
宿泊中のホテル「クローネ Krone」での朝食。やはりホテルで食べる朝食はパンもチーズもコーヒーも美味しくて、良いなぁ…としみじみ実感。ただ昨夜泊まった部屋は15分毎くらいに壁の中からブーンという機械音がして、カミさんがよく眠れなかったらしいので(私は熟睡…笑)、部屋を替えてくれるようフロントへ要請しました。ホテル側は「満室のため即時の変更はできないが、14時まで待ってもらえれば別の部屋を用意する。但し今日は15時にスタッフ全員がいなくなるので、それ以前にホテルへ戻って来て欲しい」とのことでした。

前日は雨模様だったため、改めてヴィンタートゥールの旧市街を散策することにしました。ホテル近くの市民教会 Stadtkirche の姿も、青空の下ではまた違った印象です。ホテルから貰った地図を片手に、旧市街散策のモデルコースを歩きました。

市民教会の隣に産業博物館 Gewerbemuseum があります。

旧市街の目抜き通りマルクトガッセ Marktgasse に面して建つ元市庁舎 Rathaus。

マルクトガッセの噴水。

旧市街を北へ抜けると市民庭園 Stadtgarten。

市民庭園の南側に建つオスカー・ラインハルト美術館 Museum Oskar Reinhart am Stadtgarten。市内の他の2館の美術館と共通の入場券になっていますが、入りませんでした。

前市庁舎 Stadthaus。地元オーケストラのコンサートホール等が入っているようです。ヴィンタートゥール市はウクライナへの支援を宣言していて、ここにもウクライナ国旗が掲げられています。

鉄道駅近くまで戻ってきたらローゼンベルク Rosenberg 行きのトロリーバスが来たので、病院前 Spital 付近までそれに乗り(でも乗るほどの距離でもありませんでした)、そこから歩いてオスカー・ラインハルト氏の美術品コレクションが展示されているレーマーホルツ館 Sammlung Oskar Reinhart am Römerholz へ行きました。私は印象派の絵画に余り思い入れがありませんが、ここは建物や周囲の環境も素晴らしく、展示品の数もほどほどで良かったです。1人15フランの入場料を払う価値はありました。

レーマーホルツ館の下手には綺麗に手入れされた庭園があり、林檎の実が色付いていました。カフェで軽食セットをオーダーするとクッション等を貸してくれて、庭園内の草原に座って食べることもできるようでした。

レーマーホルツ館から下ると、ビール工場の跡地を利用した集合住宅がありました。もう当地にビール会社はありませんが、ブランド名だけは他社に受け継がれて残っています。

旧市街へ戻り、「ブラウハウス Brauhaus」というビヤレストランのテラス席で白ビールを飲みました。近隣のフラウエンフェルト市にあるビールメーカーの直営らしく、前日にコンスタンツで飲んだビールに負けず劣らず旨かったですが、料理はどれも値段が高くて手が出ませんでした…。

14時にホテルへ戻って部屋を移動し、少し休憩してから鉄道駅へ。電車でチューリッヒ空港へ行き、1人149フランを支払って唾液によるPCR検査を受けました。やすさま他の方々から事前に情報を頂戴したお蔭で、予め属性データを登録しておいたので、受付はスムーズに進みました。受検に来ているのは日本人か日本へ渡航予定の人ばかりでしたが、自分で属性情報の登録ができずに、係員にやってもらっている日本人がいて、職員の方々は大変そうでした…。

空港内のスーパー等を見て回って待ち時間を潰し、受検から約1時間半後に「陰性」の結果メールを受信。再び検査センターへ出向くと、数分で日本政府指定書式の証明書を受領することができました。空港内の「ミグロ Migros」で総菜やサラダを、「COOP」で冷えたワインを買い、ホテルへ戻ってから部屋で夕食にしました。「MySOS」アプリ上の事前検疫手続きがすべて完了し、青色になりました。あとは飛行機が無事に飛べば、何とか帰国できそうです。
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先ずは『陰性証明』を受領出来て良かったです。ホッとされていることと思います。第一関門突破ですね。
ホテルでのご朝食、豪華ですね。サーモンのマリネ(?)まであるのですね。クロワッサンも美味しいそうです。(特に大きな方が!)『機械音』って、気になりますよね。私は機械の発する重低音等を耳がよく拾ってしまうので、奥様同様、熟睡出来ないと思います。お部屋を替えていただけて良かったです。言ってみるものですね。
おーーーっ!市民教会、目映いほどの美しさデスねー。気持ちの良い青空のもと、市内観光が出来たこと…大変嬉しく感じています。やっぱり、曇りと晴天では違いますねー。山岳地帯ほどの影響はないものの、やはり色彩が鮮やかでコントラストが強く心を刺激してきます。軒を連ねひしめき合う様に建つ目抜き通りは活気を感じます。庭園、美術館、博物館がそこかしこに点在し、都会でありながら自然と芸術が身近で…豊かな暮らしだなぁ…と思います。
林檎の実が日一日と色づいて、これからは一気に秋が駆け抜けて行くのでしょう。こんなふうに気持ちの良い庭園で季節の移り変わりを感じることが出来たら素敵だなぁ〜と、ギュウギュウの通勤電車に乗りながら、暫し現実逃避しております。おーと様の旅もファイナル…あわわ…明日から何を楽しみに過ごせば良いのやら…この3ヶ月がワクワク過ぎて…ギャップが………。(苦笑)
白ビール…イイですねー。そうですね!空港内でしたらスーパーも365日Open していますねぇ!夕飯がゲット出来、冷えたワインで祝杯…。昨夜は機械音は大丈夫でしたか?
…無事に飛行機が飛べます様に…と、第二関門突破をてるてる坊主様にお願いをしました。3ヶ月間、ベランダに吊るされたてるてる坊主様は、すっかり色褪せくすんでいます。その分私の脳裏に、素晴らしい景色が色濃く、鮮やかに焼き付いておりまーす。本当にありがとうございました。
では、どうぞお気をつけてお帰り下さいませ!
明日からは、検査場はガラガラになるんでしょうね。
第二関門は問題ないでしょうが、無事のご帰国を祈念しています。
ヴィンタートゥールのホテル、当初は駅に隣接しているところを予約しようとしたんですが、そこは週末に朝食を提供できないようなので、今の旧市街の中心に建つホテルにしました。私にとって「ホテル泊の楽しみ=朝食」ですから、朝食の内容は重要です(笑)。昨夜の部屋は変な物音がせず、カミさんも熟睡できたようです。
日曜は商店が開いていないので、街は静かで前日とは全く違った雰囲気でしたが、それはそれで良かったと思います。ヴィンタートゥールは確か人口比で美術館が最も多い街じゃなかったでしょうか。我が家は芸術に疎いので、猫に小判・豚に真珠ですけど…。
チューリッヒ空港は大変に混み合っていました。日曜で買物客も来ているんでしょうが、前日にルフトハンザ航空がパイロットのストライキで大量欠航したらしく、その反動もあるのかなと思いました。今日も飛んでくれれば良いのですが…。空港には早めに行こうと思います。
今日は月曜で美術館・博物館やキーブルク城なんかは休館なので、午前中にヘルンリ山でもハイキングしようかと思ってましたが、その後に靴や衣服を履き替えてスーツケースに収納し直すのが面倒で、やはり山行きは見送ります。何処か近隣の町でもブラブラしようかと考えてます。