ブライエス湖行きの路線バスはゲストカード(モビルカード)が効かず有料、かつコロナ感染防止対策として乗車人数が制限されており事前予約が必要です。前々日にウェブサイトで予約し、クレジットカードで1人5ユーロの代金を支払って、電子メールでPDFファイルの片道乗車券を受領していました。
ブルネック Bruneck(ブルーニコ Brunico)駅からイニヒェン Innichen(サン・カンディド San Candido)行きの電車に乗り、前日と同じヴェルスベルク Welsberg(モングエルフォ Monguelfo)駅で下車。駅前から予約したバスに乗り込みました。運転手はスマホ画面上や印刷された紙で乗車券を確認していましたが、QRコードは使わずにアナログの目視でした。全員が着席できるのかと思ったら、子供の座席をカウントしていないからなのか、数名が立って乗る状態でした(我が家は幸い座れました)。但し、途中の停留所では予約の無い乗客はすべて乗車を断られ、車内の混雑はありませんでした。

道路渋滞も前日ほどではなく、10分ほどの遅れでブライエス湖に到着しました。広い駐車場は満杯で、空き待ちの車列ができるほどの大盛況。後方に見えるホテルの裏手が湖畔です。

湖畔の遊歩道も観光客がいっぱいで、貸ボートも行列ができていました。対岸に聳えている山がゼーコーフェル(クローダ・デル・ベッコ/サス・ドラ・ポルタ)です。

湖の西岸の方が道幅が広くて歩きやすそうでしたが、午前中に湖の綺麗な写真を撮れそうな東側の遊歩道を進みました。写真は湖の北東岸です。

東岸の遊歩道は狭くて、意外にアップダウンもありました。写真を撮り合いながらゆっくり歩く観光客が多く、なかなか先へ進めませんでした。

北岸に建つホテル方面を撮った写真。

行く手に聳えるゼーコーフェル。その向こう側への山越えルートが本日のハイキングコースです。

写真右に見える谷を遡ると、ゼーコーフェル山の西側にあるザイテンバッハ(リチョゴーニュ)峠越えの道を辿れますが、谷底ルートは眺望が今一つかなと考えて別の道を選びました。

ブライエス湖の南端から1番のトレッキングコースに入り、ガレた谷に沿って南へ登ります。写真左に見えるナービゲス・ロッホ Nabiges Loch(ブーコ・デル・ジャーヴォ Buco del Giavo)の谷を経てゼーコーフェル山の東側を越えるルートです。

登り道の途中から振り返って見下ろしたブライエス湖。

岩壁の下をトラバースしながらナービゲス・ロッホを登り、その先の分岐で4番のコースに入りました。1番をそのまま進む方が近道なんですが、途中に高所恐怖症のカミさんには厳しそうな箇所があるため、敢えて遠回りを選んだ次第です。

池(ジャーヴォ湖 Laghetto del Giavo)のある牛の放牧地を通過。池の近くでマーモットも見掛けました。危険なところが無い道で良かったです。

ヴァルシェ・プラッツ Walsche Platz(カムロ・ラティーノ Camro Latino)の分岐で28番のコースに入りました。写真は分岐付近から西に眺めるゼーコーフェル山。その左手前はオーフェンマウアー(モンテ・ムーロ)です。

石灰岩が洗濯板のようにゴツゴツ並んだ歩きにくい斜面を登って稜線上を目指します。

ブライエス湖のバス停から約3時間でココダイン(フォッセス・リードル)峠 Forcella Cocodain / Fosses Riedl(海抜2,331m)に到着。南チロル(トレンティーノ・アルト・アディジェ)自治州とヴェネト州の境界を成す稜線です。写真右の岩峰はローテ・ヴァント(レメーダ・ロッサ)の支峰ローター・トゥルム。

峠付近にシュタインボック(アイベックス)が2頭いました。

ココダイン峠から南側(ヴェネト州側)の眺望。左端がトファーネ山塊で、中央がファーネス山塊のコル・ベケーイ、その右奥にチーマ・クントゥリーネスとピッツ・ラヴァレーラ、右端がノイナー・シュピッツェ(チーマ・ノーヴェ/サス・ドレス・ニュー)です。左手前に見えるフォッセス湖 Lago di Fosses の方向へ下っても良いと思ってましたが、そちらへの道案内標識が無く、断念しました。

手作りサンドウィッチを食べて休憩した後、引き続き28番のコースで尾根上を西へ進むことにします。オーフェンマウアー山の縞模様になった地層が美しいです。その背後の峰がゼーコーフェル。

峠から西へ向かう尾根上にはエーデルワイスが沢山咲いていました。前日にシュトゥルーデルコップフ山頂で見たものよりも大きくて形の良いものが多かったです。

オーフェンマウアーの南山腹をトラバースし、ゼーコーフェル(ビエッラ)小屋 Seekofelhütte / Rifugio Biella へ。その名のとおり、背後に聳えるゼーコーフェル山頂への登り口(ヴェネト州側)に建っています。

