2021年08月27日

ネーヴェス峠越えハイキング

今日はチロル地方(オーストリア側)が雨の予報だったのでお天気を心配しましたが、当地は午後まで爽やかなハイキング日和でした。

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滞在中のザント・イン・タウフェルス Sand in Taufers(カンポ・トゥーレス Campo Tures)村から8時半過ぎのバスでミュールヴァルト Mühlwald(セルヴァ・デイ・モリーニ Selva dei Molini)村へ向かいます。他の乗客は村の中心部で全員降りてしまい、貸切バス状態に。終点の1つ手前の停留所(ラッパッハ Lappach(ラッパゴ Lappago)の集落の中心)で下車すると、目の前が「カフェ・シュナイダー Café Schneider」でした。ここがタクシーを兼営しているんです。予めメールで連絡を入れていたので、バスを見た奥さまが外へ出てきて「車庫の前で待ってて」と。間もなくご主人が白いワゴン車を出してくださいました。

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タクシーの前を走っていた飲料水運搬用の大型タンク車が工事用車両となかなか擦れ違えずに時間を要しましたが、労せずにネーヴェス人造湖 Neves Stausee / Lago di Neves のダムに到着。タクシー運賃は(2人で)15ユーロでした。

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ダムの上から眺めるネーヴェス湖。対岸に並ぶのはオーストリア国境のツィラーターラー・アルペンで、写真左がホーアー・ヴァイスツィント(プンタ・ビアンカ)、右がグローサー・メーゼラー(グラン・メーズレ)です。

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東側の湖岸を歩く方が近道ですが、陽の当たっている西側の遊歩道の方が快適そうに見えたので、そちらを歩いて湖の北端へ向かいます。車でやってきて湖岸を周回散策している観光客や、釣りに来た小父さん2人連れなんかがいました。

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グローサー・メーゼラーからネーヴェス湖の北端へ流れ下るウルシュプルング谷のズームアップ。写真右端の峰はトゥルナーカンプ(チーマ・ディ・カンポ)です。

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放牧されている山羊の群れに出遭いました。1頭だけロバか子牛と見間違うほど大きな山羊がいました(右端)。

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ネーヴェス湖の北西岸にレストラン「ネーヴェス・アルム Neves Alm」が建っています。

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「ネーヴェス・アルム」から湖の対岸(南端)にあるダムを眺めた写真。左上の頂はシュレックヴァントです。

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湖の北端でウルシュプルングバッハ川を渡り、24番のハイキングコースに入って東の斜面を登ります。

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幅広の林道をショートカットするように登山道があり、どちらを歩いても良いようになっていました(我が家は登山道を選択)。写真は登り道の途中から見下ろすネーヴェス湖です。

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樹林帯を抜けたところがオーベレ・ネーヴェスアルム Obere Nevesalm で、立派な牧畜小屋が建っていて、牛が放牧されていました。

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山々を眺めながら一息入れるのに最適な場所です。

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西ネーヴェス氷河を抱いたグローサー・メーゼラー。ツィラーターラー・アルペン第2位の高峰です。

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道が再び登りになり、その途中から振り返って見下ろしたオーベレ・ネーヴェスアルム。その向こう側にあるネーヴェス湖はもう見えません。

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ネーヴェスボーデン Nevesboden の平原に入ると、行く手の鞍部(ネーヴェス峠 Nevesjoch)に建つケムニッツァー(ジョヴァンニ・ポッロ)小屋 Chemnitzer Hütte / Rifugio Giovanni Porro がハッキリ見えました。写真左上の頂はガムスラーナーノック(チーマ・デイ・カモーシ)で、こちらへ登っていくハイカーも見掛けました。

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ネーヴェス峠の手前から振り返って撮ったネーヴェスボーデン。写真中央奥の鞍部がアイスブルック(ポンテ・ディ・ギアッチョ)峠です。

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アイスブルック峠のズームアップ。エーデルラウト(ポンテ・ディ・ギアッチョ)小屋が見えます。

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ネーヴェス峠のケムニッツァー小屋(海抜2,420m)に到着。ネーヴェス湖のダムからここまで2時間でした。

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ケムニッツァー小屋のテラス。

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山小屋の近くに座り、ホーアー・ヴァイスツィント等の山々を眺めながら、持参した手作りサンドウィッチを食べました。

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引き続き24番のコースで峠の東側へ下ります。写真右に並んでいるのはリーザーフェルナー山塊の峰々で、右からグローセ・ヴィントシャールシュピッツェ(チーマ・デル・ヴェント・グランデ)、フェンスターレコーフェル(チーマ・フィネストラ)、シュネービガー・ノック(モンテ・ネヴォーソ)、ホッホガル(コッラルト)。写真中央はグローサー・モースシュトック(ピッコ・パルー)で、その左がドゥルエック(チーマ・ドゥーラ)。写真左奥に覗いている頂はアールン(アウリーナ)谷奥に位置するレートシュピッツェ(ピッツォ・ロッソ)です。

