2021年07月09日

ローダ・ディ・ヴァエール小屋へ

今日は午後から雨との予報のため、午前中に歩き終えられそうな近場のハイキングコースを選びました。

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滞在中のポッツァ村 Pozza di Fassa からバスで北隣のペーラ村 Pera に行き、そこからチェアリフト「ヴァイオレット Vajolet」に乗り込みます。

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ヴァイオレット谷 Val de Vaiolet の入口に着き、右下に見える別のチェアリフトに乗り換えます。ここまではカティナッチョ(ローゼンガルテン)山塊が青空に映えていたんですが…。

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ヴァイオレット谷の中ほどに位置するピアン・ペチェイ Pian Pecei に到着。目の前にプラ・マルティン Pra Martin 行きチェアリフトがありますが、今日はこちらには乗りません。

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チャンペディエ Ciampedie 行きのチェアリフトに乗り換えます。つまりチェアリフトを3本乗り継いだことになります。

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チャンペディエに到着しましたが、急速に曇って小雨が降ってきました。

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チャンペディエはヴァイオレット谷とヴィーゴ村 Vigo di Fassa の間にある尾根で、ヴィーゴ村からも大型ロープウェイが上ってきています(写真右)。ヴィーゴはポッツァ村の隣村ですからこのロープウェイを利用する方が便利なんですが、我が家はチェアリフトが好きなのでわざと遠回りしました(「ドロミーティ・スーパーサマー・カード」を持っているため、すべて乗り放題だということもあります)。写真左の建物はレストラン「ベッラヴィスタ Bellavista」です。

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ファッサ谷を見下ろす南側にも2軒のレストランが建っています。左が「ラ・ツォンドラ La Zondra」、右が「ケッコ小屋 Baita Checco」。

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天気が大崩れしそうならロープウェイでヴィーゴ村へ下ろうと、暫く様子を見ていましたが、大雨にはならないだろうと判断して出発します。中央に建つチャンペディエ小屋 Rifugio Ciampedie の脇を通って西へ歩き始めます。

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すぐに現れるネグリテッラ小屋 Rifugio Negritella。好天ならここから尾根上の道を辿りたいところですが(その場合は前出のプラ・マルティン行きチェアリフトを利用する方が近道)、雨が酷くなったら村へ下山できるよう、山腹をトラバースする545番のコースを選びました。

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左手に見下ろすファッサ谷。写真左端がヴィーゴ村で、中央奥がモエーナ村です。分岐の案内標識を見逃してヴィーゴ村へ下る林道を進んでしまい、かなり下ってから引き返す羽目になりました。

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樹林帯の中を西へ進み、岩壁の下を通り過ぎます。先を歩いていたイタリア人の夫婦が分岐で立ち止まって「山小屋へはどっちだ?」と訊いてきたので、雨の中で地図を見せつつ「まっすぐで良いと思う」と答えたら何度も礼を言われました。わざわざ外国人に訊くかなぁと思いますが、イタリアの方々は誰にでも構わず道を尋ねるのが普通みたいです。

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マンドラ・デ・ヴァエール Mandra de Vael のアルムに出てきました。正面中央の山がローダ・デ・ヴァエール(ロートヴァント)で、その左はトッレ・フィネストラ(フェンスタールトゥルム)です。

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トッレ・フィネストラのズームアップ。「窓の塔」という名のとおり、山頂近くに窓のような空洞があり、その中に十字架が建っています。

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雨ならここからヴィーゴ村へ下る選択肢もありましたが、徐々にお天気が回復して青空も覗いてきました。トッレ・フィネストラの左の尾根上に見えるローダ・ディ・ヴァエール(ロートヴァント)小屋 Rifugio Roda di Vael / Rotwand Hütte へ予定どおり登ることにします。

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道は南へ方向を変えて進みます。写真左の岩山イ・ムゴーニにも陽が当たってきました。

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マンドラ・デ・ヴァエールから東側の眺望。写真左がマルモラーダ、中央がサッソ・ヴェルナーレ、右がチーマ・デッルオーモ。マルモラーダの手前が前日に歩いたサス・ダダム〜ブッファウレの尾根です。

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次第に登りの傾斜がキツくなりましたが、階段が切ってある幅広の道で、歩きにくい場所は無かったです。写真右端の岩壁の下から手前へ歩いてきました。

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30分ほどの登りでローダ・ディ・ヴァエール小屋に到着。ここで昼食といきたいところですが、今日我が家は手作りサンドウィッチを持参したため、テラス席に座るのは遠慮しました。

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ローダ・ディ・ヴァエール小屋のすぐ手前には、山小屋レストラン「マリーノ・ペデリーヴァ Baita Marino Pederiva」も建っています。屋根に「チャオ」の文字が。

