2021年08月25日

ライン村の高台展望路を歩く

滞在中のザント・イン・タウフェルス Sand in Taufers(カンポ・トゥーレス Campo Tures)村から20分ほどバスに乗り、東の谷奥にあるライン Rein in Taufers(リーヴァ Riva di Tures)村へ出掛けました。

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教会近くの終点バス停で下車しました。

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聖ヴォルフガング教区教会 Pfarrkirche zum Heiligen Wolfgang / Chiesa di San Volfango の内部。

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上手の舗装道路を北東方向へ歩いていきます。右手には眼下のライン村から奥へバッハー(リーオ)谷が延び、その背後に聳えるのが氷河を抱いたホッホガル(コッラルト)ですが、残念ながら雲が掛かっています。

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牧畜農家の方々が集まって、搾った牛乳を出荷するためのタンク車を待っていました(この後すぐにタンク車がやって来ました)。後方に見えるのは発電用の風車。何故か1基だけ建っていました。

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クヌッテン(ドッシ)谷 Knuttental / Valle dei Dossi への入口にある駐車場で、2人のお姉さんが地元(南チロル)産のマルレーネ Marlene という林檎を配っていて、我が家も2ついただきました。

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谷底の道(9番のコース)をクヌッテンアルム小屋 Knuttenalm 方面へ歩いていくハイカーが多かったですが、我が家は1番のハイキングコースで樹林帯の斜面を北東方向へトラバースしながら登りました。写真は振り返ってライン村方面を撮ったもので、手前の河岸に見える広場が林檎を頂戴した駐車場です。

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樹林帯を抜けると間もなくドゥラアルム小屋 Durraalm に到着。バス停から約1時間半でした。小屋の手前で1人で歩いている男性に追いつき、流暢な英語で声を掛けられたので少し話をしました。ローマ在住のパイロットの方だそうで、先月東京にも飛んだとおっしゃっていたのでオリンピック関係者のチャーター便だったのかも知れません。

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パイロット氏はここからクヌッテンアルム小屋へ下るとおっしゃっていました。そこで売っているチーズやブルーベリージャムが絶品なんだそうです。ドゥラアルム小屋(写真中央)の右の谷底に見える建物がそのクヌッテンアルム小屋です。ドゥラアルム小屋の後方に見える峰はオーストリア国境に位置するグローサー・ラインハルト。我が家はパイロット氏と別れ、折り返すように「1A」コースで西へ向かいました。

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この道は「ライナー・ヘーエンヴェーク Reiner Höhenweg(ライン村の高台の小道)」と呼ばれる、山腹の平坦なトラバース道で、左手(南東方向)の眺望を楽しみつつ快適に歩けました。

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ベンチに座って先程もらった林檎を食べてみましたが、新鮮だからなのか、みずみずしくて抜群に美味しかったです。一緒に添えられていたカードには、クヌッテンアルム小屋でこれを見せれば更に何かもらえると書いてあります。クヌッテンアルム小屋にも立ち寄ってみたかったですねぇ…。

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眼下の谷底にライン村を見下ろし、その向こうには氷河を纏ったリーザーフェルナー山塊の峰々が並びます。今日も山の上には雲が纏わりつき、風に乗って時々細かい雨も飛んでくるお天気で、山頂が隠されているのは残念ですが、写真左端のホッホガルから右へヴィルトガル(コッラスプロ)、ホッホフラッハコーフェル(チーマ・ディ・ピアナルト)、マーガーシュタイン(モンテ・マグロ)を経て写真中央がシュネービガー・ノック(モンテ・ネヴォーソ)です。

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ヒルバーオーバー小屋 Hirberoberhütte(山小屋ではなく牧畜小屋のようでした)を通過。この辺りが本日のコースの最高地点(海抜約2,200m)です。

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ドゥラアルム小屋から約1時間でヒルバーアルム Hirberalm の牧畜小屋に到着。ここのベンチで持参した手作りサンドウィッチを食べました。この先は車も通れる道幅になり、更に歩きやすかったです。

