたが、ロープウェイ駅に置いてあったリーフレットに「ドロミュー・パノラミック・トレイル Dolomieu Panoramic Trail」というハイキングコースが書かれていて、気が変わりました。

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ファローリア小屋から見下ろすコルティーナの町と、その背後のトファーネ山塊。

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「ドロミュー・パノラミック・トレイル」は、岩壁の上に沿って北へ下って行く212番のハイキングコースです。

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随所に展望所やベンチがありました。

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遊歩道の左手(西側)は鋭く切れ落ちています。

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行く手の北側にはクリスタッロ山塊が望め、その右奥にトレ・チーメ(ドライ・ツィンネン)も見えています。

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トレ・チーメのズームアップ。手前の山麓にアウロンツォ小屋が見えます。

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コースは次第に樹林帯の中へ入っていきます。

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道が幅広の林道に合流すると、間もなくレストラン「リーオ・ジェーレ Rio Gere」が建つ幹線道路に出ました。ファローリア小屋から1時間半でした。レストランの隣からチェアリフト「ソン・フォルカ Son Forca」がクリスタッロ山塊へ上っています。

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カミさんが「チェアリフトの山上駅でランチにしよう」と言うので乗り込みました。「ドロミーティ・スーパーサマー・カード」があるからこそできる行程です。

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チェアリフト山上駅の近くに建つソン・フォルカ小屋 Rifugio Son Forca(海抜2,235m)。小屋から少し離れたベンチに座り、持参した手作りサンドウィッチを食べました。気温は低かったですが今日は風が弱く、タイミング良く陽も差してくれたのでラッキーでした。

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ソン・フォルカ小屋前から南西方向の眺望。写真左端の高峰がペルモで、中央奥がモンテ・チヴェッタ、右の尖峰はクローダ・ダ・ラーゴです。

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東側の眺望。写真左奥がトファーネ山塊で、中央手前はポマガニョン連峰、右奥はファーネス山塊の峰々です。

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ソン・フォルカ小屋の少し下手から、5年前に運行が停止された立ち乗りゴンドラリフトの遺構を眺めました。グイード・ロレンツィ小屋へ上ってみたかったですねぇ…。

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再びチェアリフトに乗り込んで「リーオ・ジェーレ」へ下ります。正面の山がソラピスで、右のペルモ山の手前が午前中に歩いた「ドロミュー・パノラミック・トレイル」です。

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チェアリフトの山麓駅には、ロレンツィ小屋行き立ち乗りゴンドラリフトの運行終了を告知するポスターが掲げられていました。未だに古いガイドブックを見てやって来る観光客が多いのかも知れません。

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「リーオ・ジェーレ」にはバス停があるものの、夕方まで便がありません。幹線道路に沿った遊歩道(209番のハイキングコース)でコルティーナ方面へ下りました。

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途中の分岐で206番のコースに入り、先程見下ろした岩壁を下から見上げながらロープウェイのマンドレス中間駅へ向かうつもりでしたが、谷川の橋が流されていて渡れず断念。209番のコースに戻り、車道で谷川の左岸へ渡った先にあるシン湖 Lago Scin(写真)から再びマンドレス中間駅を目指しましたが、今度は林道(兼マウンテンバイクコース)に迷い込んでマンドレス中間駅のかなり下手に出てしまいました。

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そのまま下ってペコール地区 Pecol からコルティーナまで歩いて下りましたけど、別荘の多いペコール地区は大きく蛇行して下る車道しかハイカーも歩けず、近くに見えるコルティーナの中心街まで意外に時間がかかりました。

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「リーオ・ジェーレ」から約2時間かかってコルティーナへ帰着しました。中心街に建つ「聖使徒フィリッポ・ジャコーモ」教区教会 Chiesa Parrocchiale dei Santi Filippo e Giacomo Apostoli へ立ち寄りました。

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教区教会の内部。

2021年08月29日

クラウスベルクを歩く

1週間お世話になったザント・イン・タウフェルス Sand in Taufers(カンポ・トゥーレス Campo Tures)村のアパートを片付け、ホテルのレセプションまで出向いてチェックアウト手続き。ここのホテルの対応は最後まで好感が持てました。荷物をホテルで預かっていただき、午後の移動までの間にハイキングを楽しむことにします。

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バスでアールン(アウリーナ)谷 Ahrntal / Valle Aurina のシュタインハウス Steinhaus(カディピエトラ Cadipietra)村へ行き、クラウスベルク Klausberg 行きゴンドラリフトの往復切符(1人21ユーロ)を買って乗り込みました。写真はゴンドラから見下ろす山麓駅(写真右下)です。

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今日もオーストリア(チロル州)方面が雨の予報で、そこに近いアールン谷はどんよりした曇り空。眺望が期待できないのに切符を買ってまでリフトに乗るの?とカミさんは余り乗り気ではありません。

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ゴンドラリフトの山上駅には「クラウジ Klausi」という恐竜のマスコットが置かれていました。中央のハッシュタグは、アールン谷周辺の観光スポット8ヶ所に設置されているアルファベット文字のモニュメントのひとつで、同様のものはザンクト・ヨハン(サン・ジョヴァンニ)村の教区教会前やライン(リーヴァ)村にもありました。

