2021年07月01日

セチェーダへ上る

昨日で10日間の自己隔離期間が満了しましたが、コロナウィルスの再検査を受けて陰性を証明してもらわないと自由の身になれません。観光案内所の方にサポートいただいて予約したセルヴァ村 Selva Val Gardena の医院へ伺いました。

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待合室は無く、玄関の呼び鈴を押すと「外で暫く待て」との指示。我が家はベンチに座れましたが、立って順番を待っている人も何人かいました。屋外の方が感染リスクが少ないということかも知れませんが、雨の日だったら嫌ですねぇ。
本人データの確認のためパスポートの提出を要求され、更に待つこと20分以上。マスクにフェイスシールドと全身防護服で完全防備のお医者さまが出てきて、屋外のベンチに座ったまま綿棒を鼻の奥に突っ込まれました。抗原検査は唾液を採取されるのかと思っていましたので意外でした。その5分後、無事にイタリア語表記の陰性証明書をいただきました。
検査結果はボルツァーノの保健当局にも医院から報告してくれるらしく、後でメールが届くと言われました。何と検査代金の請求も無し。「イタリア政府が要求している再検査だから、検査費用は政府が負担しているんじゃない?」というのがカミさんの推測です。

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何はともあれ自由の身になれたので、早速に路線バス(ゲストカードで無料)に乗ってオルティゼーイ Ortisei へ向かいました。車内は半分くらいの座席が埋まっていて、窓が開かないので少しリスクを感じました(マスク着用の義務は皆さん遵守されてますが…)。聖アントニオ広場 Piazza Sant'Antonio で下車。

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今日は午後に雷雨となる予報でしたが、お天気は何とか持ち堪えそうに思えたので、エスカレーターでセチェーダ Seceda 方面行きのゴンドラリフト乗場へ。yukiiさまにお教えいただいた「ドロミーティ・スーパーサマー・カード」のシーズンチケット(1人350ユーロ)を買い、ゴンドラに乗り込みました。

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フルネス Furnes で大型ロープウェイに乗り換えます。

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セチェーダに到着。レストランを併設した山頂駅の前では眺望をのんびり楽しむ人々がいました。

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山頂駅から10分登るとセチェーダの山頂(2,518m)です。十字架と、円形の眺望案内板が建っています。写真右の白衣装の2人は西アジア系の新婚さんのようで、写真中央のスタッフがドローンを飛ばして2人の記念動画を撮影していました。ところが強風にあおられたのか、山頂十字架にドローンが激突して墜落してしまいました。懸命に修理しようとしてましたが、果たして撮影の続きはできたんでしょうか…?

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セチェーダ山頂から西に眺めるオルティゼーイの町(写真左)と、レシェーザ(ラシェッツ)の緩やかな尾根(写真右)。

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東には切り立ったオードレ(ガイスラー)山塊。左に見えている草地はガイスラー・アルムです。

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南にはセッラ山塊(左)とサッソルンゴ(右)。写真右端の建物がロープウェイの山頂駅です。

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山頂駅のレストランには入りたくないとカミさんが言うので、その少し下に建つレストラン「ソフィエ Sofie」に入ってみましたが、店員は我が家と目が合っても案内してくれません(入口に「ここで待て」と書かれていたんですが…)。歓迎されてないなと感じたので店を出ました。

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ハイキングコースをもう少し下り、写真右下に見えるダニエル小屋 Baita Daniel に入り直しました。

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少し風があって肌寒かったですが、壁際のテラス席に座りました。

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ダニエル小屋のお姉さんは流暢な英語で愛想良く「本日のオススメ」を紹介してくださったので、その中からカミさんは好物の「牛肉のタルタル」を、私はホウレンソウの自家製ラビオリをいただきました。白ワインも頼んで総額50ユーロはちょっと贅沢しすぎでしたが、自己隔離明けのお祝いということで良しとしましょう。

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ユネスコ世界遺産指定記念の展望台に立ち寄りたかったので、一旦写真のトロイアー小屋 Baita Troier まで緩やかに登り返してから1番のコースで下ることにしました。

