2021年09月04日

ドロミーティ鉄道跡散策

コルティーナ・ダンペッツォ Cortina d'Ampezzo は今日もまずまずのお天気ですが、連日の長距離歩行で少し疲れが溜まっていることもあり、休養日としました。
山には行かず、村外れにあるディスカウント・スーパーへ買物に出掛けました。

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バスターミナルの近くにあるファローリア Faloria 行きロープウェイ乗場。1階は貸自転車屋で、写真右に見える高架橋を渡って南へ歩き始めます。

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高架橋から見るロープウェイ乗場(左)とポマガニョン連峰(右)。写真右の谷を遡った先に我が家が滞在中の貸アパートがあります。

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高架橋から西側の眺め。川の右岸の建物の1階がスーパー「カングーロ Kanguro」です。写真右上は中心街に建つ教会の鐘楼。

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スーパー「カングーロ」前から見た高架橋。これは1964年まで当地を走っていたドロミーティ鉄道の遺構です。

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軌道跡は歩行者と自転車の専用道路になっていて、起伏が無いので歩きやすく、村の上手を走っているため眺望も楽しめます。東側が歩行者用、西側が自転車用と一応区分されているんですが、両側とも自転車用と誤解して正面から東側を突き進んでくる自転車が結構います。

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途中に水飲み場があり、バイカーが休憩していました。

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自転車用道路は北のドッビアーコ(トブラッハ)から南のカラルツォまで、旧ドロミーティ鉄道の全線にわたって続いているようです。全長65qもあります。

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右手(西側)の眺め。雲が掛かっている写真中央の峰がクローダ・ダ・ラーゴで、左の尖峰はベッコ・ディ・メッゾディー。写真右奥は左からヌヴォラウ、アヴェラウ、チンクエ・トッリです。山裾はカンポの集落。

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ツエル Zuel の集落を通過。写真右に見える建物群が目的地のピアン・ダ・ラーゴ Pian da Lago です。正面の山はソラピスで、右奥がアンテラオ。

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駅舎だったと思われる建物。壁に「ツエル」の駅名表示が残っています。普通の住宅として使われているようでした。

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元駅舎の前にはコンクリート製の大きな遺構もありました。

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元駅舎の前からは西側にジャンプ台が見えました。1956年に当地で開催された冬季オリンピックの象徴的な存在だったようですが、今では使われずに放置されている感じです。2026年の冬季オリンピックでは何処がジャンプ競技の会場になるんでしょう。

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幹線道路の脇を通り、アックアボーナ Acquabona の集落の手前(写真)で鉄道軌道跡を離れ、右手へ下ります。

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歩き始めて1時間余りでピアン・ダ・ラーゴに到着。村ではなく、工場や作業所が集まっている産業地域のようです。名前から推測して、かつては湖か沼地のあった窪地を産業用地として開発したんじゃないかと思います。

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目的地のディスカウントスーパー「エウロスピン Eurospin」。隣にはインテリア用品店が入っています。「エウロスピン」は全国チェーンの大手スーパーなので、当地でも他の地域と同等の価格で安売りされていました。1本1.89ユーロのワインや、0.59ユーロのロング缶ビールをはじめ、1品2ユーロ未満の食材を大量に買い込みました(笑)。

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2番の市内バスで中心街へ戻ります。コルティーナの市内バスは全路線が無料なので助かります。

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バスターミナル前の広場では今日も青空市が出ていました。毎週火曜と金曜が開催日ということでしょうか。写真の八百屋でトマトと茄子を、また魚屋さんも出ていたので鱒とカジキマグロの切身を買いました。

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教会脇の広場では「スクープ!」という地元食材関連のイベントが開かれていました。明日には料理コンテストや様々なアトラクションが催される予定らしいです。

この記事へのコメント
おーと様
久し振りの休養ですか それも結構。
ところでワインはお好きですか?
お隣のトレンティーノ・アルトアディージェ州の土着赤葡萄テロルデゴ(Teroldego)はコルチナでも売ってますか?濃厚な色とコクで私は好きです。同じくトレンティーノ原産の白ゲヴュルツトラミナーは日本にも有りますが殆どがルクセンブルグ方面産です。苗がモーゼル上流に持ち込まれた様です。リースリングに似てますが独特の香りと味が好きです。ご存知とは思いますが蛇足でした。

