朝は晴れてましたが、次第に曇って夕方から雨になりました。
荷物をアパートの建物内に置かせていただき、オルティゼーイ Ortisei の外れにある不動産管理会社のオフィスまで鍵を返しに行きました。このオフィスはオルティゼーイの中心部から遠いので、車で移動している人は問題なくても、バスで出向くのは結構面倒くさいです。担保に取られていた50ユーロ札を返してもらって無事終了。

オルティゼーイからカステルロット Castelrotto(カステルルート Kastelruth)方面行きのバスに乗り、シウージ Siusi(ザイス Seis)村のゴンドラリフト乗場へ。

ここから再びシウージ高原 Alpe di Siusi(ザイザー・アルム Seiser Alm)へ上ります。3年半前の冬にも乗ったゴンドラリフトです。

コンパッチ Kompatsch(コンパッチョ Compaccio)にあるゴンドラリフトの山上駅。

草原の中を少し東へ歩きます。写真左の頂はコル・ダ・ラ・ドデッシュ、右奥がサッソルンゴです。

山岳ホテル「パノラーマ Panorama」行きのチェアリフト乗場を通過。

プフラッチ Puflatsch(ブッラッチャ Bullaccia)行きのゴンドラリフトに乗り込みます。ここまでコンパッチから歩いて10分余りです。

プフラッチのゴンドラリフト山上駅に隣接したレストラン。

レストラン前から草原の中の道を北へ進みます。プフラッチを周回するハイキングコースを反時計回りで辿りました。

コースの北端に達して西へ向かうと、右手が切れ落ちて眺望の良い道になります。

見下ろすオルティゼーイの町。進むにつれて眺望の方向が北から西へ徐々に変わってきます。

ゴラークロイツ Gollerkreuz という十字架が建つ展望所。十字架の左に見えているのがカステルロット村です。

アルニカ小屋 Arnika Hütte。ここからゴンドラリフトの山上駅へ戻る半周コースを選ぶべきでしたが、更に西へ進んだのでコースを全周することになってしまいました。

アルニカ小屋の西に建つ十字架。

上記の十字架が建つ展望所からの眺望。写真左がシウージ村で、右端がカステルロット村です。

道は南へ向かいます。正面にカティナッチョ(ローゼンガルテン)山塊とシウージ高原が眺められました。

サッソルンゴやサッソピアットも眺めながら歩けましたが、最後はかなり低い場所から山上駅へ登り返すことになり、レストランで昼食を楽しむ時間が無くなってしまいました。一周するのに1時間半余りかかりました。

往路と同じゴンドラリフトとバスを乗り継いでセルヴァ村 Selva Val Gardena に戻りました。最後にアパート近くの教区教会へお礼参りに行きました。聖母被昇天教会なので、主祭壇に掲げられている絵は幼子イエスを抱いたマリア像です。

2週間お世話になった貸アパートの1階にあるカフェでアップルパイをいただきましたが、その間に雨が本降りになってきました。
カフェで大家さんご夫妻の会話を何気なく聞いていたら、ラディーン語でした。ご夫妻とも地元出身の方なんでしょうか。ご主人にお店の名前「サル・フェウル Sal Fëur」の意味を訊いたら「On the Stove」とのお答えでした。そういえば、滞在させてもらったアパートの部屋にも大きなかまど型の薪ストーブがありました。昔は料理にも薪ストーブを利用したみたいです。
乗る予定のバスの時間が迫ってきたので、雨の中スーツケースを転がしながらニヴェス広場 Piazza Nives のバス停へ。ところがバス停に貼り紙があり、例によってドイツ語とイタリア語のみなので推測するしかないのですが、今日の峠越えバス路線は全休とのこと。そういえば、今日はセッラ峠行きのバスを見た覚えがありません。
ボルツァーノ経由で迂回するのでは約束の時間に間に合いませんし、万事休すかと思ったら、カミさんが「あそこにタクシーがいるよ」と教えてくれました。早速行って訊くと、バスは運休だがタクシーでの峠越えは可能とのこと。印刷された料金表を見せてもらい、ファッサ谷のポッツァ村 Pozza di Fassa までは103ユーロだというのでお願いしました。
予定外の出費になってしまいましたが、バスだとポッツァ村までは途中2回の乗換えがあり、雨の中で大きな荷物を積み換えるのも大変だなと思っていたので、神様が「タクシーで行けよ」とご指示いただいたんだと納得しました。お蔭で楽してポッツァ村には予定より1時間近くも早く到着しました。
まさか2週間続けて日曜に峠越えバスが運休になるとは予想しませんでしたが、日曜の移動はリスクがあるなぁと実感しました。もう少し事前の下調べをちゃんとやるべきだったと反省。

