実際に雨が降り出したのは14時頃で、午前中は時々陽も差しましたから、結果的には出掛けても良かったんですが…。

滞在中のアパートから北西側の山裾へ登ります。振り返ってポッツァ村を撮った写真。右の山はゴンドラリフトが通じているブッファウレで、左はサス・デ・ペーレ・ダ・フェックという山です。

山裾には幅広の林道が造成工事中で、その道を歩いてヴィーゴ村の上手へ向かいました。

高台から見下ろすヴィーゴ村。南東側にはサス・ダ・レ・ドウデシュという岩峰が聳えていて、この山は我が家が滞在中のバルコニーからもよく見えます。

案内標識に従って少し登ると、「ルルドの洞窟 Grotta di Lourdes」があります。

「ルルドの洞窟」の内部。祭壇の奥からチョロチョロと泉が流れ出ています。

ヴィーゴ村の上手にある水場。かつての洗濯場でしょうか?

チャンペディエ行きロープウェイ乗場の上手を通過。余り良いお天気じゃなくても、かなりの人数がゴンドラを待っていました。

山裾を少し登り、「オーストリア・ハンガリー帝国軍墓地」へ。第一次世界大戦中にファッサ谷で亡くなった663人のオーストリア軍兵士が埋葬されているそうです。入口の門には墓に花を供える兵士の絵が掲げられています。

オーストリア軍墓地の上手に建つセントゥイアーナ Sènt'Uiana(サンタ・ジュリアーナ Santa Giuliana)教会。かつてはファッサ谷の中心的な教会だったそうです。「ルルドの洞窟」に立ち寄ったこともあり、ポッツァ村の貸アパートから約1時間かかりました。

セントゥイアーナ教会の主祭壇。内部には入れず、入口横の窓から覗いて撮りました。

教会の前に建つ大きな祠に描かれたフレスコ画。こちらも金網越しの鑑賞です。

教会の裏手から山裾の遊歩道を西へ辿り、ポンタック地区 Pontac を周回してヴィーゴ村へ下りました。解説板やベンチが点在していて、30分ほどの快適な散歩道でした。

ヴィーゴ村の中心部にあるスーパーの隣がパン屋さんで、そこでパンを買って帰りました。カメラを向けたら店員さんの1人は愛想よくポーズをとってくれましたが、もう1人は奥へ隠れてしまいました。
以下は昨日以前に撮った写真ですが、村の情景を少し紹介します:

我が家が滞在しているアパートのすぐ前にあるバス停。中央後方の建物がアパートで、我が家の部屋は左にバルコニーが突き出ている3階(日本風に言えば4階)の部分です。

アパートのバルコニー。ここで夕食を摂ったりもしていますが、朝は陽射しが強くて座っていられません。

ポッツァ村の中心部に建つ村役場の建物。右の1階が観光案内所です。

我が家がいつも買物をしている「ファッサCOOPショッピングセンター」。ポッツァ村とヴィーゴ村の境に建っています。手前が日用雑貨店、その左が衣料店、左端がスーパー「CONAD」です。