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シュネービガー・ノック(右)とホッホガル(左)のズームアップ。

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下り道の左手にモーザーフレッケの谷を見上げます。その奥に聳えている頂はフュンフター(=第5)ホルンシュピッツェです。

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レストラン「ゲーゲ・アルム Göge Alm」が近づいてきました。峠からここまでの道はとても綺麗に整備されていて、カミさんも私もストックを使わずに下れました。

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「ゲーゲ・アルム」のテラス席も大勢のハイカーで賑わっていました。

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レストランに隣接して建つ礼拝堂の内部。

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「ゲーゲ・アルム」からは北にトゥルナーカンプ山とトラッテンバッハ氷河が見えます。

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「ゲーゲ・アルム」から先は砂利道の林道の下りですが、かなりの部分はハイカー用のショートカット道が設けられていて、そちらを歩いたら意外に早くヴァイセンバッハ Weißenbach(リーオ・ビアンコ Rio Bianco)村の奥まで下れました。

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レストラン「シュナイダレアッハン Schnaidaleachn」を通過。

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ネーヴェス峠から2時間余りでヴァイセンバッハ村の最奥バス停「インナーホーフ Innerhof」に着きました。ちょうどバスがやって来て、今日も待ち時間ゼロで早めにザント村へ戻れました。

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ザント村のスーパー「エウロスピン Eurospin」で買物した後、毎週木曜にショッピングビル「トゥブリス・センター Tubris Zentrum」内で開催されている地元産品マーケットを覗いてみました。アールン(アウリーナ)谷の揚げ菓子「クラプフェン」が美味しそうだったので林檎とブルーベリーを1個ずつ買いました(1個1ユーロでした)。クレープのようなもので林檎やジャムを巻いて油で揚げたものですが、空豆のような細長い形がアールン谷の特徴みたいです。