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ヒルバーアルムから東側を振り返って撮った写真。右手前の峰はシュトゥーテンノック(チーマ・ディ・リーヴァ)で、その左はクヌッテンノックです。

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ヒルバーアルムから眺めるホッホガル(左)とヴィルトガル(右)のズームアップ。写真中央手前に見えている建物がカッセラー(ローマ)小屋です。そちらへ登ることも検討しましたが、谷の反対側の高台の方が氷河を眺望しやすいのではと考えて「ライナー・ヘーエンヴェーク」を選んだ次第です。結果的には雲が多くてスッキリした眺望は得られませんでしたが、こちらの方が青空が広くて陽の差す時間帯が長かったので、お天気の点では正解でした。

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更に西進してウンターリーザー・アルム Unterrieser Alm のレストランを通過。

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ウンターリーザー・アルムから見下ろすライン村。

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ライン谷を挟んで聳えるガッターノック(右)とツヴェルファーノック(チーマ・ドディチ)。

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行く手(西側)に聳えるアハターノック(写真中央)。その右奥はグローセ・ヴィントシャールシュピッツェ(チーマ・デル・ヴェント・グランデ)で、左はフェンスターレコーフェル(チーマ・フィネストラ)を経てヴァッサーコップフ(チーマ・デッラックア)です。

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木造の小屋が並ぶロビーザー・シュップフェン Lobiser Schupfen の分岐で左手へ折り返すようにして10番のコースに入りました。

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ガッターノックとツヴェルファーノックを眺めつつ下ります。

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ヒルバーアルムから1時間余りでライン村の教会の近くまで下ってきました。14時過ぎのバスに乗ってザント村へ戻りました。

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ザント村では、アール Ahr(アウリーノ Aurino)川の左岸に建つ聖セバスティアヌス・マウリティウス教会 Kirche zum Heiligen Sebastian - St. Moritzen / Chiesa di San Sebastiano を訪ねたりしました。

