2022年06月28日

ゴンツェン山に登る

今日は午後からお天気が下り坂の予報のため、近場のハイキングとしてサルガンス Sargans の町の背後に聳えるゴンツェン山 Gonzen を選びました。

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サルガンス駅前でフルムザーベルク Flumserberg 行きのポストバスに乗り換え、ラグナッチ Ragnatsch の集落で下車。北西方向にクールフィルステン連峰が綺麗に見えていました。なお、乗車したポストバスは遠足や林間学校?へ向かう子供達の団体が複数乗り込み、3台に増発されていました。

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バス停の近くにロープウェイ「パルフリースバーン Palfriesbahn」の乗場があります。ラグナッチャーバッハ Ragnatscherbach の滝に沿ってケーブルが上っています。元々は軍用として建設されたロープウェイなんだそうです。

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1人15フランの片道切符を購入。渡されたのは今時珍しい硬券でした。ニッパーのような道具で日付を刻印し、改札の際に鋏でパンチ穴を開けます。係員の小父さんも「オールドスタイルだ」と笑っていました。

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ロープウェイは8人乗りの小型ゴンドラで、狭いため手荷物は外に付けられている荷台に置きます。15分毎の運行で、我が家は「次の便には既に7名の予約が入っているから、2人一緒に乗りたいなら次々発まで30分待って」と言われていましたが、実際にやって来たのは5名だったので次発の便に同乗できました。

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ロープウェイは滝を眺めながら上り…

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ガウシュラ山とゴンツェン山を結ぶ草原の尾根に到着しました。

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ロープウェイ山上駅からの眺望。写真中央にホッホフィンズラーとその右奥にマーゲルライン、写真右奥がグレールニッシュ連峰、写真左端奥がピッツ・サルドーナです。

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舗装された農道を通って、牛の放牧地の中を南東方向へ歩き始めます。右手に見える草原の頂はチュッカで、我が家が目指すゴンツェン山はその左肩に覗いているピークです。

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北西方向を振り返るとクールフィルステン連峰。

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北側にはガウシュラ山。

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農道が尾根上に出ると、東側のライン川の谷やリヒテンシュタインの山々も見渡せました。

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農道が北へ大きくカーブしている地点から遊歩道に入り、南下を続けます。放牧場の中の緩やかな下りですが、木橋や階段が整備してあって歩きやすかったです。

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リーターヒュッテン Rieterhütten の牧畜農家前にある分岐。ここから登り道に入ります。

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フォラ Folla の牧畜小屋を通過。

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歩き始めて1時間余りでゴンツェン山頂(1,830m)に到着。

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真下にサルガンス市街が見えます。その向こうはピツォール山です。

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東のリヒテンシュタイン方面は、ライン谷に低い雲が湧き、雲海になっていました。

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リーターヒュッテンまで来た道を戻り、そこから東のゴンツェン小屋 Berggasthaus Gonzen へ下りました。休業中でしたのでテラス席をお借りし、持参したサンドウィッチを食べました。我が家がいた時間帯は谷底から上がって来た雲の中で、眺望は得られませんでした。

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ヴァルザーベルク Walserberg の牧畜農家群を縫って更に下って行くと、徐々に視界が晴れてライン川が一望できるようになりました。写真左手前がトリュプバッハ村で、ライン川の向こう側はリヒテンシュタインのバルツァース村です。写真右のライン谷に取り残されたような小山はフレッシャーベルクです。

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ルーターバッハの滝 Wasserfall Luterbach。ここから先は「ラインターラー・ヘーエンヴェーク Rheintaler Höhenweg」のコースになっている幅広の林道で、傾斜が緩やかで快適に歩けました。

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道端の岩壁に鉄扉がありました。鉱山マークが書かれていたので、坑道跡でしょうか。

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サルガンス市街を見下ろすベンチでひと休み。

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ハイキングコースはサルガンス城 Schloss Sargans へ下ってきます。

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城内の博物館には入りませんでしたが、テラスからの眺望を楽しみました。

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サルガンスの旧市街を見下ろして。

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石段を下り、旧市街のカトリック教会前に出ました。

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サルガンス旧市街。雰囲気はありましたが、人影も少なく静かでした。
直進すると郵便局前のラウンドアバウトに出て、そこにあった州立銀行で古い100フラン札2枚を新札に替えてもらいました。前回スイスを旅した際に使い残していたものですが、その後に新デザインの紙幣が導入されたため、旧札は店舗等で使えなくなっていました。すぐ親切に対応してもらえて嬉しかったです。

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そのまま線路と高速道路を渡って大型ショッピングセンターへ行きました。「ピツォールパーク Pizolpark」の「ミグロ」で買物した後、「ピツォールツェンター Pizolcenter」停留所からバスに乗って貸アパートへ戻りました。

