2021年08月10日

ガイスラー山塊の展望路を歩く

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今日は終日爽やかな晴天でした。
地元のテレビ放送で「月曜の午前はブリクセン Brixen(ブレッサノーネ Bressanone)の旧市街でマーケット開催」と言っていたので、先ずはアパートから歩いて旧市街へ行ってみました。

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旧市街はさすがに規模が大きく、大聖堂の周囲に露店が出てましたが、やはり衣料品店が多くて期待外れでした。

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ブリクセン駅前から前日と同じ321番のバスに乗り、路線の終点「スキー小屋 Skihütte / Rifugio Sci」まで行きます。ここには3軒の山岳ホテルが集まっています。

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リニューアルされたばかりの真新しいゴンドラリフト「プファンシュピッツ Pfannspitz」に乗り込みます。

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お天気も良く、ゴンドラリフトの山上駅からはガイスラー(オードレ)山塊が一望できました。

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バス車内で乗客の小母さんに勧められて後ろ向きの座席に座ったため、カーブの多い山道でカミさんは車酔い気味。ゴンドラリフト山上駅の近くに建つプファンシュピッツ(モンテ・ファーナ)小屋 Pfannspitzhütte / Baita Monte Fana へ立ち寄って休憩することにしました。

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テラス席でカプチーノをいただきましたが、大声で電話したり煙草をふかしている客がいて、カミさんは気分が休まらなかったようです…。

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プファンシュピッツ小屋の前では馬が放牧されていました。

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プファンシュピッツ小屋から西側の眺望。写真中央手前の電波塔が前日にゴンドラリフトで上ったクロイツタール Kreuztal(ヴァルクローチェ Valcroce)。その左の谷底はクラウゼン(キウーザ)村で、その上方に見えているなだらかな頂がリットナー・ホルン(コルノ・デル・レノン)、写真右上端がフィランデラー・ベルク(モンテ・ヴィッランドロ)です。

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斜面を北へ少し登ると、スキーリフトが通じている尾根の上に出ます。ここにも馬が沢山いました。

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尾根伝いに北へ歩き、写真右手前の分岐で左へ直進すればグローセ・プファンシュピッツェ Große Pfannspitze(モンテ・ファーナ・グランデ Monte Fana Grande)の山頂です。分岐からは殆ど登らないのですが、体調不良のカミさんは行かないというので、私一人でピストンしました。

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グローセ・プファンシュピッツェ山頂(2,545m)。

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グローセ・プファンシュピッツェ山頂から北側の眺望。中央手前がクライナー・プファンシュピッツェ(モンテ・ファーナ・ピッコラ)で、その向こうに横たわっている緑の尾根はリューズナー・アルム(アルペ・ディ・ルーゾン)、更にその背後にオーストリア国境のツィラーターラー・アルペンの峰々が遠望できています。

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西側にはリューズナー・ロッホの谷を隔てて、前日に歩いたプローゼ小屋(左)やテレグラフ山頂(右)がよく見えました。写真左端がクロイツタール、即ちザンクト・アンドレ St. Andrä(サンタンドレア Sant'Andrea)村から上ってくるゴンドラリフトの山上駅です。

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7番のハイキングコースでクライナー・ガブラー Kleiner Gabler の南斜面を東へトラバースし、正面に見えるグローサー・ガブラー Großer Gabler(モンテ・フォルカ・グランデ Monte Forca Grande)へ向かいます。

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グローサー・ガブラーの北尾根の登り。標高差は100mも無く、急坂にはワイヤーの手摺も付けられていて、体調の良くないカミさんでもストックを使わずに登れました。写真左がクライナー・ガブラーで、その手前の斜面に見える道を歩いてきました。右手前の頂はカールベルク(モンテ・クワイラ)です。

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プファンシュピッツ小屋から約45分でグローサー・ガブラー山頂(2,576m)に到着。

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広い草地の頂で、牛が放牧されていました。小さな小屋も建っていました。

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グローサー・ガブラー山頂から北側の眺望。カールベルク越しにリューズナー・アルムとその奥にツィラーターラー・アルペンの高峰群です。

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西側に眺めるテレグラフ峰。手前は広大な草原の斜面です。

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グローサー・ガブラーの南斜面を下ります。こちら側はなだらかな草原で、ガイスラー山塊を正面に眺めながら快適に下れました。

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パイトラーコーフェル(サス・デ・ピューティア)のズームアップ。

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左手(東側)にはファーネス山塊(写真右)やゼンネス山塊(中央奥)の山々が見えました。左手前のなだらかな稜線の山はマウラーベルク(モンテ・ムーロ)です。