Posted by Nick at 2021年09月04日 09:37
おーと様
長いトレチーメの散策の後の休養日の記録をありがとうございました。このような町中の軌跡散策は「なおなお様」にお任せして、私の軌跡追跡も休養させて頂きます。(そういえば、コルチナへの移動日の軌跡もさぼりました)
Posted by 和田 力 at 2021年09月04日 11:37
Nickさま、我が家もワインは大好きで、普段でも自宅では主にワインですが、どちらかというと軽い方が好みなので、アルコール度の低い安物ワインで満足していて、余り葡萄品種に拘っておりません。
テロルデーゴという品種は未だ飲んでいないと思います。南チロルの赤ワインだとラグレインしか思い当たりません(恥)。当地(ヴェネト州)はソアーヴェをはじめとするメジャーなワイン産地なので南チロル産は少量しか陳列されてませんが、今度探してみたいと思います!
ゲヴュルツトラミネールはライチのような独特の香りがありますよね。アルザス地方が主産地かと思ってましたが、ルクセンブルクなんですね(比較的近い地域ですが…)。北イタリアのゲヴュルツは個性が比較的穏やかで飲みやすい(逆に言えば物足りない?)印象があります。
Posted by おーと at 2021年09月04日 15:12
和田力さま、いつもありがとうございます。どうぞ休養なさってくださいませ! 和田さまのためにも、偶には休養日を設けないといけませんね(笑)。
Posted by おーと at 2021年09月04日 15:14
おーと様
ゲヴュルツタラミナーはルクセンブルクよりアルザスが主産地かも知れません。しかしゲヴュルツはドイツ語でハーブの意味、トラミナーは「トラミンの」でトレンティーノ・アルトアディージョ内の地名だそうです。トラミン村が有るのかと思いましたがそういう村は見当たりません。何れにせよこの葡萄の原産地はトレンティーノだとマドンナのホテルのソムリエが言ってました。
Posted by Nick at 2021年09月04日 18:22
おーとさまこんばんは。
休養日とは言え爽やかな晴れは気持ちの良いのも。もう秋ですね。ミニハイキング並みに歩かれて買い出し素晴らしいです。やはりワインやビール、青空市の果物も豊富で色々見ただけでも食べたくなります。此方、肉類は豊富でしょうが、魚の種類は行楽地なのであまりありませんか?
高架橋の下のスーパーは私も何度か行きました。懐かしいです。長期滞在でないの簡単に食べられ果物、サラダやケーキやパン等を買いました。
町の中心の小さなスーパーは新鮮でなく何でとか思いました。丁度ホテルから15分ぐらいで良い散歩です。反対側はブランドの店が並んであまり私には用がなく、ウインドを眺めるだけでした。
後10日程のイタリアの滞在、存分にお楽しみになられてくださいませ。

Posted by ss at 2021年09月04日 20:42
おーと様、お帰りなさいませー。
今日は朝から年に数回の酷い片頭痛で起き上がれずに、夜になってしまいました。(涙)それにしても、流石ですね〜。『休養日』とは言っても片道4キロ強のハイキングをされてしまう体力に驚いています。(ランナーズハイならぬ、ハイキングハイ状態なのかしら?w笑w)ファローリアのロープウェイ乗り場、スーパーガングロ、高架橋はノスタルジックな気分になる景観ですね。大切に保管して活用する心意気が素敵だなぁ〜としみじみ感じています。村の上手に軌道跡があるのですかー。眺めがよくって歩きやすくて、これはついついハイキングしたくなるのも分かりました。こんなに間近に山々を仰ぎ見ながら歩けるなんて…!!!『ツエル』に駅舎跡の住宅、なんて素敵なんでしょう!かつて鉄道が敷かれて、人々が暮らしていた風景はどんなものだったのでしょう?冬季オリンピックのジャンプ台もあるのですね。知りませんでした。『ピアン・ダ・ラーゴ』そうそう、『ラーゴ』とあるので、湖が近くにあるんじゃないかと気になって付近を(妄想)散策してみましたがなさそう…。そうですね、『かつて』湖か池だった説…そう思います!ディスカウントストア『エウロスピン』ちゃんと他地域と同等に安売りされていて良かったです。高級なコルティーナの販売価格に合わせて『ディスカウント』とは名ばかりで、べらぼうに高価かもしれない…と一抹の不安がありました。(笑)スーツケースを空にして持参すれば、もっとたくさんのワインが買い込めたのでは?(笑)青空市場でも新鮮なトマトやナス、鱒やカジキマグロをget出来て良かったですー!おーと様の大好物のキウイフルーツも大玉で美味しそうですね。黄色のプラム(?)もそそります。
『休養日』をこんなに最大限に楽しまれるなんて、その体力に脱帽ですけれどすっごく羨ましくもあり、何年後になるか分からないですが自分たちの長期旅行の指針というかお手本になります。いつも短い旅行ではあくせくと、あれもこれもとよくばりになってしまいますけれど、こんなふうにゆったりと時間を使う贅沢な『暮らすような旅』…憧れです。
今日のコルティーナは雲が多いようですけれど、雨の心配は今のところなさそうで…どんなハイキングを楽しまれていらっしゃるのでしょうかー。(ワクワク)