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イーマン湖 Lech da Iman の脇を通って下ります。

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ところが、次第に雷鳴が近づいてきて、展望台へ登る余裕が無くなりました。雷鳴に追われるようにコル・ライザー Col Raiser へ直行しました。写真はコル・ライザーの北側に建つオードレス小屋 Malga Odles です。

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コル・ライザーの山岳ホテルのテラス。この下がゴンドラリフト乗場です。

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何とか降り始める前にゴンドラリフトへ乗り込めましたが、強風でゴンドラがグラグラ揺れました。

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写真の山麓駅から村内バスでセルヴァ村へ戻るつもりでしたが、遂に雨が降ってきたので少しバス停を離れて雨宿りしながら待っていたら、バスに通過されてしまいました(バス車両ではなく、フロントガラスに路線番号を書いた紙を掲げただけのワゴン車だったので、近づくまで村内バスだと気付きませんでした)。雷雨が小降りになるのを待ち、歩いてサンタ・クリスティーナ村 Santa Cristina のドッセス停留所 Dosses まで下ってからセルヴァ村行きのバスに乗りました。

posted by おーと at 05:33| Comment(9) | ガルデーナ谷(イタリア)
この記事へのコメント
★★★祝・自由の身★★★
バンザーイ!良かったです。晴れて隔離生活からの脱出、おめでとうございます!(嬉し涙) 検査も無料で何よりでしたね。ゲストカードでバスが無料とのことですが、これは全てのアパート(もしくはホテル)に適応されるのでしょうか?また、無料区間等が気になっています。(今後の参考にしたい。W笑W) ドロミーティ・スーパーサマー・カードも購入されたのですねー。これでガンガン乗りまって、高地でのパノラマハイキングが楽しめますねっ。初バス&初ゴンドラ、おめでとうございます!前日まで自力で登っていた標高差700mあまりを、僅か数分で運んでくれる恩恵にあやかれるのですね。(自力は自力でしか味わえない感動がありますけれど…。)緩やかな尾根続きの稜線と、セッラ山塊やサッソルンゴの荒々しい岩山の対比が面白いです。ダニエル小屋で乾杯のランチは素敵です。白ワイン、牛肉のタルタル、ホウレン草の自家製ラビオリ…50Euroは出費ですが、お祝いなので!(あれ?休肝日では? W笑W)牛肉のタルタルのくるりんバター、横から頬張りたくなります。(バター好き)今日のお天気はどうかしら…と、実はライブカメラで毎朝チェックしています。(怖!)おーと様のblog、和田様の動画が加わって、益々一緒に(妄想)旅行をしている気分です。毎日の更新やコメントへの返事…大変じゃないですか?ついつい嬉しくてコメントしてしまうのですが、申し訳ない気持ちになりながらです。(…と言いながら、コメントしていますけれど…苦笑)朝起きたら、先ずは体を起こす前にblogを見てしまうクセがつきました。(トイレに行きたくてもガマン)
Posted by なおなお at 2021年07月01日 08:36
おーと様 コロナ検査での陰性証明書が無事に発行されて良かったですね。お疲れ様でした。これからのご旅行が楽しめるようにお祈りいたします。

