2021年07月15日

レ・セッレ峠越えハイキング

前日午後の雷雨は夜半までに上がり、今朝は青空が広がっていました。
明後日までは気温が低く不安定なお天気との予報でしたが、降水確率は低めだったので、ハイキングに出掛けることにしました。ただ、実際には予報ほどお天気は良くありませんでした。

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初めて南行き(谷の下流方面行き)のバスに乗り、モエーナ村 Moena で下車。バスの乗換え待ち時間を利用して村の教会へ行ってみました。

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教会の前でメルカート(露天市場)が開かれていました。地元産の美味しそうな蜂蜜を売っている店が2軒ありましたが、スーパーで買った蜂蜜が未だアパートに半分残っているので、荷物を増やさないために我慢しました。

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モエーナはファッサ谷では最も人口の多い村らしく、中心部の商店街が魅力的に見えましたが、残念ながらバス停が中心部からかなり離れていて、ゆっくり店を覗く時間はありませんでした。

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ファルカーデ Falcade 行きのバスに乗り換えます。

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サン・ペッレグリーノ峠 Passo San Pellegrino 手前のコスタベッラ Costabella 停留所で下車。バス停前のレストラン(写真右)の脇からチェアリフトに乗り込みます。

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チェアリフト「コスタベッラ」はカンパニャッチャ Campagnaccia のアルムへ上っていきますが、バス停から歩いて登る人も多かったです。モエーナ村では晴れていたのに、急速に曇って小雨が落ちてきました。

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チェアリフトの山上駅は草原のど真ん中で、周囲には何もありません(南東側へ少し下ると「パラディーゾ小屋 Baita Paradiso」というレストランが営業中のようでしたが…)。写真右がコスタベッラ連峰のようです。

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「604A」のコースで西へ進み、牛の放牧地を緩やかに登ります。行く手にレ・セッレ峠 Passo delle Selle と、その南側に建つ山小屋 Rifugio Passo le Selle / Bergvagabunden Hütte が近づいてきました。

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峠の手前でカミさんがエーデルワイスの花を見つけました。その一角だけでしたが幾つも咲いていました。

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レ・セッレ峠(海抜2,528m)。メジャーなセッラ峠と似た名前ですが全く別の場所です。第一次世界大戦でオーストリア軍の最前線だった場所との説明板がありました。峠の手前から小雨が霰に変わってきていたので、山小屋で休憩しようかとカミさんに言いましたが、カミさんは先を急ぐ方を選択しました。

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ところが、峠を越えた途端に急に激しく降ってきました。小豆くらいの大きさの特大の霰が一面に降り注ぎ、耳などに当たって痛いのなんの…。あっという間に積もって周囲が銀世界になってしまいました。

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可憐な草花もこのとおり。先程のエーデルワイスも今頃は霰に埋もれてしまったでしょう。

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残雪に半分埋もれているレ・セッレ湖 Lago delle Selle を通過。この辺りでようやく霰が止みました。

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急な渓流を2回渡りました。前日の雨で増水していて、足を濡らさずに渡渉できるギリギリのレベルでした。

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タラメッリ小屋 Rifugio Taramelli を通過。小屋の外には誰もいませんでしたが、正午からの営業に向けて準備中だったみたいです。

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タラメッリ小屋の下手で雪渓を渡る箇所がありました。融けて穴が開き始めていて、そのうち渡りづらくなるんじゃないかという気がしました。

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603番のコースでモンツォーニ谷を北へ下り、モンツォーニ小屋 Malga Monzoni に到着。チェアリフト「コスタベッラ」の山上駅からここまで約2時間半でした。

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ここまではシャトルタクシーの便があり、それに乗ってやってきている人も見掛けました。シャトル便の待合所のベンチに座り、持参した手作りサンドウィッチを食べました。

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モンツォーニ小屋から先は大半が舗装道路で、道端の草花を楽しみつつ快適に下れました。

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サン・ニコロ谷へ出合う場所にレストラン「アル・クロチフィッソ小屋 Malga al Crocifisso」があります。名前のとおり(クロチフィッソ=磔刑の十字架)、隣には立派な礼拝堂が建っていて、その下方の道には「ヴィア・ドロローサ」の各場面を描いた祠が並んでいました。

