2021年08月11日

フーネス谷の最奥部へ

今日も終日の晴天でした。

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滞在アパート近くの停留所「チュックマル専門学校前 Tschuggmallschule / Scuola Tschuggmall」からフーネス(フィルネス)谷 Val di Funes / Villnößtal 行きのバスに乗りました。

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終点停留所「ツァンザー(ツァンネス)小屋 Zanserhütte / Rifugio Zannes」で下車。バスには途中から乗車してくるハイカーも多く、最後は座れない乗客もいました。バス停前に「トレフプンクト Treffpunkt」というレストランが建っています。

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レストランの階下にはビジターセンターのような施設がありましたが、「グリーン・パス」を持たない我が家は外から覗くだけにしておきました。

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33番のハイキングコースで川沿いに東へ登り始め、写真の少し先にある分岐を直進して32番のコースに入りました。写真中央の山、ツェンドレザー・コーフェル Zendleser Kofel(コル・ディ・ポーマ Col di Poma)の頂が本日の目的地です。右の鞍部にシュリューター(ジェノヴァ)小屋 Schlüterhütte / Rifugio Genova も見えています。

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間もなく樹林帯を抜けてカーゼリル・アルム Kaserill Alm の農家レストランを通過します。

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南側にガイスラー(オードレ)山塊がその全容を現わしてきます。右端がオルティゼーイからロープウェイが通じているセチェーダです。

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峠へ向かうなら32番のコースを直進する方が近道ですが、我が家は31番のコースに入って北側の谷を登ります。写真右上がツェンドレザー・コーフェルの山頂です。

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ヴェルンドレロッホ・アルム Wörndleloch Alm の牧畜農家を通過。ここから南下するのが31番コースの本道みたいでしたけど、我が家は更に東へ進みました。

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ヴェルンドレロッホ・アルムから右手(南側)に眺めるツェンドレザー・コーフェル。

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エーデルワイスが1輪だけ咲いているのを見つけました。やはり自分で見つけると嬉しいですね。

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このルートを選んだのは急坂を避けて周回できると考えたからで、それは概ね当たっていましたが、ツェンドレザー・コーフェルの東側は広大な牛の放牧場になっていて案内標識も全く無く、そのうち踏み跡も人のものか牛のものか分からなくなってしまいました。目指す山頂はハッキリ見えていたので適当に草原を進みましたけど、放牧地はところどころぬかるんでいて歩きにくい場所もありました。

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ツェンドレザー・コーフェルの南東に続く尾根上に出てきました。写真は南東側を撮っていて、右奥がプエツ山塊、左奥がファーネス山塊です。

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「ツァンザー小屋」バス停から2時間弱でツェンドレザー・コーフェル山頂(2,422m)に到着。

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ツェンドレザー・コーフェル山頂から西に見下ろすフーネス谷。

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南西側に眺めるガイスラー山塊。下方に見えている建物はガンペンアルム Gampenalm のレストランです。

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南側の眼下にはシュリューター小屋が見えます。後方に並んでいるのはプエツ山塊の峰々。

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北西側にはアーフェラー・ガイスラー(オードレ・デオーレス)の山脈が聳えています。右の頂がリングシュピッツで、左がトゥレン。下方に見える建物は、先程通ってきたヴェルンドレロッホ・アルムの牧畜小屋です。

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山頂から南東方向へ10分ほど下ったところがクロイツコーフェル(ポーマ)峠 Kreuzkofeljoch / Passo Poma(海抜2,340m)です。

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ここから東へ下って行けば、その先はバディーア谷へ通じています。写真中央後方はゼンネス山塊。

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クロイツコーフェル峠(写真左端)から少し南へ歩き、メダルジェス小屋方面へ向かう道との分岐から北側を撮ったもの。写真右奥の頂がパイトラーコーフェル(サス・デ・ピューティア)です。

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峠から西へ下れば約5分でシュリューター小屋です。

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シュリューター小屋。カメラの撮影モードがずれていたようで、色調が少し変な写真になってしまいましたが、お許しください。

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小屋の裏手のベンチが空いたので、そこに座って風景を眺めながら持参した手作りサンドウィッチを食べました。そよ風が心地良く、至福の時間でした。