ショッピングセンターの近くにある「ファッサ・ラディーン博物館 Museo Ladin de Fascia」。

ヴィーゴ村の中心部に建つ観光案内所。ヴィーゴ村の方が高台にあります。
【ファッサ谷(イタリア)の最新記事】
わぁーーーーーい!!!滞在地紹介のリクエストにお応えくださいましてありがとうございます。そしてこんなにまでも詳細&豊富な内容にありがたくて涙が出ちゃう…(…だって女の子だもん。byアタックNO.1 笑) いつもGooglemapを頼りに航空写真、地図、ストリートビューでの検索なので大体のイメージは掴めるのですが、こうした生情報には到底敵いませんね。谷全体の景観、前山の迫り方などが大変よくわかります。すっごく参考になります。(感謝)想像以上に広くて明るい谷なのだと思いました。『水場』は趣きがありますねぇ。水場は欧州でも女性の井戸端会議的な要素があるのでしょうか?『オーストリア軍墓地』も広々とした斜面に建てられ、大切にされているのだと感じました。墓地の十字架の上にアーチ状の飾りが付いていて、お洒落なデザインだと思っていたら違いました。降雪時期に十字架が雪に埋もれないようになんですね。
https://goo.gl/maps/Tk3Bfo2gfGNsRoKH6
セントゥイアーナ(サンタ・ジュリアーナ)教会に見守られて人々の暮らしの中に溶け込む欧州の墓地の在り方が、心にしみます。パン屋さんのレジ横にある『nutella』美味しいですよね。(何んと50%オフじゃないですか!)素敵な笑顔の店員さん、ナイスです。アパートの外観、バルコニーからの眺め、良いですね〜〜〜!!!サーモンピンクの外壁、薄いエメラルドグリーンの屋根が青空に映えて美しいです。やっぱりサス・ダ・レ・ドウデシュクの眺め(山の形の見え方)はポッツア村からの方が良い形だと確認出来て参考になりました。漢字の『山』に似た山容が面白いですねーーー。バルコニーでの夕食のひとときは、うらやましい限りです。(山は夕焼けに染まりますか?)村役場&観光案内所前のモニュメント、山登りの格好の男性とリュックとザイル、花と石に囲まれたデザインが素晴らしいと思います。(やっぱい欧州のデザイン性の高さには圧倒されますね。)
おーと様、『村探索blog』すっごくためになりました。次回の村でもよろしくお願いいたします。(圧&圧)
ポッツァ&ヴィーゴ村はファッサ谷の中間地点くらいでサン・ニコロ谷が合流してくる場所でもあり、谷の幅は広い印象がありますね。カナツェーイ村やカンピテッロ村の方が山が近くに迫って「谷奥に来た〜」という印象が強いと思います。
山の景観に関しては高台にあるヴィーゴ村の方がポッツァよりも優位でしょう。ドウデシュ山の形はなおなおさまのおっしゃるとおりですが、ヴィーゴ村からの方が岩山が幅広に見えて朝焼け・夕焼けに映える部分が大きいと思います。
Vigo村内のご紹介ありがとうございました。4年前にここからロープウェイでCiampedieに登りましたが、バス停からゴンドラ乗り場までの道が標識と地図を見ながら進んだのに、随分と上り坂を歩かされて、その時は分からなかったのですが、帰り道に同じゴンドラで降りたところ、そこからバス停付近まで長ーーい地下のエスカレーターがあり、下りにしか乗れなくて残念をした思い出がありました。
なお、Pozza〜Vigoの村内の足跡は詳細が難しいので作りませんので悪しからず。
東京は暑く、駅まで買い物に行くだけで、午後から眠くなります。これでは、夏山行けるのか?
と思います。
ヴィーゴ自分が描いていたイメージと少し違いかなり開けていますね。特にイタリアに取つてもパンも主食ですから。
美味しいパンが食べられて、以前と違い夏の間はバスもあるんですね。以前ホテルに聞いた時は分からないとか?曜日にもよるのでしょうか?
概ねお天気に恵まれて素晴らしいドロミテ羨ましいです。
イタリアはパスタの国なので、パンは全般に甘い味付けだったり油っぽかったりパサパサだったりして我が家の好みに余り合わないんですが、ここ南チロルは元々オーストリア領(ドイツ語圏)だったところなので、ドイツ風のパンを売ってます。プレッツェルとかゼンメル(イタリア語ではロゼッテ)とか、ヒマワリの種の付いたライ麦パンが我が家のお気に入りです。
我が家が当地に入ってから好天続きでしたが、ここ3日間ほどはお天気が悪いです。今朝も雨なのでアパート内で待機中です。気温は肌寒いくらいです。
すみません良く読んでいなくて。
もしかして、シーズンオフにペンションを申し込み、だから今は分からないとの由だったかもしれませんね。此方も英語の和訳下手ですので。
海外の山旅で、失敗最初の頃多くあります。
カナダのカルガリのB&Bに予約を入れた所
空ありますでこれで安心と納得してしまいました。
所が現地に行ってから泊まられるならREをしてほしいと書きましたとの事で、部屋は空いてなく現地のお祭りの初日で、ホストは何件も電話してくれてやっと空室を見つけられました。
感じの良い奥さんでしたので、次の年にも泊まりました。
以降直接ではなく。ブッキング・コム、やJTBでホテルを取る事にしました。
実は今日、コルティーナで予約していた貸アパートのオーナーから予約を勝手にキャンセルされました。Airbnbの欧州版のようなウェブサイトを通じて予約していたので、オーナー側からキャンセルされることはあり得る仕組みなんですね(それによってオーナーの評価は下がりますけど)。勿論、支払った手付金は返金されますが、旅行中に新たな宿探しをしなければならないというのはストレスですよね。面倒なことになっちゃいました。