posted by おーと at 02:00| Comment(14) | ブルネック(イタリア)
この記事へのコメント
おーと様
ライン村 拝見いたしましたが、本日は私が群馬から鎌倉に移動するので、軌跡作成は遅れます。
Posted by 和田 力 at 2021年08月25日 06:19
和田力さま、ご丁寧にどうもすみません。遅れるも何も…(笑)。どうぞお気をつけてご帰宅くださいませ〜。
Posted by おーと at 2021年08月25日 12:25
おーと様、おはようございます。
ライン村へは、バスで20分で着くアクセスの良さなのですね。ザント村は便利な場所にあるのだなぁ…と、実感しています。林檎、新鮮で観ているだけで美味しそうに感じました。(こういった企画、嬉しいですよね。クヌッテンアルム小屋では、何をプレゼントしてくれたのでしょう?笑)『ライナー・ヘーエンヴェーグ(ライン村の高台の小道)』…ネーミングも素敵で高揚感を誘いました。リーザーフェルナー山塊が隠されているのは残念でしたね。おーと様も『ホッホガル』の雄姿をすっきりとご覧になられたいこと思います。(私も拝みたいです。)…そうですかぁ〜昨日の現地の方のblogに掲載されていたローマ小屋へアクセスしてしまうと、『氷河を抱いた峰々』が『近すぎて』眺望しにくいかもしれない……つい、見たい山のそばにそばに…と、がっついてしまいがちですけれど、おーと様色々と思案(計算しつくして)なされていて凄いです。(流石!)陽が射すアルムは薄緑色に輝いて浮き出ているようです。緑濃き針葉樹、点在する村々、そして背後には氷河を抱いた峰々…いつまでもいつまでも、ずーーーっと眺めていたいくらいな風景です。(うっとり)
昨日朝、「ライン村に行ってみようと思います。」とコメントを拝見し、どこをハイキングされるのかしら…と、妄想クイズをして独りニヤケていました。お天気や体調にもよりますが、Klammlseeへの往復ハイキングなどもありかしら…。数百メートル先はオーストリア領なので少し『侵入』してみる。数日前の国境線から1キロを更新するのか?(笑)もご検討されていたのでは…?と、勝手な想像をしていました。(w笑w)
https://www.google.co.jp/maps/place/Klammlsee/@46.9821245,12.1167425,1227m/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x477791a7b174956f:0x5e4144f06a50698f!8m2!3d46.9818103!4d12.1283225
谷奥のハイキングは、のどかで緑溢れる風景、高台に登れば高峰を拝むことができて、本当に素晴らしいです。空想(妄想)の翼が広がり、すぐにでもそちらへ飛んで行けそう(大迷惑)なぐらいの私でございます。おーと様のblogを拝見していると、魔法にかかったように元気になれます。(感謝)
今日はどちらへ行かれるのでしょうか。『妄想の翼』を広げて待機しておりますので、いつでもフライトOKです。(笑)行ってらっしゃいませー。
Posted by なおなお at 2021年08月25日 13:01
なおなおさま、毎度コメントありがとうございます。カッセラー(ローマ)小屋からの眺めですが、この日に遠望して位置を確認した印象では、少なくともホッホガルの山腹氷河は間近に見られそうですね。但し、他の周辺の氷河も一度に眺めようと思うと、やはり一歩下がった場所の方が好都合だと考えた次第です。
クラムル(ゴーラ)湖が選択から外れたのも、ここからは氷河が見えにくいだろうと思ったからです。クヌッテンアルム小屋へ向かったハイカーの何割かはここまで足を延ばされたんじゃないかと思います。
今日は昨日・一昨日よりお天気が良さそうなので、本当はネーヴェス人造湖から峠越えでヴァイセンバッハ(リーオ・ビアンコ)村まで歩きたいと考えていました。ラッパッハ(ラッパゴ)の終点バス停からだと距離も標高差も大きいので、そこからネーヴェス湖までタクシーを利用できないかと業者へ照会しているんですが、メールにもSMSにも返信が無く、少なくとも今日のところは断念です。別の業者にも訊いてみたいと思ってますが、ダメなら諦めます。
今日は代わりにブルネック駅前へ戻ってバディーア谷方面へ行ってきます。ザント村のスーパーには何処にも魚が売ってないので、ブルネックで帰りに魚を買ってくるつもりです。
Posted by おーと at 2021年08月25日 14:50
おーとさまこんにちは。
今日のコースは畜産農家が点在する、自然の中のハイキングで、村の人の顔が見られた様で良いルートでした。娘さんがマルレーネ、リンゴを配り、みすみすしいとか?最近は日本ではリンゴの味が美味しいですが酸味が無く私は昔の紅玉などが好きです。
特にアツプルパイやカレーに入れるリンゴは酸味が無いと、良い味が出ません。このリンゴは酸味がありますか?
牛乳の集荷等、此処は山合の点在する畜産農家を回るのは無理と見えて、1か所に来てもらうんですね、
ライン村、何だか、オーストリアかドイツらしい地名です。此処辺の人達地名にはこだわるので言われありでしょうか?