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ローダ・ディ・ヴァエール小屋から平坦なトラバース道(549番)を辿ってカティナッチョ山塊の南端へ向かいます。白い石灰質の岩がいっぱいで、カミさん曰く「秋吉台みたい」。草花の種類も豊富でした。

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道端には赤い小旗が点々と設置してありました。翌々日にカティナッチョ山塊を周回する山岳マラソン大会が行われる予定で、そのコースの道標のようです。

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カティナッチョ山塊の南端に、当地の観光開発に貢献したテオドール・クリストマノス氏 Theodor Christomannos を顕彰して建てられた鷲の銅像があります。眼下のコスタルンガ峠(カーラーパス)を隔ててラテマール山塊を一望できました。

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鷲のモニュメントは、近づくと結構大きいです。

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鷲のモニュメントの手前に設置されたベンチ。そこに付けられているレリーフがテオドール・クリストマノス氏の肖像のようです。

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ここで道が二手に分かれ、上手の549番のコースはカティナッチョ山塊の西側を北へトラバースするルートです。我が家は下手の539番の道を進みます。

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尾根の西側へ回り込むと、カレッツァ Carezza(カーラーゼー Karersee)の別荘集落が見えました。

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別荘集落の背後にカレッツァ湖(カーラーゼー)が見えます。

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539番のコースは緩やかな下り道で快適でした。

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パオリーナ小屋 Rifugio Paolina に到着。(出発直後に道を間違えて時間を少し浪費していますが)チャンペディエからここまで約2時間半でした。隣接してチェアリフト乗場があります(写真左端)。12時台だったので再び昼の運休時間に当たることを心配しましたが、ここは夕方まで連続運転のようでした。

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ゴルフ場を見下ろしながらチェアリフトで下ります。

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チェアリフトはカレッツァ村の東外れに下ってきます。近くのバス停でサンドウィッチを食べました。
ここを通るヴィーゴ村行きのバスはSAD社(ボルツァーノ県側)の運行で、私のスマホ上にインストールされている「トレンティーノ・ゲストカード」が有効なのかどうか不安でしたが、運転手に訊いたら私のスマホを受け取って乗車登録してくれ、問題なく無料で乗れました。ヴィーゴ村のバス停から歩いて貸アパートに戻りました。

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午後はアパート内でのんびり過ごし、時折ザーッと雨がやってきましたが、止んだ時を見計らっていつものショッピングセンター(というほどの規模でもありませんが)へ買物に行きました。15時半からは食品スーパー以外の店も開いていて、コストコのような業務用食材の大型卸店も覗いて楽しみました。

posted by おーと at 05:34| Comment(7) | ファッサ谷(イタリア)
この記事へのコメント
おーと様、おはようございます!
先ずはおーと様、私はおーと様ご夫妻を尊敬しております。(憧れに近いかなぁー。)ベストカップルだと、常々感じております。互いを補い合っていると、(勝手に)解釈しているんですよー。だって、そうでなければ3ヶ月間も外国で行動を共にするなんて、なかなか出来ないことですから。究極の仲良しですよ。あ、そうそう……『鬼嫁』と言うのは、まんざら的外れではないんですよー。『鬼嫁』→『鬼』→『般若』般若と言うと、真っ先に『怖い』と言うイメージに囚われますけれど、実は『般若』は『仏の智慧(ちえ)』なのです。『智慧』とは、『物事の筋道が分かり、うまく処理していける能力』なのですよ。実に奥深い意味合いがあるのです。ご参考までにどうぞ……(笑)↓↓↓↓↓
https://www.famille-kazokusou.com/magazine/ososhiki/177

昨日も素晴らしいコースを歩かれましたね。(絶叫!)チャンペディエ周辺はかつて和田様ご一行が散策された所ですね。YouTubeで拝見して全身鳥肌でした。
和田様のYouTube
↓↓↓↓↓
https://youtu.be/QpkL2RRgSeo
170613 ドロミテ散策初日Catinaccio 15分51秒
ロープウェイからCATENACCIO山群がお目見えした瞬間の「わぁー!素晴らしいね!!素晴らしい!!!」と興奮されているご様子が記憶に鮮明です。(私も一緒に「わぁー!」と叫んでいます。)本当にナイスビュー過ぎて、この世のものとは思えませんね。おーと様も当初は和田様のようにVajolet小屋をめざしていたのでしょうか?このまま雨の中をハイキングされるのかと心配でしたが、お天気が回復されて良かったです!
Rotwand hutte ローダ・ディ・ヴァエール(ロートヴァント)小屋
https://maps.app.goo.gl/fNgT4kzc8g5dYkHc7
↑感動の嵐に襲われる絶景ですね。(ゾクゾクします。)ここに宿泊して朝焼け&夕焼けを見てみたい衝動が抑えられなくて悶々としますー。