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セチェーダ(写真左上)とレシェーザ(右奥)のズームアップ。両者の間に見える草地に建っているのがブログレス小屋です。レシェーザの下方に見える広い草地はグラッチアルムで、その後方の小さい草地がガイスラー・アルム。

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35番のコースを辿ってガンペンアルムへ下ります。

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道端の草花も楽しめました。

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牛が放牧された草地の中を下ります。写真右上が登頂したツェンドレザー・コーフェルで、左がリングシュピッツです。

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ガンペンアルムのレストランを通過。ここも盛況でした。

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分岐を右折し、33番のコースでガンペンヴィーゼ Gampenwiese の牧草地を下りました。刈った牧草を農機で攪拌して干し草にしている農家が多かったですが、一人で草を手作業で集めている女性もいました。背後の頂が登ってきたツェンドレザー・コーフェルです。

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バス停近くに建つレストラン「ツァンザー・シュヴァイゲ Zanser Schwaige」。シュリューター小屋からの帰路は約1時間20分でした。ここでビールでも飲んで帰ろうかと思いましたが、すぐにバスが出る時刻だったので、そのまま乗り込んでブリクセン Brixen(ブレッサノーネ Bressanone)へ戻り、駅前のスーパーで缶ビールを買ってアパートで飲みました。

posted by おーと at 04:55| Comment(10) | ブリクセン(イタリア)
この記事へのコメント
おーと様おはようございます。
今朝も早起きで土手からうっすらと富士山が見えました。外気は秋なのかもしれません。

プリクセンのバス停から私もおーと様と同じ行きのバスに乗りました。このコースは人気な様で既に並んでおり、途中からは全く満員電車並みの込みようでした。ツインザー小屋では私コースのパンフレツトを貰い、説明を受けたこともあり懐かしい思いで見させて頂きました。
ガイスラ―のあの風景は私も、おーと様と同じ角度から眺めたのか?と思うとルンルン気分です。
歩いたコースは少し違いますが、起伏もあまりなくお子様でも歩ける、荒々しい岩壁を見られるのがメーンのルートです。
「ツァンザー・シュバイゲ」のレストランは喉が渇きました、どうぞの位置にありますが私もバスの時間があり、気に入りのアングルで画像をパチリで急ぎました。

