2022年07月31日

ウンターアルプ谷の入口散策

今日は2週間滞在したアンデルマット村 Andermatt から次の滞在地シュピーツ Spiez への移動日です。

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アンデルマットの貸アパートは10時からの清掃の前に鍵を返却しろとの指示で、シュピーツの貸アパートは15時以降しか入室できないため、何処かで時間を潰す必要があります。アンデルマット駅には大型のロッカーがあり、スーツケース2個とキャリーバッグ1個を一度に入れることができました。料金は12フランで、クレジットカードで決済できて便利でした。

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アンデルマット駅の隣にゴンドラリフト「ギュッチ・エクスプレス Gütsch-Express」の乗場があります。これを利用してギュッチの尾根(シュテックリの頂)に登ろうと考えていましたが、今朝は曇り空で氷河を抱いた峰々の眺望を期待できそうになく、リフト代を支払う価値が無いと考えて取り止めました。

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代わりにアンデルマット村の周辺を散策することにしました。先ずは村の中心部の上手に建つ「救済の聖母礼拝堂 Mariahilfkapelle」へ。

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「救済の聖母礼拝堂」の内部。村を雪崩の危険から守って欲しいという願いを込めて建てられたようです。

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北側にウンターアルプロイス川の谷を隔ててギュッチの尾根が眺められました。

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ウンターアルプ Unteralp の谷奥へ向かう道に入りました。小さな滝の下を越えていきます。

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ウンターアルプロイス川の対岸にロール Rohr の牧畜農家が近づいてきました。

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ロールの牧畜農家の手前が園地になっていました。橋を渡って牧畜農家の前へ。

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ここから戻るのでは早く着き過ぎるので、右岸の農道を辿って谷奥へもう少し歩いてみます。

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ウンターアルプの谷奥方面のズームアップ。以前にゴッタルド峠からジュービン山を経由してこの長い谷の道を延々と下ったなぁ…と感慨に耽りました。

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ムール Mur の牧畜小屋の先にある橋で再び左岸へ渡ります。

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左岸の遊歩道を歩いて帰路につきます。

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ロールの牧畜農家前の橋を再び渡り、そこからは右岸の舗装道路を歩きました。

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オーバーアルプ峠へ上って行く氷河急行を右手に眺めます。

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ヴィーラー地区 Wiler のザンクト・ヴェンデル礼拝堂 St. Wendel の前を通ってアンデルマット村へ戻りました。

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ロッカーの荷物を引き取ってフィスプ Visp 行きの電車に乗り込みます。今年はスイスのボーイ・ガール・スカウト運動が14年に一度の全国合同キャンプをゴムス谷のウルリッヒェン村で挙行していて、ウルリッヒェン駅は大変な賑わいでした。3万人のスカウトが集結しているそうで、オーバーゲステルン村からゲッシネン村までの約3qにわたってテントが建ち並び、壮観でした。ウルリッヒェン駅を過ぎてようやく電車内の混雑が収まったので、車窓の景色を楽しみながらサンドウィッチを食べました。
ブリーク駅 Brig でスイス国鉄の電車に乗り換えてシュピーツへ向かいましたが、こちらもフィスプ駅から多くの乗客が乗り込んできて2等車は満席になりました。夏休みシーズンのピークという感じです。

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2022年07月30日

サッソ・サン・ゴッタルド博物館

今日は昼過ぎから雨の予報なので、ハイキングはお休みにしてゴッタルド峠 Gotthardpass / Passo del San Gottardo の地下軍事要塞跡を利用した博物館「サッソ・サン・ゴッタルド Sasso San Gottardo」を観に行きました。

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アンデルマット駅 Andermatt から9時10分発のアイローロ Airolo 行きポストバスでゴッタルド峠に到着。今日のバスは空いていて、峠で降りたのは我が家だけでした。博物館は10時開館なので、時間調整のため、バス停から少し南へ下って礼拝堂を観に行きました。

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「死者達の礼拝堂 Cappella dei Morti」。ゴッタルド峠で命を落とした多くの旅人を悼んで建てられたとされています。

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「死者達の礼拝堂」の内部。

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旧街道を北へ歩いて博物館へ向かいます。写真は途中に建っているファティマの聖母像。

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「サッソ・サン・ゴッタルド」博物館の入口。左の切符売場で入場料を払います。少々お高くて、1人25フランです(展示エリアだけなら1人20フランですが、ここで要塞跡を観ない人はいないでしょう)。

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山の中に掘られた通路を進んでいくと、大きな広間に出ました。この地下要塞は第二次世界大戦中に「レデュイ Réduit」と呼ばれるスイスの軍事戦略(有事にはアルプス山中に籠って国家を防衛する)に基づいて建造されたものですが、それを大きな絵画パネルと音楽で表現していました。

