目指すのは、アパートのバルコニーからもよく見える、チャンピノイ Ciampinoi の山頂です。
セルヴァ村 Selva Val Gardena からゴンドラリフトが通じている山ですが、自己隔離中の我が家は乗れませんので、全行程徒歩です。

セルヴァ村の郵便局の裏手から27番のハイキングコースで登りました。写真は登り始めたところから見下ろしたセルヴァ村。手前がニヴェス広場 Piazza Nives で、背後の岩山はステヴィアです。

途中でゴンドラリフトのケーブル下を潜ります。

大半は四輪車が通れる幅の道で歩きやすかったですが、山頂直下は急坂で疲れました。

山頂直下から北に見下ろすセルヴァ村。その後方の草原の頂がステヴィア山で、背後にギザギザのオードレ(ガイスラー)山塊が見えてきています。ステヴィア山の右手前の谷がヴァルルンガ(ランゲンタール)で、写真右端がチール連峰です。

山頂の東に延びる尾根まで登ると、南にセッラ峠方面が眺められました。左がセッラ山塊、右奥の頂がコル・ロデッラです。

2時間で山頂に到着。ゴンドラリフト駅に隣接したレストランの屋上が広い展望台になっています。サッソルンゴが近いです。

山頂展望台から北東に眺めるチール連峰。その手前の尾根に建つダンテルチェピエス小屋の近くまで前日に登りました。写真右がガルデーナ峠です。

北西側に見下ろすガルデーナ谷。左奥がオルティゼーイの町で、日蔭になっている右手前がサンタ・クリスティーナ村です。オルティゼーイの左がシウージ高原、右がレシェーザの尾根。

少し離れた場所に十字架の建つ頂がありました。地図を見ると標高2,256mで、山頂駅より2mだけ高いようです。背後はセッラ山塊。

十字架の建つ頂から見た山頂駅方面。

チャンピノイ山頂から南斜面を下り、ピッツ・セッラ(写真右上)との間にある鞍部、セッラ・ティエーヤ Sella Tieja(ティーヤザッテル Tiejasattel)へ。

「21A」のハイキングコースに入り、ピッツ・セッラの西側を巻くようにしてサッソルンゴに近づいていきます。この道はセッラ峠方面へ向かうハイカーが沢山歩いていました。

道端の草花の種類が多くて楽しめました。このチョウノスケソウは花が大きかったです。

お馴染みのエンツィアンも幾つもの種類が咲いてました。

コケマンテマ。

エミリオ・コミーチ小屋 Rifugio Emilio Comici。ここでセッラ峠方面への道を分け、下り道に入ります。

ピッツ・セテウル Piz Seteur のゴンドラリフト駅が近づいてきました。

ゴンドラリフト駅前のベンチでサッソルンゴを眺めつつ、持参したおにぎりを食べました。ここからマウンテンバイクで下って行く人が多かったです。

スキーゲレンデを下ります。正面がガルデーナ峠で、右がセッラ山塊です。

プラーン・デ・グラルバ Plan de Gralba へ下山。ここからバスも出ていますが、自己隔離中の我が家は川沿いの遊歩道を辿ってセルヴァ村まで歩きました。南へ大きく周回して下ったこともあり、チャンピノイ山頂からセルヴァ村までの帰路も約2時間でした。
スーパーで買物してから正午過ぎに貸アパートへ戻りましたが、14時頃から激しい雨になりました。早めに戻れて良かったです。
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朝早くからのハイキング、それも標高差700mあまりもありますから歩き甲斐がありましたでしょう。(奥様の筋肉痛は大丈夫でしたか? 笑)連日のハードハイクで筋肉も嬉しい(?)悲鳴をあげていることでしょう!通常であればロープウェイで軽々と高地にひとっ飛びですけれど、ご自分の足をだけが頼りのハイキングは、感動もひとしおかと思います。サッソルンゴが至近距離でそびえていて、羨ましい限り。チョウノスケソウの可愛らしい姿に引き込まれます。コースがキレイに整備されているので、マウンテンバイクでヒューンと下れたら楽ちんで気持ち良さそうだと思いました。まだまた先は長〜いですから、体力と相談されながら楽しんで下さいねー。隔離についてはどこまでOKで、どこからがOUTなのかがはっきりしませんし、是非を確かめたらやぶ蛇になりそうですし…。お天気ならば、目の前のご馳走に指を咥えているのもツライですから、悩ましいですよね。あと4日間が終われば晴れて『自由の身』。待ち遠しいです。
昨日は夕暮れまで雨が降り続きました。明け方のサッソルンゴを今見たら、頂上付近にうっすらと新雪が積もっているようです。雨が上がってちょっとひんやりした朝になっています。
それにしても、ネットのお陰で現地の状況が刻々と伝わって来て便利な世の中になりました。
チャンピノイに歩いて登る方は少ない印象でした。セルヴァ村からゴンドラリフトで上り、セッラ峠までハイキングしてからバスかリフトを乗り継いで下山するのが一般的だろうと思います。