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振り返って撮ったグローサー・ガブラーの山頂。

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下り道は次第に西寄りに方向を変え、14番のハイキングコース「ドロミーテン・パノラーマヴェーク Dolomiten Panoramaweg」に合流します。

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間もなく牧畜農家「ガブラーベルク Gablerberg」の前を通過。

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「ガブラーベルク」の前にベンチを見つけ、ガイスラー山塊を眺めながら持参したサンドウィッチを食べました。

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「ドロミーテン・パノラーマヴェーク」は眺めが良いだけでなく、ずっと僅かな傾斜で下っていく幅広の道で、平地を歩くよりも楽なくらいでした。写真左端にフーネス(フィルネス)谷が見えています。

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アーフェルス(エオーレス)谷を見下ろして撮った写真。左手前が今朝ゴンドラリフトに乗り込んだ「スキー小屋」で、その背後に見える集落がアーフェルス(エオーレス)村です。写真右上にこれから歩く道と、その先にクロイツタールの電波塔が見えています。

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今朝乗ったゴンドラリフト「プファンシュピッツ」のケーブル下を潜ります。写真右上が山上駅です。

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途中にあるレストラン「ロスアルム Rossalm」は物凄く賑わっていました。ゴール地点のクロイツタール(レストラン後方の貯水池の左に見える電波塔の場所)までもう少しです。

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りんどうの花が一面に咲いている場所がありました。道端の花の種類も秋に近くなってきています。

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その近くのベンチで休憩しました。パイトラーコーフェル方面も光線の具合が良くなってきています。

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前日にも来たクロイツタールの山岳ホテル「ガイスラー Geisler」前に到着しました。グローサー・ガブラー山頂からここまでの歩行時間は2時間弱でした。バスに長く乗りたくないカミさんはゴンドラリフトでザンクト・アンドレ村へ下ると言うので、前日と同じ経路で下山したくない私は別行動をとることにしました。

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「ガイスラー」の上手に建っているチェアリフト乗場へ向かいます。

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チェアリフトでパルムショス Palmschoß(プランチョス Plancios)村へ下りました。

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パルムショス村のチェアリフト山麓駅。

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ブリクセン行きのバスに乗り、ザンクト・アンドレ村の停留所から乗り込んできたカミさんと車内で再び合流しました。

posted by おーと at 01:18| Comment(8) | ブリクセン(イタリア)
この記事へのコメント
おーとさまおはようございます。
今日は台風の影響で風があり意外と涼しく感じます。
日課のウーオーキングで里見公園に行き、江戸川の広い土手から何と空気が澄んでいるので、富士山が見えるではないか。この時期では非情に珍しいのでスマホに収めました。
イタリアのマーケットは
お目当ての食品が買えずがっかりですね。チーズとかハチミツなどの品揃えを期待しますが。これから行かれる場所のマーケツトに期待したいです。
このコース見覚えのあるガイスラー山塊が見えて私身近に感じて数年前を思い出して、心ウキウキ私の行かない場所が多くありマタマタ行きたい場所が増えて困りもの。

山道、特にドロミテーの道路はカーブが多くバスの運転手さんは上手いですが、後ろ向きでは酔いやすく、カミさん酷くならないで良かったですね。

2500m以上モンテ・ファーナ・グランテからは良い展望で数年前おーと様が歩かれ、ツイラタールアルプスも見えたとはオーストリアがすぐそこで嬉しく眺められたのでは無いでしょうか?