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ゴッタルド峠を訪れた詩人ゲーテに関する展示室。

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2008年にゲッシェナーアルプ近くのプランケンシュトック山で発掘された、1.5トンの巨大水晶を展示した部屋。発見者の動画も上映されていました。

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大型発電機が設置された部屋。説明書きによれば、外部電源が途絶えても7ヶ月間分の電力を賄う能力があったそうです。

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展示エリアの最後にカフェ兼売店があり、ここで要塞跡への入場時刻(原則として30分毎)を待ちます。

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要塞跡へは、先ず数百メートルの暗くて長い通路を歩いて行きます。

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その先で「メトロ Metro」という立ち乗りケーブルカーに乗り込み、上ります。車両は15人乗りで、帰路もこれに乗らなければ戻れません。

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兵士の居住スペース。大部屋にベッドとロッカー、隣にトイレと洗面所、銃の置き場、食堂等がありました。

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士官の部屋。食堂も兵士とは別になっていました。

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冷戦時代を解説した展示室。

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第二次世界大戦中にスイス軍を指揮したアンリ・ギザン将軍に関する展示室。

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大砲。かつての砲撃演習の様子がビデオで放映されていました。

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長い大砲もありました。

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展望デッキがありました。地下要塞跡の内部は凄く寒かったので、外へ出ると暖かく感じました。

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先程見た大砲の先が岩壁から突き出ています。

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展望デッキからの眺め。南を向いていて、設置してあった山名の解説板によれば、中央奥がバゾーディノ方面らしいです。

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バス停へ戻り、隣の小山の上に建っているスヴォーロフ元帥の銅像を近くで見ました。フランス革命戦争当時、このロシアの将軍はゴッタルド峠とシェレネン峡谷(悪魔の橋)を通ってスイスへ入りました。

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小山から見下ろすバス停付近。ポストバスに乗って13時過ぎにアンデルマット村へ戻りましたが、買物してアパートへ戻ると同時に雷雨がやって来ました。その後も雨が降り続いています。

posted by おーと at 01:48| Comment(2) | アンデルマット(スイス)

2022年07月29日

フォルアルプ小屋へ

アンデルマット村 Andermatt に青空が戻ってきました。
ゲッシェネン駅 Göschenen から再びゲッシェナーアルプ Göscheneralp 行きのバスに乗り、途中の「フォルアルプ入口 Abzweigung Voralp」停留所で下車。今日もバスは8割程度の乗車率でした。

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フォルアルプの谷を遡る道に入ります。初めは針葉樹林帯をジグザグに登りますが、傾斜が緩やかで大変綺麗に整備された道でした。

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樹林帯を抜けると、左手にザントバルムの岩壁を眺めながら、フォルアルプロイス川の左岸に沿って登って行きます。

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谷奥に早くもフラッヘンシュタイン氷河が見えてきました。

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フラッヘンシュタイン氷河のズームアップ。山頂部分が雲に隠れていますが、スーステンホルンの東山腹です。

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右手の岩山にサルビット橋 Salbitbrücke が架かっています。

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サルビット橋のズームアップ。誰か渡っていないかな〜と双眼鏡で覗きましたが、誰もいませんでした。

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十字架を通過。

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河岸に草原が広がってきます。

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ホーレンフェリ Horenfelli の牧畜農家を通過。右奥の尖峰がサルビットシーイェンです。

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サルビットシーイェンのズームアップ。

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左手のホーレンフェリシュトックから流れ下る急流が滝のようです。

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谷奥の右斜面に目的地のフォルアルプ小屋 Voralphütte が見えてきました。

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牛達が道を塞いでいて、迂回しないと通れません。

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右手の斜面を急流が滝になって流れ下っています。

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ウメバチソウの花を撮ってみました。

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フォルアルプ小屋が近づいてきましたが、氷河は遠くからの方がよく見えた感じです。

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フォルアルプ小屋(海抜2,126m)に到着。バス停から2時間20分かかりました。

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フォルアルプ小屋のテラス席の直下にあったベンチに座り、フォルアルプホルンを正面に眺めながら持参したサンドウィッチを食べました。

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谷奥のスーステンヨッホ方面。スーステンホルンの頂上は結局姿を見せてくれませんでした。

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帰路は来た道を戻ります。フォルアルプ小屋前の案内標識にはバス停まで1時間45分とありましたが、14時台のバスまでちょうどその時間しかなく、往路の所要時間を考えると間に合わないと思いました。でも歩きやすい道だったので快適にずんずん下ることができました。

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1時間40分でバス停に到着し、14時台のバスに間に合いました。早めに帰れて良かったです。
アンデルマット村では18時過ぎから激しい雷雨になりました。

posted by おーと at 04:42| Comment(4) | アンデルマット(スイス)