この記事へのコメント
おーと様、おはようございます。
昨日はどこへ…と思っておりましたら、ゴンツェン山頂に行かれたのですねー。サルガンスの貸しアパートを探していた時に、隣町の麓にロープウェイマークがあったのは記憶しておりましたが、こんなに素晴らしいパノラマビューが待っていてくれるなんてー!いやいや、驚きました。ノスタルジックな切符、すんごく良いです。旅愁もかきたてますし、こーゆーの大好きです。…クールフィルステンやリヒテンシュタインの山々までこんなに見渡せるのですねー!そもそもサルガンスから見上げるように聳えるゴンツェン山の山頂に立てるなんて!…想像していませんでした。ビックリです。山頂の十字架…とても神々しいです。見守っていて下さるような感じで、温かな気持ちになっています。放牧地は時期によってはお花がたくさん咲くのかなぁ〜と妄想しつつ、あまりにも気持ち良い眺めなので、『これはおーと様と一緒にハイキングをしよう!』と思い立ちまして『ストリートビューハイキング』を実施いたしました。
ゴンツェン小屋の建物の裏に木製の小さな展望台(日本にもありそう。)があるのですね。もちろん上がってみます。(笑)
2027 ベルクハウス・ゴンツェン
https://maps.app.goo.gl/Fnfs4XHEqAAV53HZ7
牧畜農家が点在して、のどかな景色に心が洗われる思いです。『ルーターバッハの滝』はどこ?と探していましたら…おー!偶然に吊り橋マークを発見!でも、ロープが貼られていて『!マーク』があるので、これは通行禁止なのでしょうかね…。それとも、人数制限(荷重制限?)でしょうかー。うーん渡ってみたいです。(笑)
Hängebrücke Walserberg
https://maps.app.goo.gl/Vj6ZmdHacvm9jMMZ8
おーと様、下記の吊り橋をご存知ですか?
https://www.haengebruecken.com/niouc-spinnenbruecke-detailliert-angaben/
………物凄いです。渡りたいけれど渡れないかもしれないと思えるスケールです。観るだけでも…と思ったら、何と!この橋までアクセスが簡単過ぎて、更にびっくりー!!!(苦しい山道の果てに有るのかと思いましたが…)シエールからアニヴィエの谷へ向かう旧道(?)で17分、徒歩15分です。(橋の直ぐそばにもバス停マークがあるのですが…リクエストすれば乗降可能?)…しかし、バスの本数が1日2本しかないので、別の意味でアクセスが悪いです。(苦笑) ハイキングでシエールまで下りられるコースがあるのかしら………『橋マニア』にはたまらないサイトです。スイス、ドイツ、オーストリア等の吊り橋が一覧になっていて、高さ、長さなどで並べ替え検索も出来るんです。(あー、眠れない夜を迎えそうです。)
…話しを戻しまして…サルガンス城のテラス…大砲があるところはどこ…?…あーっ!ありました。
Schloss Sargans
https://maps.app.goo.gl/pvs16jnX7pT7Nxso8
サルガンスの大きなスーパーにも足を運ばれたのですね。品揃えはいかがでしたか?直ぐそばにおーと様の名前みたいなディスカウントスーパーもありますね。
https://www.ottos.ch/
それにしてもサルガンスってこんなに大きなスーパーなどが沢山あるのですねー。線路を挟んで北側しか見ていなかったので、その大きさに圧倒されました。(ウインドウ)ショッピングも好きなので、こんな所に入ってしまったら一日中、出てこられません。(笑)(汗)
奥様の着ていらっしゃるヤッケ、良い色でお似合いですねー。写真映えしますし、目立つので迷子防止にもなりますし(私、直ぐに道草をするので夫に探してもらわないとなりませんからー。 笑)是非ともスイス旅をする時に新調したいと目論んでいます。(ショッキングピンク or 赤)
…そうでしたね。『GAトラベルカード』を購入されたのですよね。毎日のハイキングが楽しすぎて、すっかり忘れていました。チケットを買う手間が省かれて便利ですよね。でも、元(以上)をとらなきゃーと、つい、がめつくなって動き回ってしまう私です。
次の滞在地は『シュタンス』………どこだろう?…と場所だけ確認しました。(あー!シュタンスのロープウェイって、屋根の上にテラスがあって、眺めがイイなーと気になっていた所かもしれません。それくらいしか知識がない未知の世界です。)………細かい検索は来週からのお楽しみにとっておきます!(笑)(笑)(笑)
では、今日もお気をつけて行ってらっしゃいませ。…ベランダのてるてる坊主様に『雨が降りませんように』と拝んでおきました。(東京の最高気温は、またまた37度超え…明日は38度…お風呂ならばぬるめで丁度良いんですがー。)
