2021年07月29日

メラーナー・ヘーエンヴェークを歩く

今日も曇天で、山では雷雨との予報です。アパートの大家さんの奥さまに「ここは夏には晴天が続く場所なのに今週はお天気が悪いわねぇ」と同情していただきましたが、昨日は隣のロンバルディア州の山間部でテニスボール大の雹が降ったり土砂崩れが起きたりしたとの報道もありまして、青空が見えない程度で文句を言っちゃいけないよなと思いました。

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滝のすぐ近くまでバスで行けるところがあったので、先ずはそこへ行ってみることにしました。メラーノ Merano(メラーン Meran)方面行きの列車をラブラント Rabland(ラブラー Rablà)駅で降り、パルチンス Partschins(パルチーネス Parcines)村行きのバスに乗ります。実は列車を1駅乗り過ごしてしまい、次のテル駅 Töll / Tel で反対方向の列車に飛び乗って戻るという失態がありました(乗り継ぐ予定のバスが遅れていて間に合いました)。パルチンス村で更にミニバスに乗り換え、急坂を上って到着。このミニバスもゲストカードを乗車口の刻印機にタッチして無料で乗れます。

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ミニバスの終点はレストラン「ヴァッサーファル Wasserfall」の前です。

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終点バス停から少し登ると、パルチンス(パルチーネス)滝 Partschinser Wasserfall / Cascata di Parcines の上部を間近に眺められる観瀑台に行けます。

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レストランの前から石段の遊歩道を下れば、滝の下から全貌を観ることができます。落差100mと言われるパルチンス滝はなかなか見応えがあり、パルチンス村から歩いて登ってきている人も多かったです。

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再びミニバスに乗り込んでパルチンス村へ戻り、そこから歩いて村の西外れにあるロープウェイ乗場へ向かいました。写真手前の建物はパルチンス村の中心部にある休暇用アパートです。

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ロープウェイ「テクセルバーン Texelbahn」の山麓駅。ラブラント駅からのバスもここに立ち寄ります。

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ロープウェイでラブラント村の北側の山腹にあるギッゲルベルク Giggelberg(モンクッコ Moncucco)の山上駅(海抜1,544m)に到着。往復切符を買うと、東のホッホムート Hochmuth や西のウンターシュテル Unterstell からもロープウェイで下ることができます。往復切符はゲストカードで1.50ユーロの割引があり、1人13ユーロでした。

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ギッゲルベルク山上駅からの眺望。写真右下がラブラント村、左手前がパルチンス村で、左奥がメラーノの街です。

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ロープウェイ駅の少し上手に建つ農家民宿「ギッゲルベルク」。

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農家民宿前に古いロープウェイのゴンドラがありました。もう使われていない感じでしたが…?

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センペルヴィヴムが咲いていました。

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24番のハイキングコースを西へ辿ります。この道は5〜8日間かけてテクセル(テッサ)山塊を周回するトレッキングコース「メラーナー・ヘーエンヴェーク Meraner Höhenweg(アルタ・ヴィーア・ディ・メラーノ Alta Via di Merano)」の一部です。初めのうちは樹林帯の中を進みますが、我が家ともう1組のハイカーを5頭の山羊がずっと追い掛けてきて、牧童になったような気分でした。

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舗装道路に出て暫く進むと、左手の眺望が開けました。眼下の谷底にナトゥルンス Naturns(ナトゥールノ Naturno)村が見えます。

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ホッホフォルヒ Hochforch の牧畜農家を通過。山羊達はここで農家の小父さんに大声で怒鳴られて追い返されてしまいました…。

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その先には岩壁を流れ下る滝があり、これを迂回するため滝の下まで下って登り返す必要がありました。比較的平坦なトラバース道かと思いましたが、実はかなりのアップダウンを繰り返すコースでした。

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続いてラーンバッハ Lahnbach の谷を渡る吊り橋が出現。長さ55mとのことで長くはありませんが、谷底までの高さはかなりのものでした。

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吊り橋を渡った後にも急な石段の登りが…。この辺りは「1,000段の峡谷 1000-Stufen-Schlucht」と呼ばれているらしいです。

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ようやく草地の斜面をトラバースする平坦な道に出ました。行く手に「ピルヒホーフ Pirchhof」、その右上に「シュナッツホーフ Schnatzhof」という2軒の農家民宿が見えます。

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「ピルヒホーフ」を通過。花で飾られた絶景テラスのレストランがありました。

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左手にナトゥルンス村(写真左下)を眺めつつ進みます。その右の扇状地の奥はシュライト谷です。

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2つ目の吊り橋でキルヒバッハ川 Kirchbach の谷(キルヒグラーベン Kirchgraben)を渡りました。

