
朝食を楽しんだ後にホテルをチェックアウトし、荷物をフロントに預けてメストレ Mestre の中心街まで散策に出掛けました。トラムが走るカップッチーナ通り Via Cappuccina を歩いて行きました。

サン・カルロ・ボッロメーオ教会 Chiesa di San Carlo Borromeo を覗いてみました。修道院の付属聖堂のようです。

「レ・バルケ Le Barche」という商業ビル。百貨店「コイン COIN」とスーパー「パム Pam」が入っています。手前は市電の線路ですが、ヴェネツィアのトラムは線路が1本です。パドヴァも同様でした。

「パム」のチーズ売場。パルミジャーノ・レッジャーノが安かったのでお土産に買いました。

隣の魚売り場も品揃えがとても充実していました。

エルミニオ・フェレット広場 Piazza Erminio Ferretto。周囲に商店が並び、意外にお洒落な中心街でした。

エルミニオ・フェレット広場の北端に建つ時計塔 Torre dell'Orologio。

映画館跡らしき建物(写真右)。

メストレ大聖堂 Duomo di Mestre(サン・ロレンツォ大司祭教会 Chiesa Arcipretale di San Lorenzo)。

メストレ大聖堂の内部。ちょうどお葬式が始まるところでしたので早々に退散しました。

「ガッレリーア・マッテオッティ Galleria Matteotti」という古そうなアーケード街。100年以上前に造られたものらしいです。
ホテルの荷物を引き取って早めに空港へ向かいました。空港行き直通バスに乗るつもりが、ターミナルに停まっていたバスによく見ずに乗ったら、普通の路線バスでした。少し時間がかかりましたが、まぁ空いていたし着いたから良しとしましょう。

ヴェネツィア空港のチェックイン・カウンターは混み合っていました。前日にウェブサイトでチェックイン手続き自体は済ませていて、ウィルス検査の陰性証明書はすんなりOKされたものの、日本行きの便にトランジットするなら厚労省の質問票アプリに回答してQRコードを示さないと搭乗券を渡せないとのこと。羽田に到着してから回答すれば良いと思っていたんですが…。引き渡したスーツケースも一旦取り戻すよう指示され、質問票に回答してQRコードを見せて、ようやく搭乗券をいただけました。
空港ターミナルからは滑走路の向こう側の海にヴェネツィア市街らしきものが見えました。ヴェネツィアからフランクフルトまではシェンゲン協定内のため出国審査はありませんが、空港の不具合でしょうか、大半の出発便の搭乗口が表示されておらず、フランクフルト行きも遅れが予告されていて、気を揉みました。幸い15分遅れで飛び立ち、フランクフルトにはほぼ定刻に到着しました。機内は完全に満席で、途中ドロミーティやオーストリア・アルプスの山々が窓からよく見えました。

フランクフルト空港での出国審査は陰性証明書のチェックも無く、あっさり通過。出ていく者は問題視しないということでしょうか。羽田行きの搭乗口では陰性証明書を見せるように言われましたが、問題ありませんでした。欧州域外への出発ターミナル「Z」は閑散としていて、商店も余り開いていませんでした。11ユーロの弁当や1個4ユーロのおにぎりなんかも売ってましたが、高過ぎて買えません…。
羽田行きの機内は半分弱の搭乗率でしたが、その大半はマニラへトランジットするフィリピン人男性客。我が家の座席もフィリピン人の団体客に囲まれていて、会話がうるさい(=感染リスクが怖い)ので乗務員に断って後方の座席へ移りました。
機内での夕食はトマトソースのペンネとレタスだけのサラダ、小さなゼンメル(パン)とチーズにバター、スコーンのようなデザート、以上。ワインも紙パックで売っているレベルの味。到着前の朝食はもっと簡素でした。ヴェネツィア〜フランクフルト便では水しか出ません(コーヒーも有料)でしたし、ルフトハンザはLCCになろうとしているんでしょうか。

羽田空港には定刻に到着しました。延々と歩かされてウィルス検査会場へ。検査の前に質問票(アプリで回答したのと同じ内容。どうして紙でも出させるんでしょうか)や厚労大臣宛の誓約書を確認され、唾液を提出した後も、「MySOS」や「COCOA」アプリのスマホへのインストール、スマホの位置情報アプリの設定状況等を次々にチェックされます。アルバイトの係員は(アジア系外国人も多いものの)沢山いて、入国者はそれほど多くないのでカミさんはスムーズにウィルス検査へ進めたようですが、私はスマホのカメラが不調でQRコードを読み込めず、随分と時間がかかりました。有料のレンタルスマホを押し付けられそうになりましたが、最後に「一度スマホの電源を落としてみましょうか」と言われてやってみたらカメラ機能が回復。難を逃れました。後でカミさんに「帰国時はスマホの不具合が起こりやすいから再起動させなきゃダメだよ」と注意されましたが、そういうアドバイスは早く言ってよ〜。
陰性の検査結果をもらって検疫カウンターを通り、入国審査は顔認証の機械ゲートで通常どおり通過。手荷物の引取り所にはワンちゃんが周回していて、カミさんのボストンバッグに反応しました。今日買ったチーズが原因かと思いましたが、動植物検疫所でレンズ豆が没収されました。滞在中に食べていた残りをカミさんがバッグに入れていたようです。
空港から自宅までタクシーも利用不可とのことでしたので、前日に帰国者対応のハイヤーをネット予約しておきました。入国審査にかかる時間が読めないので空港到着予定時刻の約3時間後に頼んでいましたが、実際には1時間半で済み、ハイヤーの運転手に電話したら既に待機中とのことですぐ来てもらえました。
ともあれ大過なく帰宅できてホッとしました。

自宅でシャワーを浴びる際に体重を計ったら、出発前に比べて5sも減っていました。体脂肪率も5ポイント減で、体内年齢40歳! 嬉しいですが、これから2週間も自宅に籠っていたら、完全に元通りのブヨブヨに戻っちゃうんでしょうねぇ…。