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アル・コロチフィッソ小屋の礼拝堂内部。写真には写っていませんが、右の壁に中国浙江省青田県出身の孫伯鴻 Giovanni Sun という方の遺影が掲げてありました。当地にどのような関わりのある方なんでしょうか。

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オートキャンプ場を通過。この近くまでミニトレインの便があり、モンツォーニ小屋行きのシャトルタクシーへ乗り継げるようになっている感じでした。

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モンツォーニ小屋から1時間余りでポッツァ村 Pozza di Fassa のメイダ地区 Meida まで下れました。集落の上手に「ファッサ・ラディーン博物館」の分館があります。同様のものを他の村でも幾つか見掛けました。

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なおなおさまから教えていただいた、ディスカウントスーパー「ディーピュー Dpiù」に入ってみました。さすがテレビCMも流している大手チェーンだけあって、激安なのに品揃えもまずまず。我が家は移動日が近いので余り多くを買い込めませんでしたが、ネスプレッソコーヒーの互換カプセル・チーズ・ハム・卵・歯磨き粉など、結構買っても10ユーロでお釣りが来ました。こんな人通りの少ない山奥でよく経営できるなぁと驚きましたけど、家賃が安いところを選んで出店しているのかも知れませんね。

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そのまま歩いてアパートに着いた直後、本降りの雨がやってきました。霰を除けば濡れるほどの雨には遭わずに帰れてラッキーでした。

