2021年07月30日

ヴァイスクーゲル小屋へ

久し振りの快晴の朝がやってきました。
ラングタウフェルス谷 Langtauferer Tal(ヴァッレルンガ Vallelunga)の奥へ、氷河を観に行くことにしました。

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鉄道の終点マルス Mals(マッレス Malles)駅からナウダース Nauders 方面行きのバスに乗り、途中のグラウン Graun(クーロン Curon)村でラングタウフェルス谷行きのバスに乗り換えます。終点のメラーク Melag(メラーゴ Melago)停留所で下車すると、早くも谷奥に氷河を抱いた峰々が眺められました。中央がベーレンバルトコーゲル(チーマ・バルバ・ドルソ)連峰で、左奥がヴァイスクーゲル(パッラ・ビアンカ)、右がフライブルンナー・シュピッツェ(チーマ・デッラ・フォンターナ)です。
谷底の道(2番のハイキングコース)を歩いていくハイカーが殆どでしたが、我が家は展望の良い高台の道を歩きたかったので、案内標識に「パノラーマヴェーク Panoramaweg」と書かれた3番のコースに入りました。

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ところが、それは谷の下流へ向かう逆方向の道でした。誤りに気が付いた時には既にかなり登ってきてしまっていました。写真右端の駐車場がメラークの終点バス停ですが、そこから写真中央の方向へ進んで小川を渡ったところの分岐から左手へ登るのが正解(本来歩きたかった3番のコース)だったようです。

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地図を見て、3番のコースより一段高い「1A」の道で谷奥へ向かうことにしました。北のオーストリア国境方面へ登って行く1番のコースを左に分け、フォルデラー・カールシュピッツに向かって緩やかに登ります。

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メラークバッハ川 Melagbach を渡った先でマーモットに至近距離で出遭い、「人通りの少ない道を選ぶと良いことあるなぁ」と思っていたら、気付かないうちにコースを外れてしまったようで、アルペンローゼの茂る道なき斜面をトラバースする羽目になりました。「1A」のコースは斜面をもう一段登らなければいけなかったようです。

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何とか3番のハイキングコースに出合えたものの、時間と体力をかなり浪費してしまいました。写真左の谷底が出発地点のメラークです。

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でも3番のコースは右手に氷河の峰を眺めながらの快適な登り道で、カミさんの機嫌も徐々に回復。

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谷底にメラーガー・アルム Melager Alm のレストランが見えました(写真右下)。

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歩く筈だった「1A」コースとの合流地点。地図に「インネレ・シェーファーヒュッテ Innere Schäferhütte」と書かれている草原です。

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牧畜小屋のようなものは見当たりませんでしたが、スコティッシュ系の牛に加えて馬も放牧されていました。

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「1A」のコースで引き続き谷奥へトラバースしながら緩やかに登ります。

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ヴァイスクーゲル(ピオ11世)小屋 Weißkugelhütte / Rifugio Pio XI° が見えた辺りに池があり、その近くで山々を眺めながら手作りサンドウィッチの昼食を摂りました。池にはオタマジャクシがいっぱいいました。

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ヴァイスクーゲル小屋(海抜2,557m)に到着。回り道をしたこともあり、昼食休憩時間を除いて2時間半余りかかりました。テラス席はハイカーで大盛況でした。

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ヴァイスクーゲル小屋から南側に望むベーレンバルトコーゲル連峰。写真中央のインネレ・ベーレンバルトコーゲルの左奥に覗いている頂がヴァイスクーゲルです。

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ヴァイスクーゲル小屋から更に谷の奥へ向かって下り、ヴァイスクーゲルから流れ下るラングタウフェルス氷河の末端に少し近づいてみました。背後の峰は右がラングタウフェラー・シュピッツェ(プンタ・ディ・ヴァッレルンガ)で、中央がフェルナーグル(ヴェルナーガ)です。

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ラングタウフェルス氷河末端のズームアップ。道端には氷河地形に関する解説板が点在していて、かつてヴァイスクーゲル小屋の下を氷河が流れ下っていた100年前頃の写真なんかもありました。

