2021年07月03日

プエツ小屋へ

今日は天候が比較的安定していそうなので、少しハードなハイキングに出掛けました。
プエツ山塊の懐深くに建つプエツ小屋 Rifugio Puez を目指します。

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セルヴァ村 Selva Val Gardena の上手からゴンドラリフトに乗り、ダンテルチェピエス小屋 Dantercepies へ上ります。

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ゴンドラリフトから見下ろすセルヴァ村。手前はレストラン「パノラーマ Panorama」です。

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ダンテルチェピエス小屋に到着。背後はチール連峰です。

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ダンテルチェピエス小屋から南西側に望むサッソルンゴ。その右山麓がチャンピノイ、写真左端がコル・ロデッラです。

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西側にはシウージ高原が眺められます。写真左奥はシリアール(シュレルン)山塊で、その右背後にはオーストリア国境のエッツターラー・アルペン方面の峰々が並んでいます。

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右手(南側)にセッラ山塊とガルデーナ峠を眺めつつ、チール連峰の山裾を東へ緩やかに下ります(「12A」のハイキングコース)。写真右下のケーブルはガルデーナ峠からダンテルチェピエス小屋へ上ってくるチェアリフト「チール Cir」です。

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ジミー小屋 Rifugio Jimmi(写真左下)の上手まで来ました。写真中央は、バディーア谷のコルフォスコ村から上ってきているゴンドラリフト「フラーラ Frara」の山上駅です。

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ジミー小屋。写真左後方はサッソルンゴです。

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ジミー小屋の脇から2番のハイキングコースに入り、チール連峰の南斜面を登ります。

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登り道の途中から南に眺めるセッラ山塊。写真右端がガルデーナ峠です。

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険しい岩峰群を眺めつつチール峠 Jëuf de Cir へ登ります。道はよく整備されていて、見た目よりは歩きやすかったです。

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チール峠。

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トラスピ・ロトゥンディフォリウムの花。

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チール峠を越えてケドゥール谷 Valle Chedul に入り、谷奥に見えるクレスペイナ峠 Furcela de Crespëina を目指します。分岐でカミさんが下手の道へ進みかけましたが、後から来たお姉さんが「谷の奥へ進むなら上手の道の方が楽そうよ」と指摘してくれました。案内標識でも下手の道は谷の下流へ下る道と表示されていました。

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上手の道でトラバースします。北側斜面には残雪がありましたが、踏み跡がしっかりしていて問題ありませんでした。ケドゥール谷の南側はグランドキャニオンのような印象的な岩稜です。

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ケドゥール谷の最奥部、クレスペイナ峠(海抜2,528m)。本日のコースの最高地点で、木製の十字架が建っています。

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クレスペイナ峠から西に見下ろすケドゥール谷。写真左端に見えている道を歩いてきました。

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クレスペイナ峠を越えて北東側の斜面を下ります。写真は歩いてきた道を振り返って撮っていて、尾根の中央の緑色になっている部分がクレスペイナ峠です。

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斜面を下り終わって平原に出ると、左手(西側)にクレスペイナ湖 Lech de Crespëina があります。

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クレスペイナ湖のズームアップ。

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クレスペイナの平坦な岩原を北上します。写真左の小山はコル・ダラ・ソネ。

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いきなり右手(東側)が切れ落ちた場所に入り、チャンペイ峠 Furcela de Ciampëi を通過します。

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チャンペイ峠から東に望むバディーア谷(コルヴァーラ村)方面。こちら側から登ってくるハイカーもかなりいました。

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チャンペイ峠から更に北上すると、ようやく行く手の断崖の上に山小屋の印らしき旗が小さく見えてきました(写真左奥)。

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左手(西側)にヴァルルンガ Vallunga(ランゲンタール Langental=「長い谷」)を見下ろしながら進みます。

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ヴァルルンガ最奥部の断崖上を北側へ回り込んだ場所にイタリア国旗・欧州旗・ボルツァーノ自治県旗が翻っていました。でもここには山小屋はありません。

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谷が北側へ入り込んだ先に、ようやくプエツ小屋が見えました。背後の山はコル・デ・プエツ(2,725m)です。

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プエツ小屋(海抜2,475m)に到着。周囲には何故かウサギが何匹も飼われていました。今日は自家製サンドウィッチとインスタントコーヒーを持参したので、小屋のテラス席には座らず、少し手前で昼食にしましたが、図々しいキバシガラスが1羽いて、至近距離でおこぼれをねだるので閉口しました。

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プエツ小屋から14番のコースに入り、ヴァルルンガの谷底へ下ります。谷を隔てた写真中央奥が先程越えてきたクレスペイナ峠で、そこから写真左端のチャンペイ峠を通ってきました。

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今日のコースでは最も厳しそうな急斜面なので慎重に進みましたが、谷底から登ってくる人と何人も擦れ違ったのには驚きました。イタリアの方々はタフですねぇ。

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ヴァルルンガの奥に広がる広大な草原に到着して一安心。牛の放牧地になっています。

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十字架の建つ広場。ここまではセルヴァ村から家族連れが沢山やってきています。

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十字架の場所からヴァルルンガの谷奥方面を撮ったもの。

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この池までは先週にセルヴァ村から歩いてきましたが、その際には水があったのに、殆ど干上がっていて驚きました。

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ヴァルルンガ入口の駐車場近くから撮った写真。谷奥に見える左の頂がコル・デ・プエツで、谷底の白い建物はサン・シルヴェストロ San Silvestro(聖ジルヴェスター St. Silvester)礼拝堂です。
歩いてセルヴァ村のアパートへ戻りました。本日の歩行時間は合計で6時間余りでした。

posted by おーと at 04:33| Comment(9) | ガルデーナ谷(イタリア)
この記事へのコメント
おーと様おはようございます。
このルートガルデーナ峠からセッラ山塊の雄大な眺めが見られる風景にため息が出ました。
「いいなあ」
サンドイッチにコーヒー美しい風景を見ながら5感を満たす、これこそ最大の贅沢です。
私は何時もランチ持参です。(1人ではレストラン入りにくいのもありますが。)