このコースコースゴンドラやリフトが多く
色々選べて、便利で嬉しい限りですが。やはりオオカミやクマが出ては安心して歩けませんから(なんか自然が良いと言いながら)矛盾していますが。
毎日のブログ外国の山に行かれない私本当に有難く楽しく見させて頂いております。有難うございます。
Posted by ss at 2021年08月10日 09:54
おーと様、おはようございます!
こちら東京は『この夏一番の暑さ予報』が出ており、我が家の一番暑い2階の部屋は何度まで上昇するのかちょっと楽しみです。(多分、40度超えかと…汗)昨日はガイスラー山塊の素晴らしい展望の元、極楽ハイキングをお楽しみになられたようで、こちらまで嬉しくなりました。2枚目の写真は、手前がガイスラー山塊ですか?その奥に同じような峰々が続いていますが、本当に予想以上の絶景かな〜でため息がこぼれ(溢れ)てしまいます。グローサー・ガブラー山頂へのアクセスも何の問題もなくて何よりでした。(実はイタリア人格付けでは簡単でも日本人にとっては困難だったら、どうしようと内心ドキドキしていました。)なだらかなハイキングコースで快適そのものなのも嬉しいですね。どこまでも、どこまでも歩き続けて行けそうです。そんな夢のような絶景でいただく奥様特製のサンドウィッチは、さぞ美味しいのだろうなぁ…と食べてもいないクセに口の中に幸せの味が広がりました。薄紫色のリンドウに秋の訪れを感じますね。(我が家の雑草ぼうぼうのナチュラルガーデンも少し前から鈴虫が大合唱を奏で始めています。でも、秋は全く感じられませんけれどねぇ。w笑w)『オーストリア国境のツィラーターラー・アルペンの山々…』…Google mapを見始めると、どうしても白く(氷河)なっている高みに行きたくなります。そうですよね、この辺りもオーストリアアルプスとの境界なのですよね。ブリクセンからは遠いと思っていたところが意外に近くて、(鉄道が通っているからなのですねー。)これはおーと様もきっと射程圏内かと思いますがご紹介いたします。
https://goo.gl/maps/ZoDGQNPpojhUCYyY8
ほぼ一時間に1本、48分でロープウェイ乗り場まで到着してしまうとは!
https://www.ladurns.it/de/wandern-ladurns
↑これは2021年に新設された出来立てホヤホヤのようです。体力と相談しながら、素晴らしいハイキングが出来そうですー。『国境近く』それだけで旅愁を感じます。(笑)エーデルワイスヒュッテのそばはこんな感じの景色なのですねーーー。うっとり〜。
https://goo.gl/maps/XArMvBeRsrYKXse5A
今日もお天気は快晴のようですから、ハイキングが思いっきり楽しめそうで何よりです!!!それでは「行ってらっしゃいませーーー。」
Posted by なおなお at 2021年08月10日 11:37
ssさま、江戸川の畔からも富士山が見えるんですね。間に障害物が無いからでしょうね。おっしゃるとおり夏場に東京から富士山が綺麗に見えるのは珍しいと思います。酷暑の夏も着実に秋へ近づいているということでしょうか。
ドイツ語圏やフランス語圏だと新鮮な地元の食材は青空市で買うイメージがあるんですが、イタリアでは普通のスーパーに豊富な食材が揃っているので、ちょっと事情が異なるのかなと思い始めてます。チーズ・干し肉・蜂蜜等の伝統食材の露店はこちらのマーケットでも必ず出てますけどね。
往路のバスは、普通の座席も空いていたんですよ。小母さんの誘いを「ありがとう」と言って断れば良いものを、そうしなかったのは自分の責任なのに、気分が悪くなると機嫌も悪くなり「イタリア人はおしゃべりで嫌いだ」などと悪態をつきまくるのが困りものでした。まぁ徐々に気分も回復したので良かったですが。
Posted by おーと at 2021年08月10日 15:17
なおなおさま、頂戴した情報のお蔭で良いハイキングができました。改めて感謝申し上げます。
さて、ご提案いただきましたシュテルツィング(ヴィピテーノ)周辺についても、是非行きたいと思っています。問題はロッターシャルテの峠越えがカミさんも大丈夫かどうかってところなんですね。挑戦してみる価値はあると思ってますが…。
Posted by おーと at 2021年08月10日 15:20
なおなおさま、出発前で時間が余り無かったため、中途半端な返信になってしまってどうもすみません。
写真のガイスラー山塊が二重に並んでいる件ですが、奥の列が一般的にガイスラーと言われる本峰群で、手前はアーフェラー・ガイスラー(オードレ・デオーレス)=アーフェルス(エオーレス)村のガイスラー(オードレ)と呼ばれる山脈です。両者の間がフーネス谷になります。
ところで、情報を頂戴したラドゥルンス行きゴンドラリフトですが、リンクを貼っていただいたウェブサイトをよく見たら、今夏はチェアリフトからのリニューアル工事を実施中で運行されていないようです(今冬から運行開始予定)。ロスコップフ行きゴンドラリフトの方は運行中ですが、歩いてプフラーシュ谷へ下るのはハードそうなので、縦走は断念してロスコップフ周辺の周回だけにしておく方が無難かなと思い直しております。
Posted by おーと at 2021年08月11日 00:24
おーと様
軌跡のみを作りました。
https://youtu.be/9zMVMwu0nAY
Posted by 和田 力 at 2021年08月11日 14:32
和田力さま、いつも動画の制作をありがとうございます!
プローゼ行きゴンドラリフトの山上駅がある辺りは「クロイツタール(ヴァルクローチェ)」というんですね。確かに地図にそう書いてあります。「谷」ではなくむしろ「尾根」っぽい場所に思えるんですが、不思議ですねぇ。
Posted by おーと at 2021年08月11日 23:46
写真を26枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年11月13日 21:34
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