Posted by なおなお at 2021年09月04日 21:27
Nickさま、トラミーン村はボルツァーノの南にありますよ。ワイン街道沿いですから間違いないと思います。イタリア語ではテルメーノという名前です。トレンティーノ・アルト・アディジェ自治州ではありますが、トレンティーノ県ではなくボルツァーノ県です。
ここがゲヴュルツトラミナー種の原産地とは知りませんでした。ひとつ勉強になりました。ありがとうございます。
Posted by おーと at 2021年09月05日 03:44
ssさまもスーパー「カングーロ」で買物されたんですね。ちょっと見つけにくい場所なので、よく探し当てられたと思います。「ラ・コーペラティーヴァ」内の「エウロスパール」よりは価格的に納得できますね。
イタリアはドイツ語圏諸国よりもスーパーで海産物が入手しやすくて嬉しいです。日本とは比べようが無いですけど、「カングーロ」にも「エウロスパール」にも魚は売ってます。「カングーロ」は曜日によって売場が空のこともありますが…。
Posted by おーと at 2021年09月05日 03:53
なおなおさま、片頭痛はもう良いのでしょうか。ご無理をなさいませんように…。同居している義弟も原因不明の片頭痛に長年悩まされてましたが、一昨年頃に鼻腔の問題で睡眠時に無呼吸症候群を起こしていると診断され、手術したら今は相当良くなっているみたいです。なおなおさまの片頭痛が同じ原因とは思いませんが、どうぞお大事になさってくださいませ。
ピアン・ダ・ラーゴの「エウロスピン」は期待通りの安さと品揃えで、行って良かったです。コルティーナ市内のスーパーがバカ高いので、尚更ありがたさが募ります。なおなおさまに勧めていただかなかったら、恐らくわざわざ出掛けることは無かったでしょう。無料の市内バスで行けますから歩く必要は無いんですが、我が家は普段でも自宅から1時間くらい歩いて隣町のスーパーへ買物に行くことはよくあるので(帰りは荷物がありますから電車かバスに乗ります)、余り違和感が無いんですよね。
青空市が週2回立つのは嬉しいです。カミさんはその八百屋と魚屋が気に入って、来週火曜にも買いたいと言ってます。ゴールデン・キーウィは、露店のものは大きくて立派なんですが1個200円くらいもしたので、もう少し安い「エウロスパール」で今日買ってきました。「カングーロ」には緑のキーウィしか売ってないんですよ。
Posted by おーと at 2021年09月05日 04:10
グーマップでTramin an der Weinstrasseと言うのが有りますね。ここが村だったのですね。有難う御座いました。
Posted by Nick at 2021年09月05日 08:14
おーとさまこんにちは。
ホテルのすぐそばの小さなスーパーは新鮮な果物がないので、付近の人に聞いてカンログへ行きました。冷蔵庫もないので夕方買いに混んでいたように思います。
後はホテルで聞いたレストランで夕食を食べました。
高架橋は何でか知りませんでした。トツピアコ迄鉄道が引いてあったとは。いかに「ぼーっと」何も考えないで滞在していたか山に登る事しか考えず。おーとさまのプログで少し利口になったかかもしれません。本当に今は何処にも出かけられず、毎日奇麗な画像を見るのが楽しみでです。有難うございます。
Posted by SS at 2021年09月05日 14:07
ssさま、いえいえ、山へ登りにいらっしゃった訳ですから、それで良いんですよ。我が家は2週間も滞在しているので「ぼーっと」考えたり調べたりする暇があるだけです(笑)。
ガルデーナ谷でもそうでしたが、鉄道跡を車道にせず歩行者や自転車の専用道にしているのは良いアイディアだと思います。今朝開催されているマラソン大会も、自転車専用道を走るので交通規制が最低限で済みます。欧州は古いものを再利用するのが上手いですよね。
Posted by おーと at 2021年09月05日 14:53
写真を4枚追加しました。
Posted by おーと at 2022年01月10日 19:49
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