
9時発のロープウェイ「ファローリア Faloria」に乗り込みます。先週とは反対側のゴンドラでした。片側だけ使っているという訳ではなさそうです。

ファローリア小屋 Rifugio Faloria に到着したら、今日はここからスキーリフトのケーブルに沿って登ります。10名ほどの若者と一緒になりました。この時点ではクリスタッロ山塊(写真右)が綺麗に見えていたんですが…。

先ずは尾根上に建つトンディ小屋 Capanna Tondi へ向かいます。写真右はプンタ・ネーラとその左奥にソラピスの本峰。

トンディ小屋を通過。

トンディ小屋付近から眺めるソラピス。

他のハイカーは223番のコースを直進してソラピス湖へ向かいますが、我が家は尾根から左手(北側)へ下ります。正面はクリスタッロ山塊ですが雲が増えてきました。写真右奥のトレ・チーメ(ドライ・ツィンネン)も雲に隠されています。

213番のハイキングコースで東へ進みます。右手の尾根を見上げると奇岩が見えました。

この道は草原の中を進むため眺望が良く、滞在初日に歩いた「ドロミュー・トレイル」より歩きやすくて気に入りました。

岩尾根の下部をトラバースしている道が223番のコースです。トンディ小屋まで一緒だった若者の団体が写真左端を歩いています。

213番のコースは岩壁の下を通って徐々に北寄りへ方向を変えていきます。

歩いてきた方向を振り返って撮った写真。右端奥がスタート地点で、中央から左に見えている道を歩いてきました。

樹林帯に入っても比較的明るい道で、急坂は殆どありませんでした。次第に行く手にクリスタッロ山塊が近づいてきます。

ファローリア小屋から2時間半余りでトレ・クローチ峠 Passo Tre Croci に到着。立派なホテルの脇に、峠の名のとおり3本の十字架と礼拝堂が建っていました。少し待てば正午過ぎにコルティーナ方面行きのバスがやって来るところですが、お天気も良いためもう少し歩くことにします。

車道脇の砂利道を下り、レストラン「リーオ・ジェーレ Rio Gere」の隣にあるチェアリフト乗場へ。トレ・クローチ峠から20分くらいでした。

チェアリフトに乗り込み、クリスタッロ山塊の中腹へ上ります。

チェアリフト山上駅の近くに建つソン・フォルカ小屋 Rifugio Son Forca。

ソン・フォルカ小屋近くのベンチは他のハイカーに占領されていたため、立ち乗りゴンドラリフト乗場跡(写真右)の先まで下り、そこで持参した手作りサンドウィッチを食べました。

立ち乗りゴンドラリフトの山上駅跡のズームアップ。その右に閉鎖されたグイード・ロレンツィ小屋もハッキリ見えました。

立ち乗りゴンドラリフト乗場跡から南へ下ると、断崖上の展望広場に出ました。

展望広場から南東方向の眺望。右がソラピスで、左がマルマローレ山塊です。マルマローレ山塊の下方にトレ・クローチ峠のホテルが、写真右端手前に「リーオ・ジェーレ」のチェアリフト乗場が見えています。

205番の平坦な道を西へ辿り、ツメーレス峠 Forcella Zumeles へ向かいます。写真は右手に仰ぎ見るクリスタッロ山塊です。

ツメーレス峠の手前に狭いトンネルがあり、それを潜ると狭いテラスがありましたが、そこからの下り道はありません。このトンネルも第一次世界大戦中に軍事目的で掘られたものらしいです。