バス&ゴンドラが乗れるようになり行動範囲がぐっと広がりますね(笑)。オルティゼーイのバス乗り場懐かしいです。セチェーダには滞在中二回上りました。のんびりと食事がしたくなるようなきもちの良いアルムが広がっていますよね。日本の梅雨空から飛んでいきたい気分です。
Posted by メイ at 2021年07月01日 10:36
なおなおさま、毎日コメントをいただき嬉しいです。励みになっております。…と申し上げると、コメントを強要することになりはしないかと気になってしまうのですが、我が家の方は自分達の記録として残しているつもりですので、どうぞお気になさらずお願いします。
https://www.mobilcard.info/en/mobilcard.asp
ガルデーナ谷だけでなく、南チロル州の観光協会に登録している宿に泊まると、無料で「モービルカード」(↑)が貰えます。このカードは優れもので、南チロル州全域の電車やバス(高台の村へ通じているロープウェイ類も含む)が乗り放題なんです。出掛けようと思えば、我が家が滞在しているセルヴァ村から、オーストリア国境のブレンナー峠や、スイスのミュスタイル修道院にもタダで行くことができます。これは南チロル州に滞在する上での大きなメリットですね。
Posted by おーと at 2021年07月01日 12:53
おーと様
PCR検査が近くの場所で無料ですぐにできて良かったですね。陰性おめでとうございます!!
そして、バスとゴンドラの半日旅行で晴れて祝杯を挙げられてよかったですね!心からお祝い申し上げます。但し、最初の店で冷たくされたのは、やはり、イタリア北部に蔓延したコロナの時に中国人が沢山感染したので、その仲間かと思われたのでしょうか?
Secedaの聖母像に衝突したドローンはどうなったでしょう?
地図が見たい人の為に、今回も少し悪戯をしましたが、ゴンドラとリフトの区別はしていませんので悪しからず。
https://youtu.be/DDQr0flw-ZY
210630 Oto Seceda 1分15秒 ●
いよいよ、本格散策開始なので、ご報告を楽しみにしております。
Posted by 和田 力 at 2021年07月01日 13:01
メイさま、オルティゼーイには冬に来たことがありますが、バスが発着する聖アントニオ広場から上手の教会までの通りがお洒落ですよね。昨日は歩く余裕が無かったですが、今日はシウージ高原へ出掛ける予定なので、帰りに街歩きも楽しみたいと思ってます。
セチェーダの草原の南斜面には山小屋レストランが沢山ありますよね。思ったより料理のレベルも値段も(笑)高かったですが、これはドロミーティ地方全域に言えることなんだろうかと気になっています。宿の料金も物価の高いスイスと比べて引けを取りませんし、人気の高い観光地がコスト高になるのは仕方ないことなのかも知れませんね。先進国の中ではダントツに物価の安い日本に慣れてしまっていると、世界的な物価の上昇に意識がついていかないだけという気もしますが…。
Posted by おーと at 2021年07月01日 13:07
和田様!!!
キャーーーっ!スゴすぎます!!!そして、BGMまで。(奥様のナレーションが入るのでは…と、つい妄想してしまいました。)分かりやすくて、臨場感が溢れますね。こんなふうに動画が作れるなるて、アナログ人間の私は大尊敬です。楽しみが2倍に膨らみます。ありがとうございました!
Posted by なおなお at 2021年07月01日 14:05
キャーーーっ! スゴすぎます!!! BGMまで! これで奥さまのナレーションが入れば本物じゃないですか、和田さま。ありがとうございます! カミさんも大感激しております。
1軒目のレストランで無視された理由は分かりませんが、カミさんも和田さまと同じような印象を持ったようです。無理に押し入っても先客達から嫌な顔をされたらこちらも不愉快ですので、自主的に立ち去ることにしました。その分だけ2軒目のお姉さんのホスピタリティが倍加して嬉しく、思わず散財してしまいました(笑)。
墜落したドローンはバラバラになってしまってましたから、簡単には修復できなかったのではないでしょうか。カミさんは「どうせ許可も取らずにドローンなんか飛ばすから神様の罰が当たったんだよ」と毒づいてました。イタリアでドローンを飛ばすのに許可が要るのかどうかは分かりませんが…。
Posted by おーと at 2021年07月01日 14:51
なおなお様 おーと様
地図を付けただけなのに喜んで頂いて感激です。
実はこの時期は毎年、仲間と一緒に欧州アルプス山麓を訪れ、動画を撮って、帰ってすぐに編集して仲間に配信すると言う生活をしておりましたので、去年と今年は暇で困っておりました。時々は動画編集ソフトも使ってやらないと忘れるもので・・・
Posted by 和田 力 at 2021年07月01日 20:30
写真を9枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年09月27日 18:26
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