毎日美味しいサンドイッチをアルムで広げて、本当に大変な思いをされて出国した甲斐がある幸せな時間を、過ごされて報告を聞いている私も本当に嬉しいです。
Posted by ss at 2021年08月11日 09:37
ssさまもブリクセンでのご滞在時にツァンザー小屋からハイキングされたんですね。直通バスで行けるのが良いですよねぇ。やはりシュリューター小屋まで登られたんでしょうか?
Posted by おーと at 2021年08月11日 13:05
おーと様こんにちは。
良くは覚えておりませんが、ブログレス小屋迄行ったと思います。此の辺りは車でも来られて、便利ですが先日書いた通り砂ぼこりの洗礼がありました。
シュリューター小屋は記憶にないんです。
Posted by at 2021年08月11日 15:42
おーと様
一通り軌跡のみを出しました。
https://youtu.be/cE_nahwdys8
Posted by 和田 力 at 2021年08月11日 21:56
おーと様、お帰りなさいませ〜!
わぁぁぁぁぁ〜!!!『フーネス谷の最奥部へ…』と言うタイトルだけで高揚が押し寄せましたが、ブログを拝見して、全身の毛穴と言う毛穴が開いたり縮まったり大興奮でした。ブリクセンから直行で終点の谷奥ツァンザー小屋まで行けるなんて、アクセスが良くて最高ですねぇ。大人気のコースだとのことですが、ちょっと道を逸れるとパタッと人流減って、ゆったりと歩けるものなのですね。流石〜おーと様、ソーシャルディスタンスに抜かりがありませんねー。(笑) ガイスラー山塊の眺め、もう、ただただうっとりします。右端奥のセチューダも存在感たっぷり!一凛のエーデルワイス…エーデルワイスって群生しなくとも、一凛で映えますよね。高貴さが溢れていますねー。小高いツェンドレザーコーフェルからのガイスラーの眺め…先ほどと高さが変わると、また見ごたえがあります。手前の針葉樹がなくなり、『高いところに上ってきたんだなぁ〜』ってことがよくわかります。ガンペンアルムとたなびく紅白の旗、泣けるほど澄み渡った紺碧の空!!!本当に絶世の美しさです。フーネス谷に滞在したい気持ちが、更に大きくなってしまいました。終日お天気に恵まれて一番のご褒美ですねっ。
そうそう、ガイスラーが二重に並んでる件の解説をしてくださり、ありがとうございます。手前がガイスラーかと思ってしまいましたが、そうですかー、奥なんですね。二重の高峰に挟まれたサンドウィッチの具がフーネス谷。実に豪華絢爛のサンドウィッチです!!!ラドゥウンスの6人乗りリフト、リニューアル工事中なのですか。ここ一体もハイキングコースがたくさんあり、魅力がぎっしり詰まっていますね。地図を見ていて気になったのは、そのリフトの麓駅から更に奥に入り、オーストリア国境に向かって登るハイキングコースです。リフト類がなく自力で1,000mの登りと切れ落ちた道や鎖場は我が家には不可能ですが、こんなところを登れたら…夢のようです。
https://tribulaunhuette.com/
『経路』にコースの詳細がたくさんの写真で紹介されています。
ストリートビュー↓↓↓
https://goo.gl/maps/ZdxhVzsD5nBN5vbg9
「観光地化されずに自然のままの姿がそこにあります」的な説明がありますから、便利さ(苦労せずに絶景に立つ)に慣れてしまった我が家にはこのような小屋に訪れるのは高嶺の花なのかしら…と思ったりします。和田様にご紹介いただいたBergfexで地図を見ると麓から一直線に『荷物用リフト』のような記載があります。荷物と一緒にこっそり隠れて登るわけにもいかないのですが……(苦笑)
Posted by なおなお at 2021年08月11日 22:38
なるほど、ssさまがブログレス小屋へハイキングされたのはガルデーナ谷側からじゃなくて、フーネス谷から登られたんですね。失礼いたしました。ブログレス小屋の方がシュリューター小屋よりかなり低い場所なので、楽に歩けるコースとして推薦されたのかも知れませんね。
Posted by おーと at 2021年08月11日 23:56
和田力さま、早速に行程を動画にしてくださって、感謝申し上げます。
ガンペンアルムから先の帰路ですが、動画で選択いただいた35番のコースを我が家も辿るつもりだったんですけど、ガンペンアルム前の案内標識に「ツァンザー小屋方面は33番」と表示されていたため、北西方向へ下って往路で通った道へ出てしまいました。(動画の修正は無用ですので、よろしくお願い申し上げます。)
Posted by おーと at 2021年08月12日 00:04
なおなおさま、いつもコメントをありがとうございます。お気付きと思いますが、フーネス谷の最奥部へ登ってしまうと、ガイスラー山塊を少し斜めから眺める形になるので、山塊の特徴であるギザギザ感が薄れてしまい、それが少々残念ですね。やはりガイスラー山塊はツァンザー小屋からサンタ・マッダレーナ村の間で正面から見てあげるべきだと感じました。
ご紹介いただきましたトリブラウン小屋、ここはオーストリア側の同名小屋と同様、アクセスが大変な場所ですね。だからこそトレッカーのために山小屋があるんでしょうけど、日帰りハイカーの我が家には縁遠い場所です。
当地の山小屋で、四輪車の通れる道が無いところには、荷物運搬用の簡易ロープウェイが大抵設置されてます。山小屋を運営するための資材だけでなく、事前に連絡すれば宿泊者の手荷物も運んでもらえるところが多いと思います。人間が乗るのは無理ですが、先日ジェノヴァ谷の奥へハイキングした際に見たロッビア・アルタ小屋への荷物用ロープウェイは真新しくて大きく頑丈そうで、これなら人も乗せられそう、乗せてもらえたら嬉しいのに…と思いました(笑)。
Posted by おーと at 2021年08月12日 00:39
おーと様
軌跡の間違い指摘ありがとうございました。記録を
ちゃんと読めば「33番を通った」と書いてあるのに失礼しました。大間違いで済みません。お言葉に甘えて修正版は作りません。今後気をつけます。
Posted by 和田 力 at 2021年08月12日 07:10
写真を18枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年11月15日 18:24
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