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レストラン「ガルマイン・ホーフ Galmein Hof」を通過。自家製と思われるハーブティーが売られていました。

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歩いてきた方向を振り返って撮った写真。手前の建物が「ガルマイン・ホーフ」で、その背後の谷がキルヒグラーベン、右後方の建物は農家が経営する休暇用アパート「グループ・ホーフ Grub Hof」です。

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分岐から「24B」のコースに入ってゴールのウンターシュテルが近づくと、山の斜面に突き出した鉄製の展望台がありました。

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展望台からカミさんはじめハイカー全員が眺めているのは…

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「クノット Knott」というヴィーア・フェッラータのコースを楽しんでいる人達です。足許がワイヤーロープ1本の綱渡りで、怖そうです。

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展望台から見下ろすナトゥルンス村。

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シュライト谷の出口に広がる扇状地。左にチルラント(チルラーノ)、右にタブラント(タブラー)の集落が見えます。右手前の建物がウンターシュテルのロープウェイ駅です。

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ロープウェイ駅の上手に建つレストラン「ウンターシュテル・ホーフ Unterstell Hof」。

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ウンターシュテルのロープウェイ駅に到着。ギッゲルベルクの案内標識には「ウンターシュテルまで3時間半」と書かれていましたが、やや急ぎ気味に歩いたこともあり、所要時間は3時間弱でした。

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ロープウェイはナトゥルンス村の西外れにあるコンパッチ Kompatsch(コンパッチョ Compaccio)地区に下ってきます。

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バスの連絡が良くなかったので歩いてナトゥルンス駅へ向かいましたが、途中で写真のディスカウント・スーパー「MD」と、ナトゥルンス村の中心街にあるスーパー「CONAD」に立ち寄って買物しました。ナトゥルンス駅でも列車の待ち合わせが悪く、40分余り待ってようやく乗った列車はベビーカーや自転車を持ち込む乗客で混雑していて、座れませんでした。でも今日はごく短時間しか降られずに済んでまずまずでした。

posted by おーと at 05:43| Comment(5) | ヴェノスタ谷(イタリア)
この記事へのコメント
おーと様こんばんは。
今日は大岳から帰り、少し夜寝?をしましたので遅くなりました。出先のスマホでは小さくて文字の打ち込みが出来ませんでしたので。
今日のお天気、上々ではないですか?滝が見えたり、ヤギと歩いたりナトウスン村が見えたりで、羨ましいです。ヤギと言うと昔白いのしか知りませんでしたが、チロルに行ってから黒やまだらに会いました。大人しく一緒に歩けるなんてラツキーと言えます。本当に牧畜農家の言う事も聴くんですねエー。
昨日食卓に上げっていた生ハムのお味は如何ですか。
此方はザツクカバーがビショビショですが最後は涼しいく凍った飲み物は半分ありましたが、バス停にある店で缶ビールを待ち時間に、最後の2時間はほとんど休まずで喉が渇き染み通りました。
Posted by ss at 2021年07月30日 00:33
ssさま、お疲れのところコメントいただきましてありがとうございます。そうですね、この日のお天気はまずまずラッキーだったと言えるでしょうね。
https://aruku-swissalps.net/grindelwald8.html#goat
山羊が何処までもついてくるという事態にはスイスのエングストレンアルプでも経験しました(↑)。この時は山羊が自分達の本拠地へ戻れたかを心配しましたが、今回は農家の小父さんに追い払われて、それはそれで少し可哀そうでした。恐らく小父さんの山羊じゃなくて、「お前ら、こっち来んな。帰れ!」って感じで怒鳴られてましたので。
ワインだけじゃなくてハムやチーズの類も、我が家は安物が好みにできているようです。生ハムも一番安いものを選んで買った結果が、他のものより美味しいと感じた次第…。北イタリアは全体の物価水準としては日本と同等か少し高い程度ですが、やはり肉類や乳製品は日本より断然安くて品揃えも豊富ですね。
Posted by おーと at 2021年07月30日 04:08
おーと様
毎日素晴らしい散策報告をありがとうございます。
シャモニに行った時にプラリオンの近くの小さな小屋でトムとかいう自作の山羊のチーズを買い、大変に美味しかったのを思い出しました。
何とか経路を辿って見ました。
https://youtu.be/yiHslFZhEOo
Posted by 和田 力 at 2021年07月30日 06:42
和田力さま、今回も綺麗な動画に纏めてくださって感激です。意外にアップダウンがキツくて大変でしたが、その代わり変化があって面白いコースでした。歩き始めが少し遅かったのでロープウェイの運行終了時刻が気になって気持ちが焦り気味でしたけど、案内標識に「3時間半」と書かれていたところを約3時間で歩けました。
Posted by おーと at 2021年07月30日 13:47
写真を22枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年10月29日 21:28
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