テラスから見下ろすコルティーナの町。

ツメーレス峠から南へ下りますが、この道が予想以上の急坂で、またカミさんの怒りを呼んでしまいました。写真中央後方が午前中に歩いたファローリアとソラピス山です。

下り道の周辺にはエーデルワイスが一面に咲いてましたが、そんなことでカミさんの怒りが鎮まる筈もありません…。

下り道の途中から間近に眺めるポマガニョン連峰。

樹林帯に入ると緩やかな下り道になり、スキーリフト乗場のあるコル・トンド Col Tondo を通過。ここのレストランは営業していませんでした。

更に下ってグラーヴァ Grava の集落に出ました。大きな礼拝堂があり、内部を見学していたら雨が降って来たので暫く雨宿りさせていただきました。

礼拝堂内にはルルドの聖母が祭られていました。礼拝堂の前に市内バス乗場もありましたが、幸いに雨はすぐ止み、ここからは中心街も近いので、ドロミーティ鉄道跡の遊歩道を歩いて戻りました。ソン・フォルカ小屋からコルティーナ中心街まで約3時間でした。
アパートへ帰った後、本降りの雷雨になりました。当地へ移動してから雨がしっかり降ったのは初めてです。
【コルティーナ・ダンペッツォ(イタリア)の最新記事】
ファローリアやソン・フォルカ小屋は8月30日に次いで2度目ですね。モンテ・ファローリアリフトから北へ下りる斜面は56年コルチナオリンピックの大回転コースです。213番コースは良さそうですね。
最後のコルトンドのリフトが有るピステはお子様用の様で行った事は有りません。
昨日は『市内バス』の時刻表のURLを教えてくださりありがとうございました。地名が頭に入っていないので、エウロスピンのそば(?)の『2番』のバス停がどこなのかすら分かりませんでした。(苦笑)東西南北に走っていることは地図を見て頭に入りました。そうですね、東西は傾斜地なので有意義に使えば、貸しアパートの往復(特に登り)に便利に使えそうです(貸しアパートの選択範囲が広がりますね。)コルティーナの貸しアパートは最新式のピッカピカもあれば、レトロな風格のものもあり、やっぱり価格設定がお高めですね。近郊の村ですとアクセス(バス便)が限られているのでやっぱりバスターミナルを起点に15分以内位の範囲に探す方が賢明なのかな…と思いました。リフト類が縦横無尽に走っているので、それをフルに活用出来ますしね。買い物は市内バスを使ってエウロスピン、新鮮な野菜や魚はバスターミナル前の広場の青空市で…。(ただし、夫は魚は一切食べませんし、トマトやナスも苦手です。更に、プルーンやプラム等の酸っぱい系のフルーツも嫌いなんですよー。困ったもんです。涙)
昨日は天気予報が少し後ろにズレたお蔭で、終日ロングハイキングを楽しまれましたねー。素晴らしいです!!!ファローリア小屋へのロープウェイ乗り場がアパートから近くて便利ですね。トンディ小屋への道は広々としていて快適そのもの。嗚呼!ソラピスが天空に引っ張られるように聳えていて…たまらない光景です!ここからもやっぱりソラピス湖へ行けるのですね。正面にはクリスタッロが見えて、トレチーメも望めるのですね。ぐるりと四面を壮大な山々に囲まれ、もうこれはパラダイス!!!(四面楚歌はまっぴらご免ですが、四面山々はたまらなく爽快ですねー。)大きなマッチ棒のような『奇石』面白いですね。草原の中を進む道は眺望が良くて初夏ならばお花畑なのでしょうかね。(白い花のようなものは、ワタスゲ?)迫る岩尾根下部を歩くのって大好きです。山の鼓動(息吹)が聞こえてきそうですね。思わず歌いたくなります。(山の息吹…という合唱曲♪♪♪)『トレ・クローチ峠』で本日のミッションクリアかと思いましたら、おぉ!引き続きのハイキング。ソンフォルカ小屋の眺めの素晴らしいこと!ここでのランチは更に格別ですねー。石灰質の山肌が万年雪のように見えて、閉鎖されたグイード・ロレンツィ小屋の十字架が神々しく光り輝いていますね。峠の手前のトンネル、興味があったので写真を添付します。↓↓↓
https://goo.gl/maps/3Dgbv1d4gxeC69qV7
『トンネルを抜けるとそこは絶壁だった…苦笑』さながらの急降下の道…。右側が急な斜面でギリギリの山側を歩く奥様の写真が目に入った途端、『これは…』と胸騒ぎがしました。たくさんのエーデルワイスたちのエールもそれを鎮める効力とはならずに残念です。それまでの道が快適だったからこそ、より厳しく感じてしまったのかもしれませんね。礼拝堂で見学の後の雨宿りをして、またまた自力でアパートへ戻られたのですね。やっぱりすごい体力です。(何キロ歩いたのでしょう?)