東京は連日雨で青空が恋しいです。
おーと様だから、様々な困難を乗り越えて挑戦出来るのです。改めて脱帽いたします。

NZに行った時に日本の梅雨は嫌いなので海外に逃避すると言うご夫妻に会いました。
何だかその人の気持ち分かります。こう毎日土砂降りで散歩も出来ない位ですので。
おーと様が羨ましいです、毎日素晴らしいご報告有難うございます。
Posted by at 2021年07月03日 09:57
おーと様
健脚ご夫婦の素晴らしい散策記録を拝見しました。軌跡を想像して載せました。間違っていたら訂正します。
https://youtu.be/eh8axoQ-rXE
Posted by 和田 力 at 2021年07月03日 11:36
Ciao! こんにちは!

WAO!!ハードコースを制覇されましたね。鳥観図と照らし合わせて唸っておりましたら、あら!和田様のYouTubeで一目瞭然で助かりました。(感謝感激です!) ダンテルチェピエス(2298m)→ジミー小屋(2222m)→クレスペイナ峠(2528m)→ブエツ小屋(2475m)→セルヴァ村(1563m) 何と!!!標高差1000m近くもあるではないですか!凄いです!昨日もかなりの距離をお歩きになられて、連日タフですねー。(尊敬の眼差し)
ダンテルチェピエスからの眺めで、もう既に大満足なのですが、そこから更に足を延ばして果敢に歩かれるなんて、素晴らしいです。クレスペイナ湖、奥まった静かなロケーションで時間が止まってしまうような錯覚に陥りました。チャンペイ峠でいきなり開ける風景……!さぞ感動の嵐だったことと思います。『いきなり』って所がそそります。ブエツ小屋からの下り(No.14)は、結構なハードさですよね。想像しただけで膝が痛みました。(笑) No.2を更に進むコースもあるのですねー。Piz DULEDA(2909m)はどんな眺めなのだろう〜と、妄想が膨らみ広がります。数日前に歩いたヴァルルンガタール、本当に気持ちの良い明るい谷ですね。ベビーカーマークもありますし、のんびり歩きたい衝動が抑えられなくて困ります。(笑)
夏はどんなに晴れても、冬のあのキリリと澄みわたった空には敵いませんけれど、おーと様の仰る様にどちらにも良さがあり甲乙つけがたいですね。夏には草花、野鳥が沢山ですし、氷河と岩山のコントラストが映えますし、ハイキングコースも縦横無尽ですもんねー。3ヶ月でも贅沢ですけれど、一年中居たい気分です。あ!そうそう、昨日の遊歩道にいた小鳥は『ヨーロッパコマドリ(幼鳥)』のようですよー。(Google先生によると)
おーと様、毎日楽しい時間を与えてくださり、心から感謝しています。
Posted by なおなお at 2021年07月03日 12:13
和田力さま、毎度ルートを動画化していただき、ありがとうございます! ご作成いただきましたとおりです。
Posted by おーと at 2021年07月03日 12:59
なおなおさま、ご感想をありがとうございます。
そうなんです、標高差1,000mの下りだったんですけど、急勾配だったのは最初だけで、後は比較的安心して下れました。午後になってからプエツ小屋を目指して登ってくる人も多かったんですが、まぁこちらは今の季節なら日没が20時台なので、遅くから歩き始めても大丈夫なんでしょうかね。子供やワンコ連れの人も多かったです。
2番のコースを直進すればセチェーダ方面へ通じていますので、ヴァルルンガの谷底へ下るよりは、コル・ライザーまで歩いてゴンドラリフトで下る人の方が多いのかも知れません。ヴァルルンガは、谷奥のアルプまで本当にベビーカーを押してやってきている家族連れを結構見掛けます。それなりに傾斜のある砂利道ですから、楽じゃないと思うんですが…。
それから、小鳥の名前をお調べくださって感謝です。コマドリなんて、日本じゃ山奥へ行かないとなかなか見られませんよね。幼鳥だというご指摘にも納得です。
Posted by おーと at 2021年07月03日 13:56
お名前の無い東京の方(ssさまでしょうか?)、コメントありがとうございます。関東は梅雨真っ只中の大雨みたいですね。申し訳ありませんが、こちらの爽やかな気候からは想像がつきません。当地は山歩きの間はマスクをしなくても大丈夫なので、木々や草花の香りを久し振りに存分に楽しんでおります。
あっという間にガルデーナ谷での2週間が終わろうとしています。最終日の今日も良いお天気なので、ケーブルカーでレシェーザに上り、メイさまが歩かれたコースを辿ってフーネス谷へ下ってみようかと思ってます。帰りがブリクセン経由になるのでセルヴァ村まで時間が掛かりますが…。
Posted by おーと at 2021年07月03日 14:10
昨日のシウジ高原に続いて、このコースを地図でなぞるとさらに健脚向きのコースですよね。今日はフネス谷までのハイキングにお出掛けとは素晴らしいですね。ご報告楽しみにしています。
Posted by メイ at 2021年07月03日 20:39
メイさまのお蔭で、今日はレシェーザからフーネス谷へのハイキングを楽しむことができました。ありがとうございました。お天気も良くて気持ち良く歩けましたが、ブログレス小屋からガイスラー・アルムまでの間が比較的平坦な道だと誤解していたので、かなり参りました(笑)。
Posted by おーと at 2021年07月04日 02:56
写真を23枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年09月28日 22:21
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