2021年06月27日

コル・ライザーに登る

昨日の雨は夜半に止み、今朝は再び快晴となりました。
セチェーダ山の中腹にあるコル・ライザー Col Raiser(2,106m)まで登ってみることにしました。

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セルヴァ村 Selva Val Gardena の北側の高台ダウネイ Daunëi(ダニエル Daniel)地区から3番のハイキングコースに入り、森と牧草地の境目を緩やかに北へ登っていきます。森の中に動物や鳥の木彫像が置かれていて、結構リアルな造りなので遠目だと本物かと思ってしまいます。

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道が牧草地に出るとサッソルンゴがスッキリと眺められました。

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ユアック小屋 Rifugio Juac を通過。背後にオードレ(ガイスラー)山塊が見えてきました。

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チズレス川 Ruf de Cisles の谷が近づくと再び樹林帯に入ります。

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谷へ入ったところにチャウロンク湖 Lech de Ciaulonch がありました。静寂の池で、この先の渓流沿いの道も趣がありました。

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レーゲンスブルガー Regensburger(フィレンツェ Firenze)小屋。眺めの良いテラス席に後ろ髪を引かれました。

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ステヴィア山を背景にしてレーゲンスブルガー小屋を撮った写真。

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レーゲンスブルガー小屋の近くで放牧されていた牛。私はブラウンスイス種の牛が一番可愛いと思います。

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レーゲンスブルガー小屋から4番のコースに入ると途端に擦れ違うハイカーが増え、間もなくオードレス小屋 Malga Odles に到着。

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オードレス小屋のすぐ南側にコル・ライザーの山岳ホテルが建っていて、その裏手がゴンドラリフト駅です。セルヴァ村からここまで2時間余りでした。

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ゴンドラリフトのケーブルを潜って下ります。写真右上の頂はピック山。滞在中の貸アパートから北西側に見える山はセチェーダではなく、このピック山であることが分かりました。

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ガムスブルート小屋 Baita Gamsblut。ここも良さそうな雰囲気でした。

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ガムスブルート小屋から眺めるセッラ山塊。

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ガムスブルート小屋の近くから「トロイ・ドラ・シュキルラテス Troi dla Schirlates」(恐らくラディーン語で「リスの道」という意味)と名付けられた遊歩道に入りました。ピック山の南東斜面をトラバースしながら下る道で、歩きやすく且つ眺めが良くて快適でした。途中のベンチに座り、サッソルンゴを眺めながら持参した手作りサンドウィッチで昼食にしました。今日はカミさんがインスタントコーヒーを持ってきたので、サンドウィッチによく合いました。

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牛の放牧場が現れると、バス停のある駐車場が近いです。写真左手前がモンテ・パーナ、中央奥がカティナッチョ(ローゼンガルテン)山塊、右奥がシリアール(シュレルン)山塊です。

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サンタ・クリスティーナ村 Santa Cristina の上手まで下ってきました。東側の谷底にセルヴァ村方面を眺めた図。セルヴァ村の左背後にチール連峰、右背後にセッラ山塊です。

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サンタ・クリスティーナ村に下山したら、教会の前に楽団や着飾った人々が集まっていました。ちょうど教会内で結婚式が行われていて、新郎新婦が出てくるのを待っているようでした。この後、このご一行は乗用車を連ねてセルヴァ村へ移動し、我が家が滞在中の貸アパートに程近い高級ホテルの庭で賑やかに披露宴パーティーを開いていました。イタリアもこのような祝宴が催せるようになったのは最近のことでしょうから、一族の皆さんは感慨深かったことだろうと思います。

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サンタ・クリスティーナ村の観光案内所前の広場。コル・ライザーからサンタ・クリスティーナ村までの下りは1時間半余りでした。

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サンタ・クリスティーナ村のスーパー「デスパール Despar」で買物してから、昔の鉄道軌道跡の遊歩道を歩いてセルヴァ村へ戻りました。ガルデーナ谷には1960年まで鉄道が走っていたんですね。

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年毎の積雪量を鉄柱の棒グラフで示しているところがありました。最も多かったのは1977年の470pですが、2014年にも372p積もったようです。豪雪地帯なんですね。

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ところどころに昔の鉄道写真が掲げてありました。少し遠回りでしたが、セルヴァ村の上手まで軌道跡の道を辿って帰りました。

posted by おーと at 00:23| Comment(5) | ガルデーナ谷(イタリア)
この記事へのコメント
おはようございます。
またまた好天に恵まれ、嬉しいハイキング日和ですね。緑の広大な絨毯のような牧草地越しのサッソルンゴの眺め……ため息が溢れます。大地の凹凸にびっしりと生える牧草が芸術的ですね。(感嘆!)『リスの道』という洒落たネーミングのハイキングコース、夢が広がります。(リスになりたい!)サッソルンゴを仰ぎ見ながらのサンドイッチ&コーヒーは格別でしたでしょうねー。イタリアの爽やかな風を蒸し暑い日本で感じています。(笑)ガルデーナ谷に1960年まで鉄道が走っていたのですね。すごく興味があります。山合を縫うように走る列車に思いを馳せながら歩く妄想に駆られたのは言うまでもありません。まだ見ぬドロミーティ地方への思慕が、日に日に高まってまいりました。こうしてタイムリーに現地の情報を知ることができて幸せです。おーと様、ありがとうございます!!!
Posted by なおなお at 2021年06月27日 07:03
おーと様 毎日のハイキング楽しみにして拝見しています。梅雨空が続いている日本と違って爽やかな空気の中、ご心配をされながらも充実の日々ですね。それにしても私共がリフトに乗って(下りも含む)いたルートを毎日歩かれているのに驚いています。
夫の膝に不安があり1000メートル近い高低差を歩いたら翌日は休養日になってしまうような軟弱なハイカーです(笑)。
今日歩かれたルートは私共はオルセティからロープウェイでセチューダに上がりリフト二本でサンタ・クリスティーナ村に降りたコースの一部だと思うのですが、のんびりと歩きたくなるような景色でした。
久し振りに地図をだしておーと様が歩かれているコースをなぞっています。
毎日の更新ありがとうございます。
Posted by メイ at 2021年06月27日 11:37
なおなおさま、「リスの道」は登り方向で歩いている方と多く擦れ違いました。ssさまがセチェーダから歩いて下られたのもこの道じゃないかと思います。
ガルデーナ鉄道は第一次世界大戦中に軍事目的で敷設されたらしいですが、鉄道の軌道跡はアップダウンが少ないので、ウォーキングやサイクリングに好都合です。セルヴァ村からサンタ・クリスティーナ村へ歩くには最も楽な道でしょうし、道は更にその先のオルティゼーイまで続いているようです。ところどころにアート作品(彫像)や昔の鉄道の写真パネルが掲げてあります。年毎の積雪量を鉄柱のグラフで示している場所もあり、最近では2014年に3.72mも積もったようです。豪雪地帯なんですね。
Posted by おーと at 2021年06月27日 13:37
メイさまがお感じになったとおり、セチェーダ山の南斜面はなだらかな草原が続いていて、のんびりハイキングするのに格好の場所ですね。ロープウェイがあれば我が家も利用しない選択はあり得ないですが、今回は特殊事情で…(笑)。でも牧畜農家やレストランで働く人々のために四輪車でも上れる道が整備されていますので、コースの傾斜が緩やかで標高差の割には膝に優しいコースだと思いました。
Posted by おーと at 2021年06月27日 13:45
写真を10枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年09月25日 22:57
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