………Let's Enjoy!!!………
Posted by なおなお at 2022年06月28日 12:39
なおなおさま、暑中お見舞い申し上げます。どうか疲れを溜めないようご自愛くださいませ。
ゴンツェン山は、切り立った絶壁の反対側になだらかな草原が広がっていて、不思議な感じでしたね。下りの標高差が大きいので心配しましたが、思ったより良い道でした。ただ、カミさんは数日前にストックを使わずにずんずん下った際、左足の甲を傷めたらしく、急坂の下り道が辛いようです。
ゴンツェン小屋の「展望台」は、子供向けの滑り台に変わっていたように思います。その前には太陽光発電パネルが置かれていました。
この日我が家が下ったヴァルザーベルクの少し北側に吊橋があったんですね。手前のロープは恐らく放牧場の柵で(「!」マークは電気刺激が通じていることの注意喚起)、手で外せるようになっているように見えますから、渡れると思います。
ニウック村の吊橋って、発電用水路の橋かと思ってましたが、渡れるんですね。ニウック村にはアニヴィエ谷のポストバスが通ってますから、アクセスも悪くないと思いますよ。
この日は月曜なので、サルガンス城は休業だった筈ですが、ちょうど子供の団体が社会見学に来ていて、それで門が開いていたのかも知れません。
ショッピングセンターに行ったのは、カミさんが蚊除けグッズを欲しがったためです。15フランもしましたが電子蚊取り線香を買いました。昨夜は涼しかったからかも知れませんが、お蔭で安眠できました。
昨夜は20時頃から雷雨になりましたが、テルテル坊主様のお蔭か、今朝は曇天ですが降っていません。カミさんの足のこともあり山は回避しますが、近場へ出掛けてこようと思ってます。
Posted by おーと at 2022年06月28日 14:57
ふふふー…(笑) 問題解決しましたー。
https://www.bungyniouc.com/?lang=en
シエールから吊り橋までの道路等が7月15日まで閉鎖(工事?)しているため本数が少ないようでして…。7月16日からの条件で検索をかけると、吊り橋そばのバス停で乗降車出来ます!(徒歩6分)バス便も12本あるみたいです。おーと様が仰ったように、ニウック村へのハイキングコースもあるようです。(Google Mapのストリートビューで見ると、吊り橋の方向に道が見えるので…でも、検索してもよく分かりませんでしたー。涙) 興味を持って頂けましたら、是非ともフィスプ滞在中の曇天時にいかがでしょうか?!(川口浩探検隊ばりのレポートをお願いします〜 圧 )…フィスプ、滞在地に入っていましたよねぇ。(笑)
Posted by なおなお at 2022年06月28日 19:37
なおなおさま、追加情報をありがとうございます。ニウック村周辺の道路が2ヶ月間にわたって工事中で、現在ニウック村へのポストバスは早朝と夕方の各1便しか運行されてないってことなんですね。
えっ、アニヴィエ谷の入口が通れないってことは、谷奥のグリメンツ村やジナール村も孤立しているのか?と心配しましたが、ヴィソワ村以遠には谷の西側(ヴェルコラン村経由)の道を迂回してバスが運行されているみたいです。
話をニウック村の吊橋に戻しますが、この橋はリンクを貼っていただいたサイトの業者が修復してバンジージャンプ等のイベント会場として使っている感じがしますけど、ハイカーは無料で自由に通行することができるんでしょうか?
Posted by おーと at 2022年06月28日 22:41
おーと様、こんばんは。
吊り橋の料金ですが、『5スイスフラン』と記載があります。片道なのか、往復なのかは不明ですけれど…。
https://www.bungyniouc.com/bridge/?lang=en
赤帯の説明の直ぐ下に『あなたがしる必要がある全て』と言う欄があり、『価格』をクリックしてみて下さーい。16歳未満は無料です。
バンジージャンプは到底無料ですけれど、ジップラインはちょっと興味があります。(25スイスフラン)
夫にLINEでこの吊り橋の存在を伝え、「7年後、覚悟しておいて下さい」と送信しましたら…速攻で「お断り」と短い返信が来ました。思った通りの返答に苦笑いです。独りでも渡る覚悟でーす。
Posted by なおなお at 2022年06月28日 23:22
なおなおさま、早速のご教示をありがとうございます! 5フランなら払っても良いと思える値段ですね。まぁ通り抜けても、端まで行って戻って来ても、5フランなんでしょう。
月曜は営業していないみたいですから、その点が要注意ですね。
Posted by おーと at 2022年06月28日 23:39
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