月曜、火曜、水曜はお天気が良さそうで、こちらまで嬉しくなってきました。では、行ってらっしゃいませー!
コル・トンドの周辺はおっしゃるとおり家族向けの緩斜面のようでした。夏はリフトが動いておらず、コル・トンドのレストランも営業していませんでした。初夏には草花が綺麗でしょうけど、眺望が余り無い点がネックなんだろうと思います。
草原に白く見えるのはワタスゲではなく、オキナグサ系の実(花の終わったもの)です。初夏には一面の花畑になりそうなところでした。
ツメーレス峠の様子をグーグルで確認してくださって、恐縮です(笑)。急斜面の割には道はよく整備されていて、高所恐怖症でなければ大丈夫だと思います。下るんじゃなくて峠へ登るなら更に安全でしょう。峠のすぐ東にあるトンネルは面白いですが、南側へ出たテラスからの下り道はありません。再びトンネルで北側へ戻り、峠から下りました。
この日は3万歩弱でした。3万3千歩だった前日よりは短かったですが、ツメーレス峠だけが余計でしたね。
今日が予報どおりの好天なら、いよいよチンクエ・トッリ方面へ出掛けようかと思ってます。
https://cortinadelicious.it/IT/p73-Webcam
再びの『念』が届きますように!
毎日、長い距離を歩いて、素晴らしい山の眺望を眺めて羨ましい限りです。どうやら、若者のグループより大分、早い速度で歩いておられるようですね。
軌跡を送ります。
https://youtu.be/cjvegFW3Z4M
午前中バスが運休では、近場でお楽しみを考えるし中井ですね。
ファローリアのゴンドラはコルチナから一番近く、冬は広いゲレンデでお子様で賑わう初心者用なのでしょう。私も初日にここからの登りましたが、連日の移動で疲れて1時間程で戻りました。周りの景色等見る余裕すらなく、滞在が3日でしたので少し無理しました。
良い場所にあるゴンドラですよね。
下りのクリスタッロの2人乗りのゴンドラは古くて手動でギギギーと音が所ました。
覚えていないのですが、ゴンドラの下は雪が解けない雪でしょうか?あのゴンドラのお陰で日本の小屋みたいな風情があり良い場所に建っている、目の前の荒々しいクリスタロを眺められて感動しました。勿論下山は荒々しいとげとげを見たら登って下りる気にはなりません、眺めるのは良いですが。私怖がり屋です。
此処は予定ではトレ、チーノに行くはずがお天気が悪く諦め代わりのコースですが、
行く価値がありました。
おーと様は今日も30000歩と言う事は22キロ以上歩いた事になり体力、気力もう素晴らしいとしか言いようがありません。日本に戻りましたら、毎日どう過ごされますでしょうか?曙橋から毎日―――
本当に毎日多く歩けるのは、毎日のカミさんのバランスを考えて栄養があり、美味しい献立のお陰でしょう。ご飯も鍋で炊くのが上手とか。もう立派なシェフ付きで言うことなしですね。
鍋でご飯は難しいので、NZ、カナダには3合炊きの炊飯器を持参した覚えがあります。電圧の関係で欧州は重い変圧器持参なので諦めた覚えがあります。
ツメ―レス峠からの下りは歩き易そうですが、急降下で登山道があるとは言え、小さな石コロで滑りそうで、カミさんの言うとおりなのでしょう、連日ハイキングで(昨日は33000歩)お疲れもあるかもしれませんね。
明日からはバスで遠出ですか?気をつけてお楽しみくださいませ。
失礼しました。あの広いコースは子供でなく、
大回転のコースだったのですね。それで納得しました。スキーは疎いです。20代のころ少し滑りましたが。
お蔭さまで今日は雨の心配は殆どありませんでしたが、山の上には雲が多くてスッキリ快晴という訳にはいきませんでした。後で写真をアップするつもりですが、感激していただくような風景は余り無いかも知れません。悪しからず…。
今回の旅も残り日程が少ないと思うと、ついつい酒量が増えてしまいます(笑)。気のせいか、一旦引っ込んだ筈のお腹が再びせり出してきたような感じも…。帰国後2週間は自宅に缶詰めですから、その間に折角鍛えた筋肉も落ち、絞った腰回りは元通りになってしまうんだろうと思います。
今私は禁酒なんです。眼の手術をして今月末までは飲めません。でもめがね無しで離れた場所でのテレビが見やすくなりましたので良かったです。これで来年の免許の更新はめがね無しで大丈夫かもしれません。未だ様子を見ないと分かりませんが。手術の目的は免許の更新の為です。