ゼーコーフェル小屋はテラス席もテントの中も家族連れで賑わっていましたが、昼食を済ませた我が家には用が無く、素通りしました。

6番のコースでゼーコーフェルの南麓を進みます。ゼーコーフェルの南斜面は、白い石灰岩の地層が斜めに重なっていて印象的でした。

振り返って撮ったゼーコーフェル小屋とオーフェンマウアー山。

分岐から「6A」の道に入る方が近そうでしたが、アップダウンを避けるため平坦な車道(引き続き6番のコース)でコル・デ・ラ・シオーレスの麓を周回するように歩きました。山の南側へ回り込むと、左手(南)にプラーン・デ・ラステの平原が見渡せました。

行く手にゼンネス小屋 Senneshütte(写真中央奥)が見えてきました。右の山はムンテジェーラ・デ・セーネス(モンテ・セッラ・ディ・センネス)です。

ゼンネス小屋。居心地の良さそうな、立派な山小屋です。ゼーコーフェル小屋からここまでは殆ど平坦な道でしたが、ここから7番のハイキングコースを辿り、更に「7A」の道に入ると本格的な下りになりました。

最後に垂直の岩壁の脇を急降下します。

U字谷の底に建つペデリュ小屋 Berggasthaus Pederü(写真中央手前)が本日のゴールです。ココダイン峠から3時間弱で下山することができました。

ペデリュ小屋の前からブルネック行きのバスに乗って帰りました。ロングコースで心配もありましたが、カミさんも頑張ってトータル6時間弱で歩き通せました。
【ブルネック(イタリア)の最新記事】
おはようございます。
バスで行きました。サンカンディドからドッビアーコ・セゲリアとバスを2度乗り換え1時間半ほどかかりましたが、9月中旬だったせいか人も少なく静かな山歩きを楽しめました。帰りにブライエス湖にも寄りました。
無濾過の白ビール大好きです。
最近、夏のアルプスへはミュンヘン便・9月限定にしていました。
帰路、ミュンヘンのオクトーバーフェストでビール三昧をするためです!
嗚呼!ゼーコーフェル(ビエッラ)小屋に登られたのですねーーー。『ブライエス湖からゼーコーフェル小屋へ』という表題を拝見し『まさか!あの厳しい道にトライしたの?』と驚いてひっくり返りそうでした。ブライエス湖は本当に大人気スポットなのですね。バスも予約制、駐車場も空き待ち状態…湖畔沿いも観光客でなかなか進めず…想像していたよりも混み混みの印象でした。ブライエス湖は『イタリアの湖の中でインスタ等にアップされる率ナンバーワン』と言われているらしく、正にその通りなのですね。ブライエス湖から南に向かっての登りも、結構キツそうですけれど振り返るとブライエス湖を見下ろせるローケーションなので苦しさ軽減ですね。(素敵!)blogをスマホで拝見しながら、パソコンでBERGFEX地図と照らし合わせてどのコースなんだろう?と探りました。 Dolomites UNESCO Geotrail (ドロミテユネスコジオトレイル)の一部なのですね。あっ!昨日おーと様が訪れたハイキングの始点『プレッツヴィーゼ峠』⇔『ペデュリ小屋』のロングトレイルなのですかー。こんなコースがあるのですね。これならば鎖場等の危険な場所を避けて(迂回するので長距離ではありますが…)あの『ゼーコーフェル(ビエッラ)小屋』へと辿り着けるのですか!!!尾根上のエーデルワイスの群生…奥様はさぞお喜びになったことでしょう。良かったですね。小屋の背後のオーフェンマウアー(モンテ・ムーロ)の山肌、印象的ですね。ドレープを寄せた巨大なスカーフみたいです。ペデュリ小屋直前の最後の下り道はかなりの急降下ですね。想像しただけで膝がガクガクしてきました。最後の写真、谷奥の何ともそそられるロケーションでしたので、ストリートビューで覗いてみました。
https://goo.gl/maps/jyFhdYJYNxUuDNK36
開けたラウターブルンネンのようです。あまりにも絶景ばかり見ているのでどんどん目が肥えていますけれど、ここも素晴らしい景色でうっとりしました。最後の下りはミューレンから一気に急降下するイメージでしょうかねぇ。(大変そう…汗)不謹慎にも『ここにチェアリフトでもあればいいのになぁ〜。」と思ってしまいました。(でも、スキーコースになりそうもない地形なのでしょうか?、夏季限定のリフトは元が取れませんかねぇ。)プファツェルンまで遠いのかと思いましたら、1時間ちょっとで帰れるのですね。おっ!途中はあの憧れの地『S. Vigilio村(サン・ヴィリジオ)』があるではないですかー!(ふむふむ)