来ている衣服を見ても寒い。高地なので牛さん達には素晴らしい棲み処と思えます。
観光にないこれらの地域を回られるおーとさまは流石です。そこに住む生活を見られ、手作りサンドウイッチにデザートはリンゴ飲み物はコーヒーでしょうか?又氷河もありで短時間の良いコース
言うことなしの読んでいる私も嬉しくなりました。ライン村の教会のお写真素晴らしいです。
Posted by ss at 2021年08月25日 16:27
おーと様、お帰りなさいませ。
お調べになっているタクシー会社が分からないので、既にご連絡されているところかもしれませんが、bergfexのハイキングマップに、記載がありました。↓↓↓
https://www.bergfex.com/sommer/suedtirol/touren/wanderung/77974,daimerweg--kellerbauerweg--nevesjoch--chemnitzerhuette/
『経路』をご覧下さい。翻訳が分かりにくく、ケムタイザーヒュッテまでタクシーが来られると解釈することもできますし、よく分からないのですが……。翻訳ソフトでの説明(抜粋)↓↓↓
『ケムタイザーヒュッテからは、ラッパッハ(貯水池)またはヴァイセンバッハに降りることができます。ラッパッハからタクシー(+39 0474 685005/ +39 348 3529812)を呼び出して渓谷駅に戻り、ヴァイセンバッハからバスが16:00と18:00に出発します。』
Posted by なおなお at 2021年08月25日 21:05
おーと様
1080mの群馬県の高冷地から暑い鎌倉に帰りました。昨日の軌跡をYouTubeに揚げましたが、先方で私の画像の中から「見出し」として取り上げたのが林檎でしたので、そのまま出します。味もよかったそうですが、画像も秀逸です。
https://youtu.be/kWo8eoEMMVY
Posted by 和田 力 at 2021年08月25日 21:08
和田様軌跡有難うございました。
群馬の高地の休養お楽しみになられてお帰りなさい。まだまだ残暑厳しいです。ご自愛を。
Posted by ss at 2021年08月25日 21:46
ssさま、コメントをありがとうございます。おっしゃるとおりライン村は静かな牧畜集落で、ハイカーの数はそこそこ見掛けましたが家族連れで騒いで遊ぶような場所ではないため、大声で話しながら歩くイタリア人がいなくて落ち着いた気分で歩けました。イタリアにも上品な人はいるんだなぁと思いました(当たり前ですが…笑)。
ドイツ語名の「ライン」は、勝手に推察すれば「澄んだ水」ってことじゃないでしょうか。イタリア語名の「リーヴァ」は「川岸」でしょうから、綺麗な水の流れる場所だったんだろうと思います。
我が家も紅玉のような酸味の利いた林檎が好きです。欧州では紅玉系が主流ですよね。アップルパイに入れるのに酸味の無い林檎じゃ風味が出ませんからね。「マルレーネ」は酸味もありますが甘みも多く、何より香りが良かったです。
Posted by おーと at 2021年08月25日 23:31
和田力さま、いつも動画を制作いただき恐縮です。今回も行程を完璧に辿っていただきました。ありがとうございます。
ウンターリーザー・アルムからの写真が別のものになってますが、ご愛嬌です。
Posted by おーと at 2021年08月25日 23:40
なおなおさま、流石ですね。まさにそのタクシー業者(カフェ経営兼業)です。観光案内所で先刻確認してきましたが、ミュールヴァルト(セルヴァ・デイ・モリーニ)村にはこの業者しかタクシーは無いみたいですね。返信が無いのは、英語でのメール照会が嫌がられたとか、2人ぽっちの客に事前にスケジュールを押さえられるのが嫌だったとか、そんなところかも知れません。当日に電話しろよ、と言われると、気分的に行く気が失せてきてしまうんですが…(苦笑)。
Posted by おーと at 2021年08月25日 23:51
おーと様
訂正ご指摘ありがとうございます。
ウンターリーザー・アルムからの写真が別のものになっていたので、他にも数か所訂正して別のURLでYouTubeに載せました。現在のNet環境はよいので数分で載せることが出来るので改訂はラクチンです。
https://youtu.be/kWo8eoEMMVY (to be deleted)
リンゴの表題頁が消えます!
https://youtu.be/d4OmKy5vz2M
210824 Oto Rein高道 1分26秒  
Posted by 和田 力 at 2021年08月26日 08:49
和田力さま、お帰りなさいませ〜。わざわざ動画を修正いただいてしまって、どうもすみません。
Posted by おーと at 2021年08月26日 13:26
写真を10枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年12月16日 23:05
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