posted by おーと at 02:21| Comment(7) | ブルネック(イタリア)
この記事へのコメント
おーと様、おはようございます!
東京は今日も残暑が厳しく、現在9時半にも関わらず既に32度を超えています。(汗)昨日は『ネーヴェス峠越えハイキング』が叶って良かったです!!!オーストリア側が『雨の予報』とあったので一瞬ヒヤリとしましたが、終日青空に見守られて何よりでしたねー。タクシーをご予約された『カフェ・シュナイダー』はカフェだけでなくホテル・アパートメントも備えていてバルコニーからこぼれるような花が咲き、赤いとんがり屋根の教会が見えて素敵なロケーションですねぇ。
https://schneider-cafe.com/en/welcome/
二人で15ユーロはお得感がありますね。ネーヴェス湖は朝の穏やかな光に照らされ、こんなにツィラーターラー・アルペンが見渡す限り続いているとは想像以上で感動のいたしました!早い時間だからでしょうか、観光客も少なくて静かな湖畔散歩を楽しめたのではとお見受けしました。『ネーヴェスアルム』からさらに北上して、氷河の末端(国境沿い)に近づきたい衝動に駆られました。(困った癖です。)
https://goo.gl/maps/ACB6PGCSkPDdWLpn8
登山道を進み『グルーサー・メーゼラー』の氷河を抱いた山容に息をのみました。正面のはるか遠くに見える『ケムニッツァー小屋』まで緩やかなコースで歩きやすそうですね。小屋からの眺めも天下一品!峰々に包まれてのサンドウィッチは格別でしたでしょう。大パノラマの『リーザーフェルナー山塊』もまた、目に染み入りました。(うっとり)ツィラーターラー・アルペンが脈々とひろがる絶景ハイキングなのだなぁーーー!とブログと地図を交互に見ながら、またまた妄想ハイキングをしてしまいました。(w苦笑w)おーと様のコース選びは、バラエティーに富んでいますし絶景中の絶景をご選択されていらっしゃり、何度も脱帽しています。(いくつ帽子があっても足りません〜。)ヴァイセンバッハ村は小さいながらもスーパーやコンビニ(?)もあり、貸しアパートもあるのですね。交通の便を考えると滞在地としては優先順位が下がってしまいますけれど、こんなところで優雅に休暇を過ごせたら…と思いました。運よく待ち時間ゼロでバスに乗車出来て、今日はお天気の神様にも交通の神様にも恵まれましたね!(ラッキーです。)揚げ菓子『クラプフェン』は形も様々で面白いですねぇ。中身の地元産のブルーベリーや林檎のジャムもきっと美味しいのだろうなぁ。(感化されて、実は今、薄切り食パンにブルーベリージャムを塗って食べています。エアコンで涼しい室内で目の前はホーア・ヴァイスツィントの『画像』をアップにしています。w笑w)そうそう、一昨日は『サーモンの切り身』をゲットされたのですね。シンプルにバターソテー…美味しそうでたまりません。息子が無類の『サーモン好き』ですので、羨ましがっていました。お腹一杯サーモンを食べて、翌朝目覚めたら鮭に生まれ変わっているくらいの大量のサーモンを食べてみたいそうです。(笑)
今日のお天気はどうでしょうか。ザント村滞在の最終日、どちらへお出かけになられるのかワクワクが止まりません。どうか、お気をつけて行ってらっしゃいませ〜。
Posted by なおなお at 2021年08月27日 09:47
なおなおさま、いつもコメントいただきありがとうございます。下りの長いコースなので心配しましたが、予想外の好天でカミさんの機嫌も上々でした。シュナイダー家からの返信が遅れたのは、この日にネーヴェス湖へ行けという神様のお導きだったのかも知れません。前々日に山頂を望めなかったホッホガル等もクッキリと眺めることができました。
なおなおさまから情報を頂戴したザント村のマーケットですが、確かに保湿クリームのようなものを売っている店もありました。ただ店員さんが何処かへ行ってしまって不在だったので商品の内容は見ても分かりませんでした。地元産のジャムも沢山種類があって美味しそうだったんですけど、移動日が近いこともありグッと我慢しました。
今日もまずまずのお天気になるとの予報です。行き先は…どうぞお楽しみに!(フフフ…)
Posted by おーと at 2021年08月27日 13:29
おーとさまこんにちは。
ネーヴェス峠まずまず、そして連日雨にも遭わずお楽しみになり嬉しい限りです。
予約でも低廉でタクシーが乗れて、多分村の人の利用も多いいのかと思います。
人造湖とは言え、結構大きく見えますが、高さもあるのでしょうか?
本当に静かで水の流れや、風以外の音は無いのでは?この風景、私は大好きですので、ゴンドラやリフトも良いですが、静かと言うと文明の利器が無いほうが?散々便利に活用しておきながら、贅沢な事を言う私ですが。ケムニッツア小屋の旗、州の旗でしょうか?真ん中に何やら。
「グリーン・パス」が無い今では小屋など、お入りにならないで、ビールや地元の名物料理が食べられずにおーとさまに取つては少し残念でしょうが、その分行動が速くなりアパートに早くお戻りに等良い点もおありではないでしょうか?
待ちで「クラブフェン」ブルベリーやリンゴジャム。は甘酸っぱくておーとさま好みで、これも前にお買いになられたクリームをかけて頂いたのでしょうか?

このコースは穴場でしたね。雨に合わないスケジュールの組み方流石です。
此の辺りでも、当初のワインが手にお入りになれますか?(毎日ではアルコール代も大変なのでは?他缶ビール代もね。)
Posted by ss at 2021年08月27日 14:25
おーと様
よいお天気でいいコースを歩かれましたね。なおなお様の感想で更に楽しめます。
軌跡を送ります。
https://youtu.be/cvcU0jxZQDE
Posted by 和田 力 at 2021年08月27日 15:22
ssさま、ネーヴェス湖の大きさはそれほどでもなく、ダムも特別大きいとは思いませんでしたが、それでも南チロルでは最大のダム(高さ約95m)だそうです。おっしゃるとおり、朝早く着いたこともあって静かで良い雰囲気でした。
ケムニッツァー小屋に翻っているのはボルツァーノ自治県旗です。山小屋には営業中の印として必ず掲げられています。旗の中央にデザインされているのは、チロルの象徴である赤い鷲の紋章です。
クラプフェンはそのままいただきました。生クリームを付ければ更に美味しかったかも知れませんが、揚げ菓子に生クリームじゃ悪魔の高カロリーですね(笑)。
山奥のスーパーでもワインは1本2ユーロ程度、ロング缶のビールが0.5ユーロ程度で売っていて、アルコール好きには天国です。お蔭で休肝日がなかなか設けられませんけど、お財布の方は大丈夫です。
Posted by おーと at 2021年08月28日 01:47
和田力さま、今回も我が家の行程を完璧に推定いただき、素敵な動画に纏めてくださって(写真に追加情報まで入れていただき)感激です。このコース、もっとハードじゃないかと思ってましたが、意外に歩きやすい道が整備されていて、どなたにもご推奨させていただけそうです。
Posted by おーと at 2021年08月28日 01:55
写真を17枚追加しました。
Posted by おーと at 2021年12月19日 21:57
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