posted by おーと at 02:31| Comment(7) | ファッサ谷(イタリア)
この記事へのコメント
おーと様、おはようございます!
東京は今日も曇天でムシムシした梅雨空です。コロナ感染者、とうとう7月14日は全体で3000人超え、東京は1149人になりました。(2ヶ月振りの1000人超え)この先が怖いです。スイス、イタリアなどの大嵐、猛威を振るったのですね。YouTubeでなぎ倒された大木や氾濫した道路などショッキングな映像を観て心配です。おーと様のご滞在されているドロミーティは連日の好天なので、今年の欧州は天候が安定していると思い込んでいました。
今日のコースも全く知識が無いのでGoogle先生に頼って、地図とにらめっこです。あーありました、コスタベッラ停留所。こんなところにもリフト類があるのですね。おっ!湖があるじゃないですかー。(私、湖マニアです。)
Lago di San Pellegrino
https://maps.app.goo.gl/8emSVUWWydre95N9A
レ・セッレ峠(海抜2,528m)の手前に咲くエーデルワイス、これは栽培ではなく野生ですね。いいなー。レ・セッレ峠からタラメッリ小屋までは、Googleの航空写真地図で見ますと岩が露出して白く見えて厳しそうなんですけれど……。あれ〜標高差も500m近いじゃないですか。危険な箇所はないのですか?(今後の参考のため)
Refuge Torquato Taramelli
https://maps.app.goo.gl/j9by1o33wthRVENz7
外観が小さく見えましたが、タラメッリ小屋には個室もあるんですね。(ハーフボードで非会員→54ユーロ!安っ)
Agritur Malga Monzoni
https://maps.app.goo.gl/QSbyrP3tkfAFgUYBA
モンツォーニ小屋は乳製品が美味しそう。店内のチーズ売り場のショーケースにケーキみたいなものが!
こんなに所に、何日か前のおーと様を発見しました。(笑)
https://maps.app.goo.gl/o49hsd83Wua5zh9E6
ディスカウントスーパー「ディーピュー」で買い物をされたんですねー。やっぱりお買い得なものがたくさんあるのですかね。(楽しそう!)ネスプレッソのカートリッジの単価が気になります。(日本だと100円近くしますよね。) 最後の写真の山並みも美しくて、Googlemapストリートビューで暫しうっとりタイムでした。ディーピュー近辺で見えていても、ポッツア村中心に行くと見えないんですね。手前の山が遮ってしまうって、こういうことなのだと納得です。おーっ!チーズ専門店がありますよ。おーと様ご夫妻はチーズ好きでしたっけ?
Caseificio Sociale Val di Fassa - Melga De Fascia
https://maps.app.goo.gl/wNWcaLrSafhD9tEs7
Posted by なおなお at 2021年07月15日 11:48
なおなおさま、イタリアの新規陽性者数も昨日は2,000人超で、この半月間で3倍になりました。人口を考えると日本より多いですね(検査数の違いはよく分かりませんけど…)。こちらの方々はおしゃべり好きだし、声が大きいし、日本人ほどマスクをしないので、特に都会では感染リスクが大きいだろうなぁと思います。今後が心配です。
サン・ペッレグリーノ峠周辺を見てくださって、ありがとうございます。不安定なお天気の予報だったので、比較的歩きやすそうで、ポッツァ村まで歩いて戻れるコースとして選びました。サン・ペッレグリーノ湖は、好天だったら我が家も出発前に立ち寄ったところですが、寒々とした曇天だったので先を急ぎました。後で酷い霰に出遭ったことを考えると、急いだからこそエーデルワイスを見つけられたと言えそうです。
レ・セッレ峠から西側の下り道は、おっしゃるとおり岩が多い斜面でしたが、滑りにくいザラザラした岩だったのと、急斜面じゃなかったことで、それほど歩きにくくはなかったです。それよりもタラメッリ小屋近くの渡渉の方が増水時は要注意と思います。
「Dpiu」は良かったです。教えていただいて感謝です。ネスプレッソの互換カプセルは10個入りで1.69ユーロでした。見たことの無いブランドでしたが、美味しかったら、そして他の地域でも店を見掛けたら、是非また買いたいと思います。
リンクを貼っていただいたペーラ村のチーズ店は、バスから見て気になってますが、スーパーにもその場で切り売りしている種類豊富なチーズコーナーが必ずあるので、わざわざ途中下車してまで行こうと思わないんですよね。チーズ専門店は他にも幾つも見掛けますが、12〜15時頃は大抵お昼休みで閉まっているため、ハイキングの帰りに立ち寄れないのがネックです。
Posted by おーと at 2021年07月15日 13:36
おーと様
霰が降りましたか?またまた、素晴らしいコースを歩かれ、敬服します。この辺りは私たちは全然、縁のない場所でした。エーデルワイスが大きくて、沢山あったそうで羨ましい限りです。
感想などはなおなおさんにお任せして、それ以上書くことはありません。
一通り軌跡の動画を作りましたが、徒歩スタート地点の「カンパニャチアのアルム」というのが私の手元の資料になかったので、テロップを入れませんでした。
https://youtu.be/2pjWHhOS0hs
Posted by 和田 力 at 2021年07月15日 16:42
和田力さま、またまた素敵な行程動画をありがとうございます(今回は復習編付き!)。もう少し良いお天気を想定していたんですが、カミさんが数日間ずっと探し続けていたエーデルワイスを見つけて満足してくれたのが救いでした。
今日は朝から雨で、なかなか止みません。ハイキングは断念して、これからバスでプレダッツォ村まで行って書店でラディーン語の辞書でも探してみようと思ってます。
Posted by おーと at 2021年07月15日 17:13
おーと様
ほとんど、初めての雨中行動日でしたね。文武両道のおーと様は当初の予定の行動として、ラディン語の辞書をお求めになったのは流石だと思います。色々とラディン語を教えて下さい。
訪ねられたPredazzoは我々が4年前に知らずに通過した村でした。その日は吉田愛さんとAlex Gaiさんのオルガン工房(△)を訪ね、Dianoの教会(☆)でAlexさんのパイプオルガンの演奏を聴き、その近くのTito Speckで美味しい生ハムを賞味した懐かしい場所です。かなり近くまでいらしたのですね。↓
https://drive.google.com/file/d/1h21Vuun2zILW1PgIzUSj023dvBBpwchb/view?usp=sharing
Posted by 和田 力 at 2021年07月16日 08:31
吉田愛ご夫妻のオルガン工場の隣町カヴァレーゼから南のチェルミスという山へロープウェイが上っていて、カヴァレーゼまではファッサ谷から直通バスがあるので、ファッサ谷での滞在中に出掛けることも検討していました。最後の数日にお天気が崩れてしまったのと、カヴァレーゼからのロープウェイには「ドロミーティ・スーパーサマー・カード」が効かないので、残念ながら最終日の今日はタダで乗れるロープウェイの方を優先して出掛けます。フィエンメ谷には魅力的なハイキングコースが他にもありそうなので、また機会があれば滞在してみたい気もします。
Posted by おーと at 2021年07月16日 14:17
写真を14枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年10月13日 17:36
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