そうそう、『バディーア村(Badia村)』の存在がずっと気になっています。麓からゴンドラ&チェアリフトで絶景まで簡単にアクセスできますね。中間駅までのんびりハイキングも出来そうです。
https://goo.gl/maps/jL9HubqVxmpQJtdh6
プファツェルンからは50分前後で行けるのですね。…と言うことは…クアファー(Kurfar)も近いのですねぇ。(1時間ちょっと)思っていたより近くて驚いています。(妄想範囲が広がりました。苦笑)
今日のお天気はどうでしょうか?行ってらっしゃいませ〜。
我が家もヘーフェ・ヴァイツェンが大好きです! 9月の祝日に合わせて夏休みを取り、ミュンヘン空港から出入りしたことが何度もありますが、我が家はオクトーバーフェストの会場へ出掛けたことは無いんですよ。日程的に勿体無くてミュンヘンでの宿泊を組まなかったのと、どうもちょっと気後れしまして…。日本人がふらっと出掛けても楽しめるものでしょうか?
ブライエス湖〜ゼーコーフェル小屋へと書いてあり、私も検索で少し見て、でもあまり出過ぎてはご迷惑と思いスルーしておりました。前々日にPCで予約などの手順もありますが、
情報通のおーとさまそこはお抜かりなく感心いたします。
此のコース画像を撮る為に混んでおられる様鏡の様に山が映るのは風のない日でないと無理ですので、運良く今日もおーとさまの味方でラツキーと言えます。
夏休みも終盤でもあり人気のコースおーとさまならやはり挑戦されると思いましたよ。以外ではないですと私は思います。
現在毎日の様にお歩きになられて、ご謙遜を私より健脚なのではと思っておりますので。
フォッセス峠のエーデルワイスの気候があっているのか?私スイス以外、ハイキングであまりエーデルワイスを見たことが無く、気が付かないのか、無い場所しか行かないのか?ですよね。時期的には夏休み後半が咲いているのでしょうか?
ゼーコーフェル小屋からの眺め、オーフェンアウアーの、斜め花崗岩遠くから見ると雪?まるで太古の地殻変動の後、(何万年)荒々しく物凄い迫力があり良い物を観たという感動を感じて嬉しい限りです。
最後に垂直の高い岩は自然に作られたとは思えない、登山道が作られており難なく歩き通されて大満足を味わえたのではないでしょうか?
そうです、この日歩いたヴァルシェ・プラッツの分岐からは、なおなおさまがプレッツヴィーゼ起点のハイキングとして最初に提案いただいたホーエ・ガイズル山の山腹トラバースコース上にあるロスアルム(カヴァッロ)小屋がすぐ近くです。私はペデリュ小屋へ下ることしか考えてませんでしたけど、距離の面ではロスアルムからホテル「ブリュッケレ」のある谷底の駐車場へ下って、プレッツヴィーゼ始発のバスに乗り込む方が楽に歩けそうですね。
でもペデリュ小屋の建つラウ(ルード)谷の景観もなかなかのもんでしょ。急坂は相当の傾斜角度ですが、車道なので地元の四輪駆動車が上り下りしてます。特に傾斜のキツい場所はコンクリート舗装してあり、滑りやすくはなかったですよ。
なおなおさまが目を付けられたサン・ヴィジリオ村は貸アパートが多いので、この日も多くの滞在者で賑わっている様子でした。ペデリュ小屋までは頻繁にバスが出てますし、バディーア谷への分岐でコルヴァーラ方面行きのバスに乗り換える滞在者もいましたね。ブルネックまで遠いので我が家は選択肢から外しましたが、この谷の周辺でのんびり滞在するならサン・ヴィジリオ村は良さそうなところです。
ドロミーティ地方はエーデルワイスが多いと聞きましたが、確かにそのとおりだと思います。余り目立たない花なので気を付けて探さないと見つけにくいのと、6月頃は未だ咲いていない可能性が高いでしょう。花が終わっても萎れずに長く残っていますから、9月に見掛けたこともあります。咲いている場所が限られますが、7〜8月に岩が多くて日当たりの良い高地を歩かれればきっと見つかると思いますよ。
湖畔散策だけでは、夕飯のビール等美味しく頂けないのではないでしょうか?
多くお歩きになり汗をかいて、こちらは涼しいか。
それでこそ、アルコールが美味しいという事。
ひねくれものではない、お体を上手く動かしておられると思います。
私も負けずに、明日大菩薩に行きます。相変わらず誰も誘いません。この間の青春18キツプがありますから。夕立が無い事を祈りたいです。
遅く成りましたが軌跡を徒歩の部まで作りました。
今回は長い上り下りで大変だったでしょう。
https://youtu.be/3z_wGV4VQ_o
未だ関東は日中暑いでしょうから、大菩薩で冷気をお楽しみになってくださいませ。雷雨の予報が外れることをお祈りしております。