
シュランダース村の教区教会(聖母被昇天教会)。左は銀行で、右が村役場です。

前日に日曜も午前中だけ開いているパン屋を商店街で見つけていた(土曜の午後は閉まっていました)ので、先ずそこへ行って美味しそうなパンを仕入れました。ついでに再び「エウロスパール EUROSPAR」にも行ってしまいました(このスーパーだけは日曜も19時まで営業しています)。

カール・シェーンヘル文化会館 Kulturhaus Karl Schönherr 前の広場で蚤の市をやっていました。小規模でしたが、写真右の少年は一人で堂々と店番をしていて可愛かったです。

一旦アパートに戻った後、11時頃から散策に出掛けました。スーパー「Mプライス MPREIS」前の道を北へ進むと「シュランダースブルク Schlandersburg」(かつての領主の居城。今は図書館になっているとか)が建っています。その脇から急坂を登ります。

間もなく「カスタニエンヴァール Kastanienwaal(=栗のヴァール)」という平坦な遊歩道に出ました。名前のとおり、右側に栗の木が並んでいて、左手の急斜面は林檎畑です。「ヴァール Waal」というのは、ヴェノスタ谷の斜面に数多く作られている灌漑用水路で、スイスのヴァリス州で見られる「ビス(またはスオーネ)」と同じものです。

スポーツセンターから上ってくる道と出合い、そこからシュランドラウン川 Schlandraunbach に沿って登ると、シュランダース滝 Schlanderser Wasserfall がありました。高さはそれほどありませんが水量が多く、近寄ると水飛沫でずぶ濡れになりそうでした。

滝口からジグザグの登り道(3番のハイキングコース)になります。山の中腹に見えていたシュランダースベルク城(個人の所有物らしいです)が近づき、登り過ぎている(道を間違えた)んじゃないかと思いました。

目指していた「イルスヴァール Ilswaal」の用水路が現れてひと安心。ここからは流れに沿った平坦な遊歩道(5番のコース)を西へ快適に歩けました。

5番のコースは途中で「イルスヴァール」沿いを外れて下ります。

間もなく見晴らしの良い場所に出ました。写真左の教会の尖塔が見える辺りがシュランダース村の中心部です。ヴェノスタ谷鉄道の軌道がS字を描いているのが印象的です。

少し右手(西側)にはコルチ Kortsch(コルツェス Corzes)の集落が見下ろせ、その背後の扇状地は一面の果樹園(恐らく林檎畑)です。写真右下は聖エギディウス教会 St. Ägidius。

センペルヴィヴムが咲いていました。

聖エギディウス教会の脇を通って下ります。

聖エギディウス教会の内部。

「6A」のハイキングコースに入り、左手にコルチの集落を見下ろしながら登り返します。

今度はそれほど長く登らずに「ツァールヴァール Zaalwaal」の用水路に出ました。

こちらも平坦な遊歩道を快適に西へ辿ります。

ヒヨドリバナを撮ってみました。

途中に水車小屋の跡がありました。かつては今より水量が多くて粉を挽けたんでしょうね。

コルチの集落の西外れで山裾に出て、集落の中を東へ緩やかに下りながら帰路につきました。写真はコルチ地区の中心に建つ洗礼者聖ヨハネ教区教会 Pfarrkirche St. Johannes der Täufer です。

林檎畑はどの木もたわわに実をつけています。どれも未だ小ぶりながら、既に赤く色づいているものも多くありました。

ヴェノスタ谷鉄道の高架橋を潜ってシュランダース村の中心部へ。2時間半余りの散策でした。アパートに戻ってから、バルコニーで白ソーセージと缶ラドラーの昼食を楽しみました。
【ヴェノスタ谷(イタリア)の最新記事】
今日は私暑さ対策で4時からウオーキングに出かけました。風があり思ったより涼しく歩けました。日よけ対策でもあります。
シュランダース村てしっとり、栗の道あり、リンゴ畑ありで思わずもいで食べたくなりました。おまけに滝まであるんですもの、良い場所をお選びになりましたね。階下にはケーキも買えるしね。
此方はチロルの雰囲気を感じます。ドロミテとはガラッと変わりまたまた楽しめそうで私までワクワクしてしまいます。引き続き報告楽しみに読ませて頂きます。
シュランダース村の散策を楽しまれたご様子で、こちらまで楽しくなりました。領主の居城が図書館になるなんて!歴史を受け継ぐって、大切なことですね。「栗の木が並んでいる。」……栗と言えば……『ヴァルミセル』が浮かんできました。栗のペースト食べたいです。栗のパスタ、栗のスープ、栗のヨーグルト……秋には沢山並ぶのかしら?(食いしん坊過ぎ) 航空写真を見ると広大な畑が広がっていて、緑のパッチワークを敷き詰めたようだと思っていたのですが、リンゴ畑だったとは!『リンゴが赤くなると、お医者さんが青くなる。』と言うヨーロッパのことわざがあるくらいですから、やはり生産量が桁違いなのでしょうね。本日、東京は最高気温34〜35度の予報でして、既にへばっているのでリンゴを一個、送信してください。(笑) そして!Sの字を描くヴェノスタ谷鉄道の軌道の美しさったら!石造りの高架下を潜るのも乗り鉄&撮り鉄もどきとしては堪らないですー。
今日のお天気はどうでしょう? ★祈・好天★
初日から「裏山」などという軽い名称ながら8km以上、標高300mの行程を難なく歩く健脚さに感心します。取り敢えず、軌跡をGoogle Mapに落として見ました。修正が必要なら訂正後、動く地図にしようと思います。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1UWnif_pqcVT5NjVZ6zSiDOYGAxpfGrtX&usp=sharing
私もssさまがご滞在になったチロル州のオーバーインタール地方と似た雰囲気があるのかもなと思ってます。村人もハイカーも話す言葉が殆どドイツ語なので、イタリアにいることを忘れそうです。イタリア語圏より五月蠅くない(笑)から私はドイツ語圏が好きですね。
林檎畑は本当に広大で、こんなに沢山の林檎をどうするんだろうと思っちゃいます(収穫だけでも大変そう…)。カミさんはシードルにするのが良いんじゃないのと言ってますが、地元産のシードルがあるのかどうか、未だ確認していません。アパートの大家さんがウェルカムフルーツとして林檎を部屋に置いてくださっていました。昨日は一部をそのまま昼食にいただき、残りは夕食の豚肉のオーブン焼きにカミさんがすりおろして使ったそうです。肉が柔らかくなって美味しかったです。
度々失礼します。先ほどのコースは検討の結果、下記に訂正します。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1LjYvIwHzBCrNljL9mjA_CeQ8xQqD5Bbd&usp=sharing
コルチ村の歩行ルートについては、山裾をもう少し西へ直進してサッカー場の手前でツェリム通りに出て、そこを南東方向へ下ってアリッツ通りからヴェッキア通りへ出ています。その先は和田さまに推定いただいた道を歩けば近かったんですが、それに気づかずヴェッキア通りをラウンドアバウトまで下ってしまい、車道脇を歩いてから鉄道を陸橋で越えました。
コース推定の評価と訂正ありがとうございました。修正致しますが、別件があるのでやや時間がかかります。
Silandro裏山軌跡訂正版です。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=150YaUpWtydfbDNX1UjdBa63tn1CSxsDV&usp=sharing
Stelvio峠はこれからじっくり拝見します。