鷹のモニュメント、余りの大きさにビックリ!!!
Aquila di Christomannos
https://maps.app.goo.gl/AiQLn2SXK73BWxWeA

パオリーナ小屋もまた、背後にドーンと屏風の様に迫り来るカティナッチョ山群に惚れ惚れします。(ガドメンのテリヒュッテの様です!)
Rifugio Paolina Hutte
https://maps.app.goo.gl/gEjevVFQURhNFgEz6

チェアリフト、実に沢山運行されていてウズウズしてきます。降り立ったカーラーゼー(Carezza)は、別荘地なのでしょうか?『アパートメント マルモラーダ』と言う名前だけで昇天してしまいそうな貸しアパートがありました。ただしスーパーがないのでマイカーがないと長期滞在は難しいのだろうなぁ〜など、またまた妄想の世界に浸りました。ハイキングコースが沢山ありすぎて、ポッツア村に1ヶ月滞在しても良いくらいだと思いました。恐るべしドロミーティアルプス!
Posted by なおなお at 2021年07月09日 11:52
なおなおさま、ウチのカミさんに対するナイス・フォローをありがとうございます。ハイ、今の私があるのは本当にカミさんのお蔭だと感謝しております。これは本心です。
この日は午後からお天気が崩れる予報でしたので、当初から短時間で歩けるこのコースを考えていました。本当はもう一段高い道を歩いてローダ・ディ・ヴァエール小屋へ行きたかったんですけど、天気予報が外れて午前中から降ってしまったので仕方ありません。小屋から下山するまでの間に晴れただけでもラッキーでした。下山してバスを待っている間に再び降ってきましたから…。和田さまご一行が登られたヴァイオレット小屋には、また別の日に挑戦してみたいと思ってます。
ドロミーティ地方では本当にチェアリフトが沢山運行されていて、チェアリフト愛好者(=我が家)にとっては嬉しいところです。カレッツァの別荘集落については上から眺めただけなのでよく分かりません。カレッツァ湖へ行く機会があったら偵察してきます!
Posted by おーと at 2021年07月09日 14:57
おーと様
小雨模様の中を計画的に歩かれて素晴らしいことです。4年前と同じ場所が出てくるたびに興奮しております。それにしても、一日も停滞することなく、毎日毎日散策が続いて羨ましい限りです。日本はこの近くの熱海で山崩れがあったり、東京都の感染者が増えてきて五輪が無観客になったり、冴えないニュースばかりですので、おーと様のイタリア便りは生甲斐を与えて呉れます。今日のコースは1枚の地図に収まるので、何とか、元の写真を全部入れて見ました。
https://youtu.be/-XRPgbeULug
Posted by 和田 力 at 2021年07月09日 15:30
和田力さま、日本は本当に大変なようで、我が家だけ当地で呑気に山歩きしているのが申し訳ない気持ちです。せめてこれ以上の被害が出ないうちに梅雨が明け、コロナウィルスの感染も拡がらないことを祈ります。
イタリアでの感染状況は比較的落ち着いているとはいえ、我が家が入国した当初は700人前後だった1日の新規陽性者数が昨日から1,300人台に増加し、今後がやや不安です。イタリアには欧州各国から観光客が来ているようですし、イタリアではおしゃべり好きな方が多いようで、バスの車内でも延々と大声で話している人をよく見掛けます。皆さんマスクはされてますが(しなければ交通機関に乗れないので)、鼻を覆っていなかったり、乗ったらこっそり外してしまう若者なんかもいて、全員に徹底させるのは何処の国でも難しいですね。
さてさて、毎度ながら素晴らしい動画をお作りいただきまして、本当にありがとうございます。恐縮ながら1点コメントさせていただきますと、カレッツァ湖は矢印で示していただきました人造の溜池ではなく、集落の後方の林の中なんです。縮小してしまった写真では判別しづらいと思います。すみません。
Posted by ぉーと at 2021年07月10日 01:25
おーと様
動画のカレッツア湖の位置の間違い訂正しました。
毎回、ミスが多くて失礼します。
7月8日の散策軌跡です。
https://youtu.be/gMEJkUpvNEY
Posted by 和田 力 at 2021年07月10日 08:10
和田力さま、私のコメントの書き方がいけないんです。どうもすみません。
カレッツァ湖について、拡大写真を記事に追加しました。これでお分かりいただけると思います。
Posted by おーと at 2021年07月10日 13:15
写真を19枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年10月09日 16:54
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