日曜なので到着後に食材の買出しができません。この日(4日)は私の満60歳の誕生日ということもあり、貸アパートのすぐ近くにあるレストラン「エル・フィロ El Filò」で夕食を予約していました。我が家は19時半に入りましたが、20時スタートで来店する客が大半で、あっという間に満席に。予約しておいて良かったです。

単に近さで選んだレストランでしたが、味もサービスも、こじんまりした店内の雰囲気も良く、価格も良心的で大満足でした。でもコース料理の前に出されたパンやおつまみが美味しくて、食べ過ぎたのが失敗でした。

最後のデザートまで行き着けないかも…というくらい満腹になってしまいました。
【ガルデーナ谷(イタリア)の最新記事】
ガルデーナ谷での最後に、シウージ高原のリフトに乗られてハイキングを楽しめて良かったですね。冬のシウージハイキングを見直したのですが、一面の銀世界と夏の緑の大草原では随分と印象が違いますねー。遠回りして、ランチが出来ずに残念でしたけれど、山の景色をたっぷりと堪能しつくしましたねっ。鍵の返却、このシステムは面倒ですね。マイカーでお越しになる方が圧倒的に多いのでしょうか?それにしても、峠越えのバスが運休って……!!!さぞ慌てましたでしょう。奥様、ナイスアシストですね。バスだと一時間半以上(接続によっては二時間近く)ですのに、タクシーだと45分だとGoogle mapで表示されました。雨天&荷物を考えると、103ユーロは妥当なのだと思いました。(海外でタクシーって言うと、ボッタクリに会うんじゃないかと尻込みします。)あらかじめ料金が印刷してあると不安は解消されますね。(でも怖い)
ポッツアはスーパーが沢山あるみたいで、食材探しを楽しめそうじゃないですかー。おーと様(Me too)の大好きなディスカウントスーパーもありますね。
Dpi
https://maps.app.goo.gl/JNXebB5jj72qDknt5
★★★ HAPPY BIRTHDAY TO YOU ★★★
ドロミーティでの素晴らしいお誕生日、おめでとうございます!素敵なディナーでしたね。ファッサ谷での2週間、お天気に恵まれますことを願っています。
Gardena生活の最後にSiusi高原の夏を楽しみ、いよいよ、第二目的地のFassa谷に突入ですね。我々が2017年に滞在したCampitelloとVigoの間の静かな村ですね。雨に遭って、丁度Taxiを神様が恵んで呉れたみたいですね。相変わらず、軌跡を辿って見ました。
https://youtu.be/DhALFGMTfms
詳細な軌跡動画、分かりやすくて臨場感がありますねー。ありがとうございます。おーと様ご夫妻と共にバス、ゴンドラリフトを乗り継ぎハイキングをしている気分になっています。タクシーにも同乗して、ファッサ谷に入ったような妄想に陥りました。グーグルマップでおおよその位置は把握していても、こうして動画で辿れるなんて……幸せ気分でいっぱいです。まだ見ぬ土地ですのに土地勘がつきますので、大いに役立っています。ありがたや、ありがたや!!!
おーと様
おーと様にとっては、神様=カミ様(カミさん)……
もとい!神様<<<カミ様(カミさん)ですねーーー。(w笑w)
不動産業者が管理している貸アパートの場合は、業者のオフィスでチェックイン・チェックアウトの手続をさせられるケースがままありますので、その点は驚かないんですが、オルティゼーイの業者は辺鄙なところにオフィスを構えていて、それが問題でした。ボルツァーノ県はバス路線が充実していて、観光局も「自家用車を自宅に置いてきてもらって大丈夫」と宣伝しているんですけどねぇ…。
我が家が今滞在している貸アパートはポッツァ村の中心ではなく南寄りの場所にあるため、今日は隣のヴィーゴ村との境にあるスーパー「CONAD」に行きました。品揃えはまずまずだったと思います。村の中心付近にあるスーパーにも次は行ってみたいと思ってます。