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山上駅の近くに建つレストラン「モアールエック・アルム Moaregg Alm」(写真中央)の前から33番のハイキングコースに入り、クラウス(キュゼッタ)湖 Klaussee / Lago Chiusetta を目指して南へ登ります。北側にはアールン谷越しにオーストリア国境に並ぶツィラーターラー・アルペンの峰々を何とか眺めることができました。写真中央はカイルバッハシュピッツェ(プンタ・ディ・コニオ)の前衛峰ホーエ・ヴァントで、その左奥がグローサー・レフラー(モンテ・ロヴェッロ)、右がクファレンシュピッツェ、右端がシュパイカー(チーマ・ディ・クローダ・ロッサ)。標高の高い部分には雪が降ったようで、うっすらと雪化粧しています。

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レストラン「シュペック&シュナップスアルム Speck-und Schnapsalm」を通過。クラウスベルクには多くのレストランが点在していて、これで皆さん共倒れせずに経営が成り立つのかと心配になるくらいです。

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レストラン「バウシャフトアルム Bauschaftalm」。クラウス湖があるのは正面の岩山の山裾ですが、ここから東の尾根へ寄り道することにしました。

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やや荒れた急坂の道(「7A」のコース)を登り、尾根上の展望台ブライト・ラスト Breite Rast(海抜2,098m)に到着。ゴンドラリフト山上駅からここまで1時間余りでした。写真の正面はアールン谷奥方向ですが、雲が多くてハッキリしません。

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ブライト・ラストから南東方向(写真中央奥)に望むドゥルエック(チーマ・ドゥーラ)。右手前の峰はザッテルノックです。

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ブライト・ラストからは「33B」のコースで、ザッテルノックの西山腹をトラバースしながら南へ緩やかに登り、クラウス湖へ向かいます。次第に青空が見えてきました。

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ブライト・ラストから約30分でクラウス湖(海抜2,162m)を眺められる小山に到着。ベンチに座り、持参した手作りサンドウィッチを食べました。ちょうど陽が差してきて暖かく、気分良く休憩できました。写真左上の頂がラウフコーフェル(モンテ・フーモ)です。

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昼食を摂った小山から南東方向の眺め。写真中央の頂がクラウスノック(チーマ・キュゼッタ)です。

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クラウス湖畔にも立ち寄りましたが、オーストリア国境方面から雨雲が流れてきて、再び曇ってしまいました。

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帰路は車道をゆっくり下るつもりでしたが、途中から雨が降り出したため、33番の道でゴンドラリフト駅へ急ぐことにしました。写真のレストラン「バッハマイール Bachmair」を経由して「バウシャフトアルム」へ下り、その先は往路と同じ道を戻りました。

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山上駅近くまで下る頃には再び青空が広がってきました。近くの斜面には台車に乗って滑るコースター「クラウスベルク・フリッツァー Klausberg Flitzer」が設置されていて、家族連れが楽しんでいました。

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ゴンドラリフト山上駅に隣接して建つレストラン「クリスタル・アルム Kristall Alm」。クラウス湖から1時間弱で戻れました。写真左はジップラインのスタート地点です。幾つかのアトラクションを纏めて楽しめるセット切符が販売されています。

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ゴンドラリフトに乗り込んでシュタインハウス村へ下りました。

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ちょうどバスが通過してしまった後だったので、シュタインハウス村の教会を観に行きました。バス停の隣に建つ鉱山博物館(写真中央)の裏手にあります。

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「ロレートの聖母」教会 Kirche Unsere Liebe Frau von Loreto / Chiesa di Santa Maria di Loreto。

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「ロレートの聖母」教会の内部。

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その隣には真新しいマリーア・ヒルフ教区教会 Pfarrkirche Maria Hilf が建っていました。

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マリーア・ヒルフ教区教会の内部。モダンな内装で、主祭壇の大きな木彫磔刑像が印象的でした。

バスでザント村へ戻ってホテルから荷物を引き取り、30分後の次のバスでブルネック Bruneck(ブルーニコ Brunico)北駅へ。電車をトブラッハ Toblach(ドッビアーコ Dobbiaco)駅で降り、バスに乗り換えて今日から滞在するコルティーナ・ダンペッツォ Cortina d'Ampezzo に到着しました。
ここまでは順調だったんですが、予約した貸アパートの建物がどうしても見つからず、オーナーと電話で連絡を取って辿り着くまでに何と1時間半も費やしてしまいました。Airbnb の地図に書かれていたアパートの位置が実際とかなりズレていたことが原因でした。オーナーの息子さんがバスターミナルまで迎えに来てくれたらしいのですが、何故か会えず。オーナーは別の場所に住んでいるようで、電話を繋いだまま道を教えてもらい、玄関脇の鍵箱の開け方を教えてもらって、ようやく入室できました(どうやら息子さんは諦めて帰ってしまった模様)。疲れました。

posted by おーと at 08:40| Comment(11) | ブルネック(イタリア)