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谷奥から眺めるベーレンバルト(バルバ・ドルソ)氷河。

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カーリンバッハ Karlinbach(カルリーノ川 Rio Carlino)に沿って下流へ下ります。写真右上の辺りで氷河を眺めてから下ってきました。

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谷底から見上げるヴァイスクーゲル小屋。頂に十字架が建っている背後の岩山はアドラーコップフです。

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痩せたモレーンの背を下ります。

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下ってきたモレーン上の道を振り返って撮った写真。

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モレーン上から左手に眺めるフライブルンナー・シュピッツェとフライブルンナー(フォンターナ)氷河。

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再び谷底へ下ってきました。この先は川沿いを進みます(2番のハイキングコース)。

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バス停まで30分のところにある「メラーガー・アルム」のレストラン。ヴァイスクーゲル小屋から氷河の末端近くを経由してここまで2時間弱でした。ここのテラス席でビール(カミさんはラドラー)を飲み、小休止しました。

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牛の放牧場を通ってメラークの集落を目指します。

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谷奥方面を振り返って撮ったもの。

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気分の良い草原の中の道です。

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メラークの集落まで戻ってきました。

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メラークのバス停。

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今日は久し振りの好天だったためにハイカーの人出が多く、グラウン村で乗り換えたマルス駅行きのバスは超満員でした。

posted by おーと at 06:00| Comment(7) | ヴェノスタ谷(イタリア)
この記事へのコメント
おーと様おはようございます。
快晴のお天に恵まれて最高ですね。
私達、青い空、山並み、氷河どれを見ても本当に山奥に入った雰囲気が感じられてため息が出ます。おーと様は写真を撮るのも上手いんですね。
氷河は、地球温暖化で10年でも後退なのに、100年ではもう驚くばかりですよね。

このお天気に誘われて人が多くはそうですよね。


ラングタウフェルス谷の奥へ、氷河を、もう行きたいところが増えてこのまま行けるか分かりませんので、おーと様のブログを楽しみに目に焼き付けて何度も何度も見返す様に致します。この先消えない様にお願いいたします。
Posted by ss at 2021年07月30日 08:37
おーと様
素晴らしいお天気で氷河まで歩かれた素晴らしい記録です。マーモットも久しぶりですね。ところで、Bergfexに時々コース番号が欠落しているので、自信がないのですが、小屋の帰途・谷底の2番コースは添付した地図の「帰路2」の黒い線ですよね?
https://drive.google.com/file/d/1jZC9NfecTloQhOmys1lVJkx8K1iBUcn2/view?usp=sharing
Posted by 和田 力 at 2021年07月30日 09:14
ssさま、ヴァイスクーゲル小屋には家族連れも沢山登ってきてまして、元気な方ならどなたでもハイキングできる場所だと思います(我が家のように道を間違えなければ…笑)。マルス駅〜ナウダース村間を走るバス路線の途中で乗り換えた先ですから、ナウダース村での滞在中にお楽しみいただくこともできますよ。
Posted by おーと at 2021年07月30日 13:31
和田力さま、ルートはおっしゃるとおりです。お書きの「往路」が本来歩く予定だった3番→1A番のコースで(我が家は前半で道草してますが…)、帰りに歩いた道が「帰路2」です。「帰路1」は2番コースの本道ですが、氷河回りの道の方が傾斜が緩やかなので、他の方々もそちらを周回されているハイカーが多かったです。
Posted by おーと at 2021年07月30日 13:39
おーと様
遅くなりましたが、29日の軌跡を纏めました。
https://youtu.be/CO1-aruypbA
Posted by 和田 力 at 2021年08月01日 09:47
和田力さま、今回も素敵な動画に纏めてくださって、ありがとうございます! やはりハイキングは良いお天気の日に歩かなくちゃ、って感じですよね。
これからの1週間も当地は不安定なお天気が続く予報です。晴天の機会をタイミング良く捉えて出掛ける必要がありそうです。
Posted by おーと at 2021年08月01日 16:25
写真を19枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年10月30日 23:43
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